魔王と和解
「なんだ。何故、我を回復したー!」
「ニャー。(面白かったから、また今度遊ぼ。)」
「また、遊ぼうって」
楽しかったよ。次はもっと面白い技よろしく。
「ふっ・・・はっはっはっは。・・・帰るぞ」
「魔王様ーーー」
「勝てぬは。あれが遊びとは。このような猫がいるのでは世界征服などほど遠いな。」
あれ?口封じは。四天王の。
「帰るぞ」
「はっはー」
「ニャー。(またねーー)」
「ぶもー。(また、来るわね。けつの穴洗って待っててね、勇者君)」
「ふしゃーー!(こんでええねん、ウザイ方)」
「うおっ。」
そして、再び煌めく吾輩の必殺技。
「ぶもーー。(いやー、熱い。)ぶもぶも。(もう、焼かないで)」
豚の焼ける匂いが立ち込める中、即座に火傷すら治す変態治癒力に対して、アッパースイング気味の猫パンチによる追撃を放つ。と言うか、誰がお前に焼くか。この焼き豚が!
「ぶもーーー!」
猫パンチにより、地平線の向こうへ飛ぶ最中、
「ぶもー。(あいしゃるりたーん)」
せんでええねん、せんで。
「あれはなんだったんだ。」
「変態です。」
「そっそうか、変態か。」
全く、厄介な変態だな。中途半端な攻撃だと即座に回復するから、おそらく無事に生き残ってるだろうし。
「では、失礼させていただく」
「おい、魔王」
「なんだ?」
「次は負けないからな」
「・・ふっ、好きにしろ」
「ニャー。(いやーーー、勇者君が勇者君(笑)してるーー)」
そう言うと顔を赤くした勇者君が、少しこちらを睨みつけて来た。なんで?
「行くぞ。」
「はっ。」
バイバイ。
そう言うと、空を飛び立ち去る魔王。
そして、お茶の片付けを手伝う四天王が出遅れる。
「あっ、ありがとうございます。四天王さん。」
「水は魔法で出せばいいですか。」
「はい、軽く濯いでおくとあとで洗いやすいのでお願いしますね。」
立つ鳥跡を濁さずだね。
本日の吾輩は、魔王とこの若い金○でかいケツ狙いをやっつけたのである。
作者の掛詞、別名親父ギャグすげえと思ったら、適当に評価したり、感想書いてくだせえ。
今回のは
間男と和解金で解決狙いの豚と泥棒猫・・・と答えを書いておこう。




