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元冒険者の指名依頼

今回は三人称視点でのお話です。

基本ハクヤと別の場所で起こった話は三人称にする予定です。

ハクヤ達が森に向かっている時、ある街には凄腕の元冒険者が来ていた。


「ねぇミリヤ、この街に来るのもすごく久しぶりな気がするけど」


「いいえ、私は最近買い物に来たわよ、フィンは誘っても街に来ないから、久しぶりなのよ」


「...すまない、今度からはなるべく買い物もつきあうよ」


「いいわよ、フィンは村のことも色々してるし、ハクヤとキャロちゃんの、特訓に付き合ってあげてるから仕方ないよ」


「そう言ってもらえると助かるよ...見えてきたね」


フィンとミリヤは街のことについて2人で話してると目的の建物に着いた。時に気負うわけでもなく、軽い足取りで、2人が入ったのは冒険者ギルドだった。


どんな時間帯でも、大抵冒険者ギルドの中は賑わっている。その雰囲気に少しの懐かしさを感じながら。

2人は入ってすぐの、カウンターに向かった。


「こんにちは、クエストの申請ですか?それともランクアップ試験の手続きですか?」


カウンターの女性は、営業スマイルで2人に話しかける。


「こんにちは、今日はギルド長に用があるんだ、呼んできてもらえないかな?」


「面会予約などされてますか?」


「してないけど、呼ばれたから来たんだよ、確認してくれればすぐに分かると思うよ」


「分かりました、今確認に行きますね、ところでお名前は何と言いますか?」


「すまない、名乗り忘れてたよ。僕はフィン、そして後ろにいるのがミリヤだ」


「フィンさんとミリヤさんですね今確認してきます」


そう言って女性はギルドの中へと入って行った。



しばらくして、女性が戻ってきて奥の部屋に通された。


通された奥の部屋には1人の女性が待っている。


「久しぶりですね。フィンさんミリヤさん、今日は呼んでしまってすいません」


「久しぶりだねリーゼ、初めてあった頃は王都のギルド職員だったのに今ではギルド長までなったんだね、おめでとう」


「リーゼちゃんおめでとう、ギルド長も大変だと思うけど頑張ってね」


「2人ともありがとうございます!」


この街のギルド長リーゼは、二人の昔からの知り合いで久しぶりの再開で話が盛り上がっていた。


「さて、本題に入ろうかなどうして私とフィンは呼ばれたの?

今はもう冒険者じゃないのよ、まさかリーゼちゃんが会いたいからって理由で呼んだわけじゃないわよね?」


「それなのですが...実はどうしてもお願いしたいことがありまして、今は冒険者ではないことはわかってるのですが、2人でなければダメなクエストがありまして、今日はお呼びしました。そのクエストの内容が古代森林の調査です」


「1ついいかな、どうしても僕とミリヤじゃなきゃダメなのかな?SSランクの冒険者はいないとしてもAランクの冒険者ぐらい、いるでしょ?」


「それなのですが既にここのギルドにいる最高パーティの方たちに行ってもらいましたが、重症負って帰還しています。無事だったパーティメンバーの方に聞いても、「いきなり襲われて何が起きたのか分からなかった」との事です。王都の方に救援要請はしましたが、エンド村にフィンさんとミリヤさんが居るということで、そちらを頼れと連絡が来ました...ですのでどうか2人の力を貸してください」


ギルド長リーザが深々と頭を下げるそれを見て2人は考えた。

そして


「わかった、王都は救援を出す気もなさそうだし、仕方ないから僕達が行ってくるよ、いいよねミリヤ?」


「フィンがそれでいいなら私は大丈夫よ、それに昔からの友達のお願いは断れないから」


「ミリヤもいいって言ってるし、古代森林の調査行ってくるよ」


「二人共本当にありがとうございます!」


そう言ってまたリーゼは深々と頭を下げる。

その後2人は具体的なクエストの内容などを聞きその日のうちに調査をする事になった。


クエストの内容は古代森林の生態調査、謎の魔物の発見、異変があるかの確認この3つが主な内容になった。


「リーゼちゃんまた明日来るね」


「ミリヤさんお待ちしてます、フィンさんも本当にありがとうございます。お2人に限ってないとは思いますが無茶はしないでくださいね、無理なら即撤退でも大丈夫です」


「安心してリーゼ、受けたクエストはしっかりこなすから」


そう言ってリーゼと最後に少し話

別れをすませ2人はギルドから出た。


街を出てミリヤはすぐに〈転移〉の魔法を使い自宅まで戻る。


「本当に便利だよねミリヤの魔法」


「まぁ、魔法の才能があったからできたんだけどね、あと確証はないけど〈転移〉ぐらいならもうハクヤはできると思うよ」


「なるほど、ハクヤは魔法の才能もあるのか将来が楽しみだよ、ただいまーってあれ、誰の気配もない」


「あら本当ね、誰もいない、まぁ3人揃って村で遊んでるのでしょう」


2人は家に入るがそこには誰もいなかった。

家で昼食をとりすぐに森の調査の準備を始めた。


「ミリヤ準備できた?」


「大丈夫よ、とりあえず〈転移〉でいきましょうか」


2人は転移で森の前まで移動する、そして森の中にある強力な気配に気づいた。


「なんだこれ、なんでここまで強力なのにさっきまできづかなかった?何かわかるかミリヤ?」


「おそらく森周囲のみ気配を放つ魔物。しかも今も少しずつ強くなってる気がする、急いで倒した方がいいと思う」


「なるほど、そいつはまずいな、急いで行こう」


そう言って2人は気配のある方へと向かう、その道中で別の強力な気配が、おそらく魔物と近い位置にいる事に気が付いた。


「ねぇミリヤ、物凄く知ってる気配がするんだけど気のせいだよね...」


「奇遇ね私も知ってる気配があるわ」


「あの3人家にいないと思ったらまさか森にいるなんて、急ぐよミリア」


2人は更に速度を上げ魔物の場所に向かった。

目的地に着いた時、2人は異常な光景を目の当たりにする

「一体何がおこったんだ...」

そこで2人が見たものは

フィン「無事でいてくれ3人とも...」


ミリア「何も起きませんよに」

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