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死んだので、異世界に転生しました

今日から1カ月は毎日投降の予定です!

「ここは、いったい...?」


不思議な浮遊感を感じながら、意識が覚醒する。周囲を確認すれば見たこともない白い空間に俺はいた。そこはあたり一面何もなく、ただ真っ白で果ての見えない空間だった。


「ここは、転生の間じゃよ」


不意に背後から声がし、驚きつつも振り返ると、そこには頭をぽりぽり掻いてる老人が立っていた。


「貴方は誰ですか?そしてこの場所は...」


話しかけながら自分の記憶を確かめる。俺はバイトが終わり家に帰ってる最中だった気がする、ただその記憶は曖昧で、俺自身の現状は何もわからない。

俺が考えている事など気にせず、目の前の老人は話し始める。


「まず儂の正体じゃが簡単に言うなら儂は神じゃ、そしてお主がここにいる理由じゃが...お主は事故で死んだのじゃよ。そして儂からも質問じゃお主名前はなんというのじゃ?」


目の前の老人もとい神様は、正体とこの場所にいる理由を教えてくれて、俺の名前を聞いてきた。だけどこの神様、俺が事故死だと言う事を教えて呉れる時、言葉を詰まらせ気まずそうに目を逸らして言った、明らかな違和感に、俺は自分の名前を教えると同時にカマをかけてみることにした。


「俺の名前は来栖白夜(くるすはくや)と言います。そして神様あなたは事故って言いましたが、何か隠してる事があるんじゃないですか?」


友人にカマをかける様に軽口をたたけば、神様が少し黙り俺の目をジッと見た。ただならない雰囲気に少し空気が重くなる。そしてゆっくりと神様は口を開いた。


「お主のような勘のいいがきは嫌いじゃよ・・・まぁ確かに儂のミスなんじゃけど」


何処かで聞いたような言葉を言いながらも、特に隠さずすぐに教えてくれた、思ったよりお茶目な神様なのだろうか?そんな事を思いつつも、次の疑問を神様に聞いてみる。


「ところで神様、ここが転生の間ってことは、俺は今から転生できるんですよね!?」


この質問は、俺の中ではかなり重要なことで、転生の間何て名前を聞けば感情も高ぶってしまう、そんな俺はちょっと興奮気味に神様に聞いてみた。


「うむ、お主は転生できる。そしてこちらのミスで死なせてしまった償いとして本来はできないがどんな世界で転生するかおぬしに選ばせよう。まず今までおぬしが生きてきた世界か異世界どちらが」


「ファンタジー異世界でおねがいします!」


神様が言葉を言い終わる前に、物凄い勢いでお願いしていた。そんな俺を見て神様が若干引いていたが気にしない、なぜなら異世界のほうが夢があるから。

元々アニメやファンタジーが好きで、自由な時間があれば、アニメをみるか、ゲームをするか。小説を読むかで時間を使うぐらいアニメなどが好きだった、そんな俺が異世界にいけるというなら、行く以外の選択肢はない。


「わ、わかったお主を異世界に転生させよう」


押され気味な神様は、俺を落ち着かせて、少しの静寂が俺と神様の2人の間に走る、かと思えば神様はおもむろに両手を上げた。


「お主の死は儂のミスから発生したものじゃ、転生するにあたって要望があれば何でも、何個でも叶えるぞ!!」


「本当ですか!なら、早く強くなれるようなスキルと、見ただけで色んなことがわかるような鑑定のスキルと、神様が便利だと思う能力をください!」


神様の大盤振る舞いに全く遠慮せずに要望をいってみた。いきなり言われると思わなかったのか、少しの間だけ動きが止まっていたが、すぐに我に返り一回咳払いをして俺の要望について返事をしてくれた


「わかった、お主の要望を受け入れよう、まず1つ目の要望には〈神・成長加速〉と言うスキルを授けよう、お主の行く世界は、魔法でもスキルでも使用すればするほど、成長してゆく、それが早くなるスキルじゃ、次に2つ目はを〈完全鑑定〉という、簡単に説明すれば、鑑定の上位互換のスキルをを授けるのじゃ、3つ目は〈魔法創作〉(マジッククリエイト)これは存在しない魔法でも生み出せる魔法じゃ、はじめは使い方に悩むかもしれんがそのうち慣れるじゃろ。それともう1つ〈肉体離脱〉(ファントム)も授けておくのじゃ、名前の通り自分の体から魂を放して、仮初の肉体で周囲を確認できるスキルじゃ、一応魂を長時間離れると、戻れなくなったり、実体はないから、触れる事はできないのじゃ、そしてわしからの補足じゃ、お主を送る世界は、スキルや魔法があり様々な種族が存在する。魔王や勇者は存在するが基本的に平和な世界じゃ。詳しいことはあちらの世界にいって調べるといいのじゃ。おっとそろそろ時間じゃ、もうすぐ転生が始まる、たっしゃでな。」


「わかりました。何から何までありがとうございます。神様には感謝してもしきれませんよ。」


神様からの説明を受けて詳しい事はわからなくても、所謂チート能力を授けてもらえた。次意識が覚醒する時には夢のファンタジー異世界が待っている。

そんな事を思いながら、次第に俺の意識は闇に落ちてゆくのだった。

1話目にして、旧版からかなり文が変わってしまいましたが、この調子で進んで行きます


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