第16話 他の会社に異動したのに、イベントの時を狙って戻ってくる彼氏の話
毎度!
東雲明です。
この話、実は2/3に投稿予定だったんですが、まあ……色々ありまして。
14話〜15話あたりを読んでくださった方は、もう察してください。
人生って、どうしてこう「今それ来る?」ってタイミングで事件を投げてくるんでしょうね。
神、空気読んで。
さて、少し前の話になりますが、うちの会社で豆まきイベントがありました。
節分です。鬼です。豆です。
社会人にもなると「豆を投げる」という行為が、だいぶレアになりますよね。
それでもやるのが、イベント好きな我が社。
鬼役もちゃんと用意され、
豆も用意され、
団子やおもちまで並ぶという謎の本気度。
「会社の節分ってここまでやる?」
と思いつつも、まあ楽しいからヨシ。
写真撮って、わいわいして、はい解散——のはずでした。
その日の夕方。
真の鬼が現れます。
別の会社に異動した、私の彼氏です。
この男、何を思ったのか、
事前連絡ゼロ
アポなし
部外者
という三重苦を背負った状態で、うちの会社に突撃。
そして放った第一声。
「俺! 鬼! サプラーイズ!!」
……いや。
誰も。
本当に誰も。
一ミリも驚かない。
そもそもイベントほぼ終わってる。
鬼役も帰ってる。
豆も片付いてる。
空気は「お疲れさまでした〜」なんですよ。
そこに現れる成人男性、突然の自己申告。
俺!鬼!
いや知らんし。
名乗られても困るし。
鬼って自己申告制じゃないから!!
しかも彼、周囲がドン引きしていることに気づかず、
「え? サプライズなんだけど?」
みたいな顔をしていたそうです。
いや、サプライズなのは
元社員が無断で乱入してきた事実だから。
警備呼ばれなくてよかったね?
さらに問題はここからです。
彼、
私か誰かが残していった団子とおもちを、無言で食べて帰ったらしい。
無言で。
連絡もなしに。
勝手に。
待って????
そこ、通過点みたいに書いたけど、
だいぶ重罪だからね???
せめてLINEしなさいよ。
「団子ありました!」
「食べました!」
「ごちそうさまでした!」
この三点セットで済む話でしょうが!!
しかも後から聞いたら、
「俺のいない所で楽しいことやってたんですかぁっ」
とか、わりとガチめに拗ね散らかしていたらしい。
……いやいやいやいや。
君、部外者。
完全に部外者。
今ここ、あなたの職場じゃない。
招待もされてない。
なのに拗ねる資格、どこにある???
情報を整理しよう。
・イベントは会社内
・あなたは異動済み
・連絡なしで乱入
・勝手に団子を食べ
・「俺いないのに楽しかったの?」と拗ねる
……役満です。
正直、
「よくその流れで帰れたな」
って感心しました。メンタルが鬼。
ただし。
お団子とおもちを無言で食べた件については——
まあ、今回は許しました。
理由?
彼が、私の異世界ファンタジーのコミカライズを、私以上に信じている男だからです。
「絶対コミカライズされるって!」
「アニメもあるって!」
「俺、関係者席で見るから!」
いや、まず現実世界でのマナーを習得してから
異世界に行ってくれ。
しかも後日判明したんですが、
彼、うちの会社のX公式アカウントをフォローしていて、
イベント情報を逐一チェックしていたらしい。
いや!!
そこまで見てるなら!!
なおさら!!
連絡しなさいよ!!!!
「今日イベントあるんだね」
この一言がなぜ送れない???
もうね、
そんなに楽しいことが好きなら、
戻ってきなさいって話ですよ。
豆まきも、団子も、イベントも、
全部「俺も混ざりたかった……」って後から言うくらいなら、
最初から混ざる努力をしよう。
というわけで、
最近ちょっと暗めな話題が続いていたので、
今日は久々に
「何それww」「情報量多すぎww」
って笑ってもらうための徒然日記でした。
人生、予告なしの乱入イベントは多いですが、
豆を投げられなかった自称・鬼くらいなら、
まあ……ギリ、笑い話です。
じゃ、またねん。




