プロローグ
プロローグ
痛い
痛い
痛い
今、戦場にいる。
俺は、国を守るため、戦争に出陣した。
不安が立ち込める中、広い岩ばかりの平原にたどり着いた。
昼時、ついに戦いが始まった。
魔法を使って戦うもの。
剣術で戦うもの。
我が国最強の剣士や魔法使い、魔物使いが揃って戦った。
俺は血が騒ぐ中、魔法を使って戦った。
一時間しただろうか。
俺は三百人ほどを殺した。
早かった。
決着はすぐ着くだろうと思った。
グサッ……
はっ、とした時には、俺は心臓を刺されていた。
急襲だった。
血が心臓あたりからドット流れてきた。
さらさらでなく、少し硬そうな血がドロドロ垂れていく。
地面にぽたぽた落ちていく。
あー、死ぬんだなと思った。
今まで、無双だった俺が死ぬわけないと思っていたのが情けない。
俺が今日倒した三百人もこんな思いだったのだろうか。
痛みはあった。
でも、そんなことより、死に対してとても考えた。
仲間はどうだろうか。
意識が朦朧する中、顔を横に向けた。
馬に乗った者たちが、次々と仲間を刺していく。
もう死んでる者、血を吐いていたり、流れている者、首を切られた者。
最強の最強はこの急襲で壊れた。
俺も限界だった。
バタッと、膝から崩れ落ちた。
頭をぶつけた。
右手で地を押し、仰向けになった。
呼吸が荒れる。
意識が朦朧し、もう頭が働かない。
もういい。
十分だ。
死ぬ。
血を出して死ぬ。
もう何もできない。
ただ、死を待つのみ、
仲間を思い出した。
あ、
目を閉じた。
死んだ……
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