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男の子はツンデレ 

吾輩はぬこ様である。

今日も今日とて、お昼寝に忙しい。

「たまー、たまーやーい。」


かーぎやー。


「もう、帰ろうぜ。猫とかどうでもいいじゃん。」

「着いてきてなんて言ってないでしょ。たまー。」

吾輩はたまーではない。吾輩の名前は

「なーーー。」

「あっ、たまだーー。」

「ちっ。」


・・・何故、居場所がバレた・・・眠いのに。しょうがない。何か持ってきたんだろうな、子分よ。

「たまー。今日はね、じゃーん干し肉だよ。」

「勿体ない。こんなブサ猫に。」

だれーがじゃ。誰がブサ猫か。


「文句言うなら帰ってよ。ねーたまー。タマは嬉しいよね。」

だから

「なーーー。」

「こいつ、文句言ってね?」

「そんなことないよー。いつも喜んで食べてるもん。」

「食い意地張ったブサ猫・・・こんな奴、ポチでいいよポチで。」

さっきから失礼な小僧だな?ポチッとな!あらほらさっさー!ちゃうわ。


「もう、意地悪ばっかり言うんなら帰ってよ。」

「・・・ごめん。」


ははーん。さては子供特有の好きな女の子への接し方がわからないで嫌がらせしちゃうあれだな。

どんまい。

「なんだ、こいつ。腹立つ顔で足乗せてきやがって。」

「ほら、タマも怒ってるんだよ。」


子供の時はやりがちだけど、駄目だぞ。作者も当たり前のように小学生の頃に好きな子に下手なちょっかいかけるタイプだったけど、素直に好きと言う方が良かったと後悔してるんだぞ。嫌われてるだけだから。

次に好きになった子にはやらないように気をつけてだけど、結局言えないから極力態度に出してたら、周りにバレバレで本人にまで噂が広まって告白する前に振られたんだぞ?(やめろ、馬鹿猫。人のトラウマを)

吾輩はぬこ様。虎でも馬でも鹿でもない!


「おい、ポチ。これやるから。ほら、餌やっただろ。だから、早く行こうぜ。」

なんと!君ーー、クソガキだと思ったら、いい奴じゃないですか。あっでも。

「なーーー。」

「いやー。食べてる間くらいしか撫でさせてくれないんだもん。」


「どこがいいんだよ。」

「可愛いじゃん。この、食べてる様子も鳴き声も。」

「どっちもブサイクじゃん?」

「可愛いよねーたまー。」

「なーーー。」

「やっぱり、文句言ってね?」


ふむ、ご馳走様でした。

「あー。今日も撫でるの終わり?」

終わり。

「ほら、終わったんなら行こうぜ。」

「うーん。そうだね。いこっか。」

「またねー。タマ。」

「なーーー。」

「ほら、行こうぜ。」

「またねー。」


ふう、やっと行ったよ。これで眠れる。

おやすみなさーい。

「おい、ポチ。」

戻って来んなよ。

「なーーー。」

「ポチ、これ残ったからやるよ。」

えっ?やだツンデレ。

「なーーー。」

「じゃあな。またな。」

ツンデレじゃない。ツンデレらじゃない。

ちゃんと、言葉にして伝えなさい。でないと駄目よ。作者だって、奥さんにありがとうって言わないと(はい、すみません。)


しかし、やっと寝れるよ。

ふうー。今日の吾輩は

えっ?マジ、ポチなの?

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