おばさんになったら
「痛たたた。あの、殴りつけた上に人が痛みに悶えてる間に声色真似て変なアテレコしないでくれません?と言うかどうやって声再現した」
なぬ?吾輩ナニモシテナイヨ。アイムザパニーズヨ。
「そして、オークお前は毎度毎度人の後ろに立つな。ケツを見るな。寄るな」
「ぶもー(おならじゃないのよ、空気は、はんはーーん)」
「ニャー(ユー、やられchinaよ)」
「やめろ、普通に女の子がいいの、それにその二つをセットにしない」
「にゃ?(何故?元ネタとギャグテイスト風刺キャラなのに)」
「えっ?そうなの。尚更やめろ。消される」
吾輩くらいビッグになるとね。それも致し方なし。
「ねえ、猫さん」
「ニャー(なーに?と言うかおばタリアンだーれ?)」
「伝わらないと思ってまさかの死語!」
そう言うと、オバンはおもむろに吾輩を持ち上げた。
「誰がオバタリアンかしら?いてこますぞワレ!私は三十五歳よ。まだまだ若奥様よ!」
えっ、だってアラフォー・・・・四〇歳とか嫗でしょ?
「繰り上げるな。繰り上げるな。三十五歳はアラサーよりよ、まだまだ若者よ」
馬鹿な、何故思ってることがバレた。にゃんともすんとも発してないのに!
「ふうふうふう。」
息荒いけど、更年期?
「だから、そんな年じゃねえって言ったんだろうが!」
ホルモン剤は慎重に選ぶと良いよ。合う合わないがあるからね。
「ありが・・・って違う。更年期障害じゃない!」
おばさん、イライラすると肌に悪いよ?
「くっ、この!はあはあ。ダメよ深呼吸深呼吸」
「ニャー(ねえ?おろしてー)」
「九枚に九枚にだわ。」
せめて、三枚・・・と言うかやめて捌くの。そう言えばいたね。助けて番長。
「ねえ、猫さんちょっと吸わせてもらってもいいかしら?」
「ニャ?(ホワイ?)」
猫は吸うもんなんですか?
「いいわよね、じゃあ」
「ニャーニャー(やめろーー、ジョークかーー、ぶっとばーーすぞーー!)」
「まあ、隅に置けないわね。」
番長ーーー!ヘルプヘールプ!
「くんくん。・・・・やっぱり・・・」
やだ、穢された。
「ぶもー(オナラじゃ・・・)」
「やめい」
「ふっふっふ、この匂いは・・・そうフランソワーズの匂いだわ!」
えっ?誰?作者覚えてる?(ふっふっふ、覚えてるわけがないだろう)
でしょうね。で、読み直して書いたんだね。
「そう、ワーナー君が子供の頃飼っていたフランソワーズの匂いそのままだわ!」
「・・・・そんな名前だったっけ、お前」
「ニャー?(そんなときもあったかも、知らんけど?)」
「なんでよ、あなたがつけたんでしょ?フランソワーズって」
ふむ、毛ほども覚えがないなあ。
「お父様、確かそのように名前をつけていたって言ってましたわよ」
「ほら言ったでしょ。そして、この子はフランソワーズと全く同じ匂いだわ。さらにこの間の小競り合いに現れたと言う猫神、20年経っても変わらず生きているこの子・・・」
「匂い・・・・えっ?覚えてるの?」
「覚えてるわ」
吾輩ですらおばちゃんの匂いに覚えがないのに、加齢臭で。
「誰が加齢臭よ!まだ若いわよ!」
あの、二日酔いのオッサンの匂い・・・・
「えっ、嘘よね」
「まあ、しないから大丈夫・・・・かな?そこまで鼻良くないから」
「くっ、まあいいわ。話を戻すわよ。」
「ニャうん(35歳は老婆だと)」
「戻しすぎ」
「そう、フランソワーズ!あなたが猫神ね!」
流した渾身のボケを流した・・・・
「えらく安い渾身ね」
「・・・・いやいや、こんなクソ猫が神なわ、ぐぼらー」
誰がクソ猫じゃ!
「ほらほら、普通の猫が大の大人を吹き飛ばせるわけないじゃない」
「ふっふっふ、足を滑らせただけじゃないか」
血出てるよ。遠いし。
怪我してるのに、毛がないとはこれいかに。
「御領主様ーーー。」
なんだい、ボブ?
「なんだ、今来客対応中だぞケビン」
ふむ、名前を間違えたようだ。
「・・・・・それが、森から大量のモンスターを引き連れた冒険者が街に逃げ込み、現在城門付近に」
トレイン野郎が出ただと!絶対あいつだな!
「その頭チューリップ畑は牢に入れておけ!モンスターの対応は!」
ビンタビンタやな!
「門を閉め、城壁より攻撃の最中ですが、数があまりにも多く城門が突破されるのも・・・」
「・・・フランソワーズ・・・あなたの出番よね猫神の」
「何を言ってるんだきみは、早く妻や娘と共に避難するんだ。行くぞケビン。城門に行って指揮を執る!」
「はっ。あっあと私はトーマスです」
「フランソワーズ?あなたが猫神なんでしょ?隠さなくてもいいわ。噂に聞く猫神であれば簡単でしょ?」
嫌ーー今はどら焼きの気分なの。
「ほら、猫神は街のためにモンスターや軍と戦うって・・・」
「「うっ!うおーーーー!」」
「なんだ!どうしたーーー!」
「御領主様ーーー。聖獣様が、聖獣様がやってくれましたーーー!」
「「「聖獣!聖獣!聖獣!」」」
「やってくれたか!」
「嘘、じゃあフランソワーズは?」
「「「聖獣!聖獣!聖獣!」」」
おおー、ユリアがやったみたいだから、吾輩はご飯食べてよーー。
「「「聖獣!聖獣!聖獣!」」」
「ユー達ーーー!やっちゃったね!!」
「「「・・・・・・うおーーーー!性獣!性獣!性獣!」」」
「ユー達!こら、石を投げるんじゃない!いたっ!」
「ぶもーーー(どんだけーー)」
「「「性獣!性獣!変態!変態!」」」
「ニャ!(馬鹿な新たな変態が現れただと、おい行くぞオーク!)」
「行かなくていいですから」
何故に?
「ニャー(おーとうさまーーー)」
「ニャー」
「ニャーニャー」
「「「聖獣!性獣!聖獣!性獣」」」
「違ったの?この子が猫神じゃないの?」
本日の吾輩はただの傍観者である。
「「「性獣!聖獣!」」」
カオス。




