猫神様、寝ぼける
吾輩はぬこ様である。
今日も今日とてお昼寝である。
「猫神様、猫神様。どうか、肺の病気を治してください。」
よきにはからえ。
「おっ、おっ、おーーー。呼吸が、呼吸が苦しくない。ありがとうございます。猫神様。こちらはお供物です。」
「猫神様、猫神様。どうかお願いします。妹の妹の目を治してください。」
よきにはからえ。
「お兄ちゃん、目がー。目がー。見えるよ。」
えっ、そこは眩むところじゃ。
「ありがとうございます、ありがとうございます。こちら心ばかりのお供えです。」
今日のお昼寝場所は、猫の石像の後ろである。お昼寝のあとにお供物ものを頂こう。
「猫神様、猫神様。今日は母を連れてお参りに参りました。どうか母の弱った足を治してください。」
よきにはからえ。
「あっ、あんた。立てる。立てるよ。」
「母が、母が立った。」
「「猫神様、ありがとうございました。」」
「猫神様、猫神様。最近、妻との夜の生活でなかなかこう。あの。」
よきにはからえ。
「勃った。クラ○が勃った。」
やめろ。あそこにその名前つけるな。
「猫神様、猫神様。どうか毛が生えますように。」
よきにはからえ。
「おっ、おっ、おーーーー。・・・ってギャランドゥーじゃねえか。天丼すんじゃねえ。」
繰り返しはギャグの基本。
「猫神様、猫神様。昨日娼館に行ったんですが、結局話しただけで出てきてしまったんです。でも、いい治療院を教えてもらって、ついについに治ったんです。仮性ですけど。」
よきにはからえ。
「いやー。よかったですよ。これで大衆浴場でも、恥をかかなくて済みます。」
えっ。・・・・・。
「じゃあ、昼寝の邪魔しちゃ悪いんで行きますね。」
まっ、いっか。
「猫神様猫神様。昨日タケシが娼館に行ったらしくて。今から一緒に。」「これから、一緒に締めに行こうと思うんですが、どこに行ったか知りませんか。」
よきにはからえ。
「これは、強化魔法・・・。それにあっちに行ったんですね。」「ありがとうございました。」「ありがとうございました。」
「ぶもー。ぶもぶもー。(猫神様、猫神様。もう悪さはしないわ。でも男の子を可愛がりたいのだから、治してもらえない。)」
よきにはからえ。
「ぶもー。(ありがとう。それと先日の可愛い子は・・・あっちね。ありがとう、チュッ。)」
うおっ、ばっちい。ふう。あぶねえ。あれ、今変なの来てなかった。気のせいかな。
「ニャー。(お父様、今日はこちらにいらしたのですね。あら、お供物が一杯。)」
うん。ああ、ユリアか。
「ニャー。(食べませんか。食べ終わったら、一緒に寝ましょう。)」
「ニャー。(食べようか。)」
本日の吾輩は
完治させる、途中からSEX仕様。である。




