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不穏

昨日投降した『あれから一週間』

最後の方の文章に誤記入あったので29日12時ごろに編集しておきました。


今後もしかしたら、前作の主人公の名前が間違って文章の中に入っているかもしれませんは、もし見つけた場合コメント頂ければ助かります。

今作の新版の主人公の名前はハクヤです!

「待っていたよ、ハクヤ君中に入り椅子に座りたまえ、少しお話をしようか」


その扉を開けば、試験の日に出会った学園長と知らない男性が中にいた。

男性は軽装ではあるけど、武装をしていて、とても学園のこの場所にいるには違和感を覚える人物だった。

見覚えのない男性のはずなのに、何処か知っている雰囲気を感じる。

男性の事が気にはなるけど、俺は学園長に促されるまま、椅子に座った。


「学園長、入学試験振りですねよね?何か俺やらかしましたっけ?」


ノアの件以外で問題を起こした記憶がないから、呼び出される理由もわかっていない。すると学園長は俺の緊張を察したのか少し笑って話し始めた。


「別に今日呼んだのは、ハクヤ君が問題を起こしたからじゃないよ。簡単な面談と紹介したい人がいるから、呼んだだけだよ」


「紹介したい人...そちらの人ですか?」


そういって、学園長は男性を見た。

軽装で後ろに大剣、赤い髪と顎鬚が印象的。赤い髪...俺が何かを閃いたのを察して学園長が言葉を続ける。


「気づいたかな?こちらはフォルテ先生の祖父で、今年から学園の特別教師になってくれてる人だ。では自己紹介のほうをお願いします」


学園長がそう言うと、赤髪の男性が1歩前に出る


「紹介に預かった、わしはフォルテの祖父で名はグラハム、よろしくな!」


そう言ってグラハムさんは、右手を出してくる。握手に応じようと俺も手を伸ばした。

俺が手に触れようとした瞬間グラハム先生は体勢を変え、俺の胸ぐらを掴もうとしてきた。

いきなりの事だったが、上半身を反らしその手を躱して、右フックのカウンターを打つ、だけど見事防がれてしまった。


「さすがだな!あの一瞬でカウンターまで打ってくるとは、普通なら何もできずに硬直してるのだが...」


「俺を試したんですか?」


「まぁ、そんなところだ。結果については驚かされたがな、さすがはあの2人の子供か」


「あの2人の子供」と言う事は、父さんと母さんを知っているのだろう。2人を知っているからと言って、その子供を試すような真似をするのはどうかと思うが、一応認められたようだし俺の方も気にしない。

その後、学園長とノアの件やシャロの件を話した。


当然、理由があったとはいえ、貴族相手に好き勝手やったのは注意を受けたけど、今回は特にお咎めなし、シャロの件に関しても、俺は特に関係ないと前置きをされたうえで、自重をお願いするように頼まれた。

まだ学園に入学したばかりなのに学園長には迷惑をかけてしまった。


「今日はいきなりの呼び出しですまなかったな、最近は何かと物騒だから、気をつけて帰るのだぞ」


「わかりました、忠告ありがとうございます」


立ち上がり部屋を出ようとした時ふと、ある事を思い出した。


「そういえば学園長、初めて会ったとき語尾が「のじゃ」とかだったような」


「あー、あれはキャラ作りだよ、見た目がこんなお爺ちゃんだから、あの喋り方のほうがそれっぽいだろ」


「あ、そうでしたか、失礼しました」


キャラ作りとか衝撃のカミングアウトを聞いてしまったが、俺がどうこういえる事でもないのであまり気にする事もなく、学園長質を後にして、学園から帰宅した。


「ん、あれは?」


学園を出て、家に着きそうになった頃、反対方向からキャロが走っくる。何やらすごく急いでいる様子。


「キャロそんな急いでどうしたんだ?」


「お願い、ハクヤにぃ助けて!!」


キャロはかなり焦っているようで内容も何も話さず助けを求める、よほどの緊急事態らしい。

よく見ると、あのキャロが汗をかき、息を切らしている。


「落ち着け、話してくれないわからないだろ?何があった?」


「ルリちゃんの気配が消えたの!」


キャロの言葉に、俺は何も返せなかった。

冗談かと思いキャロ見るが、その真剣さと焦りから冗談には見えなかった。


「キャロ詳しい話を聞かせろ」


キャロいわく、学園を出た後、3人でいろんなお店を見て回っていたと。

途中でルリが「用事を思い出したから待ってて」と言い、不思議に思いながらもその場で待つことに。

なかなか帰ってこないから、どこにいるのか申し訳ないと思いながらも〈索敵(サーチ)〉で探した時、すでには、気配が消えていたと。

そして今、王都中を探し回っていたと。


「ハクヤにぃ、ごめんまさかこんな事になるなんて」


今にも泣きそうになりながらも、キャロ泣かずに俺に謝った。

俺は、そんなキャロを抱きしめて頭を撫でる。


「気にするな、キャロが悪いわけじゃない。それより今はルリを探すのが優先だ、キャロは先に帰って、母さん達にこの事を伝えておいてくれ。必ず連れて帰るから」


「わかったわ、お母さん達に伝えたら、私もまた探すから」


そうしてキャロと別れすぐに俺も〈索敵(サーチ)〉を発動する。


「王都を探しても確かにルリの気配は見つからない、だが...」


ここ王都は、かなり大きく当然たくさん人も住んでいるが、一部の特定の場所は、人の気配のない場所あったりもする、大体そういうところにいるのは、職を失った者や、お尋ね者だったり、犯罪者だったりする。簡単に言えばスラム街だ。

そして今回の〈索敵(サーチ)〉で普段からは考えられない気配の数がスラム街に集まっているのに気がついた。


いない可能性もある。だけど今はその場所にいると信じて走り出した。

移動中にシャロの魔力を探し〈テレパシー〉を使う。


『シャロ聞こえるか?』


『あ!兄さん、大変なのルリちゃんが』


『話は聞いてる、俺の方でルリのいそうな場所を特定した。今から場所教える。そこで合流しよう』


『わかった』


スラム街の場所を教えて、俺も急ぎそこまで向かう、場所的にはシャロのほうが近いのでシャロが先に着くだろう。

焦りと、危機感を覚えながら、俺の中では何かが燃えているような感じがした。

ハクヤ「待ってろ、すぐ行く」



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