ダンジョン探索
さあ、やってまいりました。
先日勇者君から誘われたダンジョン探索!
殺戮の限りを尽くし、ダンジョンの宝箱から得られる珍宝と万古宝を求めて、穴の中をいったりきたりするというゲームの始まりだ!
「猫様猫様、英語の訳し方おかしい」
えっ?吾輩の脳内発言のどこにナニをツッコんでるの?
ふっふっふ、ここならどれだけやっても問題ないぜ。
また、出たぞ。
「にゃー(猫パーンチ)」
「うわ、グロい。でも猫様いると、モンスターとまともな戦闘がないから楽ですね」
やるとか出るとかモンスター以外を想像した人、先生怒らないから手を挙げなさい。
「大分、進みましたね。地図によるとこの先にセーフティエリアがあるみたいですよ」
聖女もとい性女ちゃん、そうなの?
「誰が性女ですか!」
ノンノン、アイアンクローはやめてーー。
クソっ、どいつもこいつもツッコミの時だけは心読みやがって!
「ふうー、気を取り直して。あそこみたいですね、セーフティ・・・小麦畑・・・に屋敷かしら?」
「ニャーふうーーん(いや、あれは田園にオペラ劇場のようだ)」
「いや、なんでダンジョンに田んぼと劇場?」
「ニャーニャー(それはセーフティエリアだから・・・)」
「それにあの古い血のような色の屋根・・・」
「にゃん?(ワインレッドなだけ?)」
「まあ、地図によるとあそこがセーフティエリアに間違いありませんし・・・どうします?入ってみます?屋敷のようですから安全でしたら休むにはよさそうですよ?」
「うーーん。どうしようか?」
「ニャー?(入ったら?)」
「まずは安全かどうか確認しますね、扉は・・・大丈夫そ「ニャー(早く行け、じれったいわ)」・・・いった、蹴っ飛ばさないでくれません?」
全身を使い安全を確かめてくれた勇者君。流石勇者!
「これは皆さま、オペラ劇場にようこそいらっしゃいました。わたくし、当館の管理人のゼロです」
「くっ、まさか敵」
「いえ、セーフエリアですので敵ではありません。あくまでも管理人でございます。」
「劇場?アパートにしか・・・オペラ?」
「ニャー(そりゃ、おめえわかってるだろ?)」
「何が?」
「ニャー(ほら、あそこ)」
「コーポ?ツーアワー?えっアパートですよね?」
「ゼロさん、どうですテニ・・これはお客さんかな?」
「サード、どうなされたんです?お仕事は」
「ふむ、どうやらフィフスがいないようなので、軽い運動とお食事でもと・・・・なっ猫。くっ」
「そう、フィフスが・・・どうせ、またセブンスやエイトスのところに行ってるんだわ。私のこと好きだって言ってたくせに・・・はっ、すみません。お客さんの前で」
「ニャーニャー(おおーーでた!往年のツンデレ芸)」
「だから、どう見てもアパ「ニャ(馬鹿野郎、もう劇が始まってるだろうが、静かに見れないのか)」・・えっ?僕なんかしました?」
「ねっねこーーー、よるな。」
犬じゃないのか?そんな入道みたいなムキムキの体してからに猫が怖いだと、馬鹿な・・猫嫌い・・・坊主・・・ははーーん
「それで皆様は今日はどのようなご用事で」
「セーフティエリアで休憩しようとしたところ、こちらの建物を見かけて中の様子を確認に来たのですが」
「そうですか。困りましたね、部屋は全て埋まっておりまして」
「そうですか、大丈夫ですよ。元々外で休むつもりでしたし・・あれ?急に音楽が」
こっこのメロディは!
「この曲はマスター」
ああ、六番の人のやね




