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東雲明(しののめあきら)の徒然エッセイ  作者: 東雲 明


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第29話 あなたがもし、犯罪に巻き込まれていたら

こんにちは、東雲明しののめあきらです。


最近こちらの更新が止まっておりました。理由はシンプルで、本編の執筆と改稿、それからゲーム動画やアニメの制作まで同時進行していたからです。

いわゆるマルチ活動ってやつですね。作家って、机に向かって静かに文章を書いているだけの職業だと思われがちなんですが、実際はわりと戦場です。文章を書き、動画を作り、宣伝をして、反応を見て、また書く。気がついたら一日が終わっている。そんな毎日を過ごしていました。


そんな中で、今日とある方から一つの話を聞きました。


わたしの小説に、毎日のように来ていた酷評感想についてです。


まぁ……酷評と言えば聞こえはいいですが、実際はそんな生ぬるいものではありません。

内容を少しだけ挙げると、◯ね、消えろ、通報済み、本名、住所、家族構成特定、拡散済み。

おまけに赤ペン先生ごっこ。

つまり、作品の感想でも批評でもなく、ただの侮辱です。


インターネットってすごいですよね。

人間の底って、こんなに浅いところにあったのかと感心するくらい、びっくりする言葉が平然と飛んできます。


ただ、わたしはこれまで「まぁネットだしな」で流していました。

感想をもらったら「読んでくださってありがとうございます」と返す。

相手の作品を読みに行くこともありました。

作家同士の交流って、そんなものだと思っていたからです。


でも、今日聞いた話で少し考え方が変わりました。


あまりにも酷評が大量に来る場合、同一人物が複数アカウントを使って成りすましている可能性がある、という話です。


つまり、一人の人間が十人、二十人を演じる。

別人のふりをして、集団で叩いているように見せる。


そういうケースは、実際にあるそうです。


最初にそれを聞いた時、わたしは正直ゾッとしました。


だって考えてみてください。

もしそれが本当だったら、ですよ。


わたしは今まで、作家だと思って丁寧に返信していた相手が、

実は作家でもなんでもない。

ただの嫌がらせ目的の人間だった可能性があるわけです。


しかも、わざわざ何個もアカウントを作って。


そこまで暇なんですか。

いや本当に。


人生の貴重な時間を、知らない作家を叩くことに全振りする。

ある意味すごい才能です。

その努力、普通に働くとか、勉強するとか、作品を書くとか、もっと別のことに使えばいいのにと本気で思います。


ちなみに、以前あるスペースにお邪魔したときも、似た話を聞いたことがあります。

「俺も」「わたしも」、同じような酷評を何通ももらった。

そんな話が普通に出てきました。


つまり、これはわたしだけの話ではないんですよね。


創作界隈では、わりとよくある現象らしいです。

残念ながら。


もちろん、本当に複数人で叩いている可能性もゼロではありません。

ネットの有名人なら、そういうケースもあるでしょう。


でもですね。


受賞歴もない。

知名度もそこまでない。

ただコツコツ書いているだけの駆け出し作家。


そんな人間を、わざわざ集団で叩くと思いますか?


普通に考えたら、ちょっと不自然です。


だからこそ、「一人、もしくは少人数による成りすまし」の可能性を聞いたとき、

ああ……そういうことかもしれないな、と妙に納得してしまいました。


怖いですよね。


だって、もしそれが本当だったら。


あなたが普通に作品を書いているだけで、

知らない誰かが裏で複数アカウントを作り、

あなたを叩くための劇場を一人で開いている。


もはやホラーです。


そしてもう一つ怖いのは、

その人が「作家の顔」をして近づいてくる可能性です。


つまり、同業者のふりをして。


感想を書き、交流しているふりをして、

裏では延々と嫌がらせを続けている。


もしそれが事実だったら、

ちょっと笑えないですよね。


というわけで。


わたしはこの話を聞いて、少し怖くなりました。


なので、本日をもって当面の間、表だった活動を控えようと思います。


といっても、創作をやめるわけではありません。

むしろ逆です。


動画やアニメ制作。

プロットの練り込み。

気が向いたらこのエッセイの更新。

本編の方は宣伝のみ。


そんな感じで、少し距離を取りながら活動していこうと思います。


少し寂しくなるかもしれません。

でも、創作って本来、楽しいものですからね。


誰かの暇つぶしの嫌がらせに心を削られるくらいなら、

静かな場所で、自分のペースで書いた方がずっといい。


作品は逃げません。

物語も逃げません。


でも心の平穏は、意外と簡単に壊れます。


だから、少しだけ守りに入ります。


どうかご理解いただけると嬉しいです。


それでは、また。


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