必ず殺すと書いて必殺だけど、雑魚以外だと殺せることのほうがむしろ少ない
カテゴリーをコメディに変えてみた。
「ワレの魔法を喰らえ。闇の波動〜〜〜。」
「あれは、さっき僕の必殺技でなんとか威力を削いで凌いだ。」
説明ありがとう。
「滅殺砲。」
黒い魔力の塊が破壊を撒き散らしながら迫ってくる様子を見て、
「ニャ。(てい。)」
猫パンチ一発で跳ね返す。
「なぬ。くっ、おっおのれ。」
なんとか上空にそらした魔王、えっなんか激おこぷんぷん丸じゃない。
「やっやるではないか。これは勇者よりも手強いやもしれぬな。」
よし、次は吾輩の番だ。
「ニャーーー。(サンゼイッシンノホーーーー!)」
「いや、それ土地の開拓のための奈良時代の法律。」
「ぬおーーー。」
「魔王様ーー。」
光が収まると、プスプスと煙を上げて魔王が現れる。ほどほどに効いたようだ。
「まさか、これほどとは。だがしかし、ワレはあと一度の変態を残しているのだよ。」
「あっ、コイツも変身より変態使うんですね。」
「ニャー。(馬鹿な変態だと・・・・。)にゃうにゃにゃんにゃ。(ともだちんこだね。)」
「ふるい。じゃあ、僕がびんぼ・・・ほっとけやーー。」
ナイス、のりツッコミ。
「ふはっはっは。ワレの真の姿を見て恐怖に泣いて平伏すが良い。」
そう言うと、まずは腕が膨れ上がり、
「ニャー。(させるかー。)「ダメです、猫様ここは様式美。大人の事情で攻撃しては駄目です。」
あっ、さーせん。
そして、変態が完了してしまった。「ぶもー。」黙れ変態。
「この姿を見て、生きて帰ったものはいない。」
バッ馬鹿な、くっそれではここにいる全員が死ぬってことじゃないかーーー。
「ニャー。(だそうだよ、四天王。)」
「そう言えば、確かに魔王の部下がここにいるのどうするつもりなんでしょう。」
「そんなー、魔王様。」
「ぐぬぬ。そんなことは、あとでよい。猫よ、ここでくたばるがいい。」
あっ、ミスを誤魔化した。会社にいると終わってる社長だね。
そう言うと、先ほどの10倍はあろうかというサイズの魔力弾が魔王の周りに形成された。さらに、その魔力がどんどん圧縮されて空間に歪みが生じ、
「死ねーーー。」
「ニャー。(だが断る。)」
ならば、こちらも必殺技で対抗だ。
「ニャ(必殺)・・・・・にゃにゃにゃにゃーーー。(こんでんえいねんしざいほーーー。)」
「ですよね。そりゃ次はそうですよね。むしろ、それが言いたいがために、生かされたのでは魔王。」
ソンナコトナイデスヨ。
「くっ、ワレの魔法と拮坑しておるだと。だが、これでどうだ。」
あっ、押されてる。
「ニャ?ニャニャー(3倍、いや4倍だーー。)」
「何が、メタさ?」
「ナニ!」
そして、ついに吾輩の必殺技に飲み込まれる魔王。光が収まった後には、全身から煙を上げてボロ雑巾のような魔王が現れた。
「・・・・馬鹿な、ワレがこんな一方的にやられるとは。だがたとえワレが倒れても第二「あっ、それもうやった。」・・あっそうですか。・・・くっコロ「それもやった。」・・・あっ、そうですか。・・・なんだよ。どうしろってんだよ。捨て台詞くらい決めさせろよ。」
「ニャー。(アイシャルリターン?)」「どこの総司令官。」
「いいんだ、もういいんだ。俺なんて最後までおもちゃにされて、それで終われば。」
泣くなや。と言うか、流すなボケを。
「魔王様・・・・ダッサ。」
死体蹴り、ひっど。
「はっは、最後までこんなのか。」
「ニャーーーー。」
「何を猫様。魔王に回復魔法をかけるなんて。」
不眠症!ビバ不眠症。




