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ニュー&スー劇場「こわいもの」


 ニュー「はい。はじまりましたね」

 

 ニュー「では、初めての人もいるかもなので名のりからいきますか」


 ニュー「ウルフと人間のハーフ。ニューです」


 ニュー「そして」

 

 スー 「ウサギと人間のハーフ。スーです」


 ニュー「はい。ニューとスーでやらしてもらってますが」


 スー 「ウルフって、狼だよね?」


 ニュー「まぁ。そうともいうかな」


 スー 「じゃあ。狼人間だ」


 ニュー「いや、それを言ったらそっちは兎人間になるでしょ」


 スー 「兎人間でもいいけど、狼人間ってなんかうさんくさくない?」


 ニュー「え、それは、偏見!、偏見はやめてね!」


 スー 「でもハーフという設定も特にないんだけどね」


 ニュー「設定とか言うのはやめてね、記憶ね。記憶、もしくは記録ね」


 スー 「それで言うと兎や人間の記憶も記録もないから"神に選ばれし者"かな」


 ニュー「え?」


 スー 「え?」


 スー 「さて、いつもの煽りはこれくらいにして、どうぞ」


 ニュー「ちょ、まぁいいか・・・」


 ニュー「ではでは、こわいものってある?」


 スー 「こわいもの?」


 ニュー「そう、こわいもの」


 スー 「今…かな…」


 ニュー「え?…まっ…まぁこわいものにも色々あるからね…」

 

 ニュー「何というか…ほかにこわい"もの"はない?」


 スー 「もの?」


 ニュー「そう…出来事というよりは存在的な」


 スー 「う~ん…」


 スー 「生物…武器…集合体…機械…未知…悪魔…神様…幽霊…噂話…人間…」


 スー 「あとは…人参…」


 ニュー「人参!?」


 スー 「え?ほら、好きな物ってよくよく考えた時に色々こわくなるから」


 ニュー「あっ、人間と響きが似てたからじゃなく、人参は好きな物だからなのね」


 スー 「これでも兎風な"存在"をやらせてもらっている"もの"でね」


 ニュー「兎風とかやらせてもらってとか言うのやめてね」


 スー 「で、こわいものがどうしたの?」


 ニュー「はいはい、こわいものという事でこちら」


 スー 「暗い山奥ですかね?」


 ニュー「こちらに映っているのは怖いと噂話のある。とある場所です」


 スー 「で?この画面に何か映ってるとか?」


 ニュー「それはわからないです」


 スー 「え?」


 ニュー「実はこれ、スタッフさんに頼んで映像をとってきて貰ったんです」


 スー 「どこにスタッフ行かせてんねん!」


 ニュー「それで、今から何か映っていないかをみんなと一緒に確認しようかと」

 

 スー 「なにそれ!もしも何か映ってたらどうすんだよ!」


 ニュー「たぶん大丈夫。事前撮影したものだからスタッフも軽く確かめてるから」


 スー 「スタッフ信じてもいいのか?」


 ニュー「まぁ…とりあえずやりますか?」


 スー 「勝手にやってもいいけど責任は取らないからね」


 ニュー「そうね…責任は…まぁ何かあったらその時に決めましょ」


 スー 「その言い方!?何か起きるの!?何?フラグ?」


 ニュー「まぁまぁ…で、確認方法ですが」


 スー 「何、すごいたんたんと話を進めていくじゃん!」


 ニュー「…ということで撮影映像から3D化して手動で移動できるようにしました」


 スー 「もうこれホラーゲームじゃん!」


 ニュー「いや……ただの散歩ゲームです」


 スー 「散歩なら明るくて天気のいい日にしようよ!」


 ニュー「ではでは…始めます」


 スー 「………」


 ニュー「静かにならないでよ。何かあったら言うんだよ」


 スー 「う……うん…」


 ニュー「ほら、夜道の散歩。特に何もなさそうだね」


 スー 「う……うん…」


 ニュー「もう生返事しかしないじゃん」


 スー 「う……うん…」


 ニュー「ちょ…もうすぐ終わりだからほらトンネル見えてきた」


 スー 「………」


 ニュー「何?いいから進めって?声出してね」


 スー 「………」


 ニュー「特にトンネル内も何もないですかね」


 スー 「………」


 ニュー「マイクオフになってないよね?。ほら、トンネルも抜けるよ」


 スー 「あっ」


 ニュー「…という事でトンネル抜ければ……綺麗な星の見える夜空でした」


 スー 「こっ…これで終わり?…」


 ニュー「終わり」


 スー 「ふぅ~~~」


 ニュー「暗くて見えないけど海辺の星がきれいに見える場所まで行く散歩ゲームでした」


 スー 「何だ。何もないのか」


 ニュー「こわいっていうのは…」


 ニュー「まっ、"うわさばなし"だからね」


 スー 「"こわいもの"はとか話するから何かあるのかと思った」


 ニュー「気付かないだけで実は何かあったかもしれないけど」


 スー 「えっ」


 ニュー「ないとは思うけど。何か起こると見せかけて何もないという予定だったので」


 スー 「何それ、予定だったって、予定変える事もできたみたいな言い方に聞こえるけど?」


 ニュー「まぁ何か起こるパターンもやっぱりみたいでしょ?」


 スー 「いえ。結構です」


 ニュー「でも、ほら、みんなはあった方が良かったとか言ってるよ」


 スー 「いえ。結構です」


 ニュー「そういうと思って!」


 スー 「無視して進めてる!?」


 ニュー「色々起こるバージョンかっこ意図的というのをみんなもダウンロードして遊べるようにしました」


 スー 「何それ?まさかこれからやるとか言わないよね」


 ニュー「ネタバレするのもあれだし、時間的にもないからまだやらないけど」


 スー 「よかった」


 ニュー「まぁおいおいにって感じかな」


 スー 「まっ、まぁおいおいね。おいおい」


 ニュー「でもほら、道は今回と変わらないからなれたでしょ?」


 スー 「いや。なれや安心している時に…っていうのが一番怖いんだから」


 ニュー「ギャップがいいっていうやつだよね」


 スー 「よくない。よくない。平凡でいいから」


 ニュー「平凡だと何もひかれる所がないじゃん」


 スー 「突然にというよりは、いつの間にか気付く的なのでいい」


 ニュー「っということで」


 スー 「突然話のかじきった!?」


 ニュー「続いてですが・・・」



その後も会話はしばらく続いていた


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