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戦争終結 作者はルビの使い方を間違っている

作者自ら、剛の者が集う戦場の怒号と号令を訳してみた。すごく業が深くなった。

「エルダービーストだと。」


ふむ、視界一面

兵兵兵兵兵。

反対側も

兵兵兵兵兵。

「ワーナーめ。珍獣を従えていたか。ええい、矢を放て。」

「はっ、弓隊構えーー(アーユーレディ)、・・・放てーーー(ヘイ ゴー)

あっ、ちなみに吾輩の指は前足が5本、後ろ足が4本です。

(キン、キン、キン)


「馬鹿な矢が刺さらんだと。化け物め。」

ふっふっふ、柔らかくて手触りのよい吾輩の素晴らしい毛並みに、矢が刺さるはずがあるまい。


幾千いや、万を超える兵に囲まれて作者なら動悸どころか、視線恐怖症で頭真っ白になる状況だが、変態した、細胞変異ニャンニャンの吾輩には効かん。


「お館様、ここは。」

「ここで引いてしまっては、ワーナーの席を奪うと言う目標が達成できんではないか。」

「しかし・・」

「ええい、我に続けー。(アイルゴー)槍隊構えーーー(レディ)

ええいままよ(レリゴー)かかれーー。(レッツゴー)

「「「おおー(アイゴー)。」」」

行け()行け()行け()いけーーー(ゴーー)


一斉に突き立てられる槍。

「ニャー。(効かん。)」

「なにー、槍すら刺さらんだと。」

「うっ、うわー・・・・にっにげろー(アッ、アイゴー)。」

槍捨てて逃げるなど、許されると思っているのか。エルダービーストに、ケツをまくるなどやって下さいと言ってるようなものだぞ。

だが、しかし雑兵に用はない。ふっ、命拾いしたな。


まずは続けって言いながら、結局後ろで喚いてる、お前だー。猫パーンチ。

「おっお館様ーーー。」

「ギャフン。」


「「「おっおっーーーー!ねーこ神ねーこ神!」」」

「お貴族様がやられたぞーー。逃げろー。」


「ニャニャニャニャ。」


「猫神様ありがとうございます。あの、どうして近づいてくるんですか。敵はあっちあっち、あっち。やだって、もうやだって。」

オマエモダーーー。

「ニャー(猫キッーーク)」

ニンニン。

もっ(オレさ)やだってんだろ(こんなオチ嫌だ)。ガクッ。」

あった最後の一本がないと。

戦場に散った。怪我はなかった。毛がなくなった。トゥーニー・ヘイグテール・ワーナー 完。


「ニャーー(ヨシ(どやさ、どやさ))。」

現場より猫がお伝えします。


じゃあ、帰るべ。

「あの、猫神様首根っこ咥えられるのは、ちょっと。」

あっ、ついでに向こうの貴族も連れてくか。

「あっ、ありがとうございます。あの、でっ下ろして頂けませんでしょうか。」

ダメだよ。無事に連れて帰らないと、最高級のおさかなクンが待っている。


「えっ、ちょっ、早っ。早っ。痛い。もげる、ハゲる。抜ける。」


今行くよ(アイムゴナゴー)待ってろサカナきゅーーーーん。


・・・・

「お父様、無事でいて下さい。キャッ。」


キキー、ただいまー。

「猫神様、おかえりなさい。・・・あっ、お父様。ボロ雑巾みたいだけど、お父様。と、あと誰。」

あれ?無傷だったはずが。げせぬ。

「早かったですわね。一刻たってないですわよ。」

「一刻の猶予もないって言うから、一刻すら惜しんで」

だって、一刻も早くお魚パーラダイスに。お魚パーリータイムに。

「あの、お父様の口は動いていないのですが、猫様が代わりに話してらっしゃいません。」

そう、吾輩である。ちなみに腹話術は「い」の口のまま話す練習をすると良いよ。


さかな、サカナ、魚ー。

「あの、猫神様。もう魚市場は閉まってますので、明日朝早くにご用意致しますね。」


オーマイガッ(お前が)

ガッデム(神です)


お魚パーラダイスが一転地獄に落とされた。(有限実行)これが猫神様への仕打ちですか。


はあー、やる気なくなった。


「ぐすっ。ぐすっ。」

「あの、お父様。こちらジャケットどうぞ。お隠しになった方が。」

「ありがとう。ごめんな。グスっ。」


ジャケットを脱がさないでby ニャンコ

それで、見えないよ。ハゲ頭なんて。


「あの、猫神様。本当にありがとうございました。お父様が無事帰ってきました。」


いいよ、いいよ。そのかわり明日用意してね。数はケチらないでね。

「猫神様」

膝上で撫で撫でですか。じゃあ、寝るからヨロシコ。


ふわー。不毛な争いは終わった。もうこんな悲劇が起こらないことを期待する。戦場に散った悲劇の数だけ、流す涙があるのだから。

もう、悲劇の観劇は出来ないのだから。あゝ、無常。

作者まだ頑張るじゃん。


さて、

本日の吾輩は

席争いの勝者

である。

作者、英語苦手なんだ。単語丸暗記嫌いだから、センター6割くらい。

国語力と文法で乗り切ったから、単語力は真面目に勉強した中学生以下。

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