あれから5年たちました!!
この話からあとがきでキャラセリフを入れます。
変更点は前書きに記入しておきます。
前作との違いはステータスについてと言語について
シュテルクスト、そこは俺が転生した世界。神様に転生させてもらった直後は、どうしようもない危機に陥っていたが、フィンという男性に助けられた。フィンは俺を拾ってくれただけではなく、赤ん坊の俺を育ててくれる、この世界での父さんになった。父さんはミリアという女性と結婚していて、ミリアも俺の事を受け入れてくれて、母さんになった。2人は俺が転生した、森からそれほど遠くない、エンド村という村で生活していて、俺もそこの住人となった。エンド村は決して大きくなく、村に住み人達は大体知り合い、その村の中で俺も可愛がられて成長していった。
3歳になる頃には、家にある本などを読み漁り魔法に関する事やこの世界の知識について学び始めた。この頃、俺が本を読んでるのを母さんが見かけては
「ハクヤにまだ本は難しいと思うから、読み聞かせてあげるね」と言いながら、俺を膝の上にのせて一緒に本を見ながら、読み聞かせてくれたりもした。俺は本を読めることを母さんには伝えてなかった。完成してない肉体では発生が上手く行えず、明確に意図を伝えられないから。それと、この世界の文字は地球の文字とは違っていたが、俺が読めるよう変換されていた事から、神様が何か助けてくれたと思っていたから。
この世界の知識を得ていく中で、俺が少し変な事はすぐにわかった。父さんと母さんの前では、少し大人しい子供を演じながら過ごしていた。
この世界では、5歳ぐらいの子供達が本のいろいろな勉強をし始めたり、初歩の魔法を発動する事ができるのだが、俺は年齢関係なく神様からもらった力で、ほぼ全ての本が読めて、魔法もある程度は自由に扱えるようになっていた。
また、その頃から体力を作るためと運動もをしたり、父さんに頼んで、武器の扱いなども教えてもらった、武器の扱いを教えて欲しいと言われた父さんは「ハクヤが、どうしてもというなら教えてもいいけど、教える時は全力でやるからね」と言われ、それを聞いた俺は元気よく「お願いします」と返した。その日から色々な武器などの使い方を教えてもらった。
ステータス。それは5歳を過ぎた頃に確認できるようになる、自分を表す表記。力、素早さ、魔力、体力、防御に分けられていて、ランクG~SSSまでつくようになっている、ランクは基本的に、その人が今までやってき事の積み重ねで上がっていき、それがステータスのランクに反映さる。小さい頃から運動などをしている子供は体力や力がFだったりする、またステータスを確認した時に、魔力Eだったりと元から高い場合もある。
一般的に大人は平均ランクDが普通で、冒険者などは、平均ランクBを越えると上級者として認められたりもする。
5歳を目前として、俺は自分のステータスが気になりだした。事前知識で5歳を過ぎた頃と思い込んでたから、試してなかったけど。ダメもとで試す事はできる。
そう思ったのは5歳になる5日前の事だった。
「[ステータスオープン]」
力-S
素早さ-SS
魔力-SSS
体力-S
防御-A
言葉を失うとはまさにこの事だと思う。
本来5歳児ではあり得ないステータスがそこには表示されていた。(このステータスは、他の人に見らせられな、父さんにも母さんにも!)内心そう思いつつどうするのか考える。
何故こんなステータスになったのか自分でも何となく理解はしていた、特に魔力に関しては3歳の頃、魔力量を上げる方法を知り、それをひたすら試し続けていた。
その方法が自分の持ってる魔力を限界まで使い、魔力が回復したらまた限界まで使う事を繰り返す方法。
最初こそ魔力を使えば無くなり眠って、回復させて魔力を使うようにしていたが、ある日を境に、魔力のそこが見えなくなっていた。どれだけ使っても眠る事はなく、それでも限界使い続ける様にしていた。それが原因で魔力のステータスは最大になっていつと思う。本来魔力は何度も限界まで使用し回復し、また限界まで使用したところで、2年では限界まで上がることはないはず、だけど俺は神様から〈神・成長加速〉のスキルを貰っているおかげで、魔力が最大になっていたと思う。
さすが神様ありがとうと、心の中で手を合わせた。
魔力以外のステータスは父さんとの稽古と、神様からもらったスキルのおかげで、ここまで成長したと思っている。父さんは元相当凄腕の冒険者らしく魔力以外のステータスは全てSを越えていて、そんな人に稽古をつけてもらった事と、スキルがあった事、この2つの要素が組み合わされば、あのステータスになるのは、ある意味当然だった。
このステータスを見られるのは、よくないと思い、〈魔法創作〉でステータスが改変できる魔法を作り、無理やり改変した。
表示上を改変しただけなので実際のステータスが変わる事はないけど。
〜5日後〜
その日の午前中は、日課になった父さんとの稽古ではなく、家の中に俺、父さん、母さんの3人が集まっていた。これから俺のステータスを確認する重要な日。
「ついにこの日が来たわね。ハクヤのステータスが見れるこの日が」
「あぁ、ついに来たね、ハクヤは武器も色んな種類使えるから、きっと戦士に向いてるステータスたと思うよ」
「いえ、魔法も上手く使えるから、きっと魔法使いを目指せるステータスよ」
「うん、そーかもしれないね、なんにしてもきっと普通の子供より高いだろうな...さてハクヤそろそろ見せてほしい。ステータスの出し方は分かるね」
「さすがにそれぐらいはわかるよ父さん、じゃあ行くよ[ステータスオープン]」
俺の言葉と同時に3人の見える場所にステータスが表示された。
力-B
素早さ-C
魔力-A
体力-B
防御-D
表示されてるステータスを見て2人は、唖然としていた、最初に声を発した母さんは「魔力は高いと思っていたけどまさかAランクだなんて...」と呟いていた、その言葉を聞いた父さんは「きっとハクヤは大人になったら大物になれるよ!」と言ってくれた。
その言葉を聞いて曖昧な返事を返して、苦笑するしテナント過去の場をやり過ごすのだった。
ハクヤ「言えない、もっとステータスが高いなんて...」
ミリア「ハクヤ何か言った?」
ハクヤ「何でもないよ」