2つめ
「ねぇ、付き合ってよ。」
「え?彼女はどうしたの?」
「振られた。お節介すぎて重いしもう無理ってさ」
「それで私?その子と違って私は独り暮らしもしてないよ?」
「じゃあ、お互いの大学の近くに引っ越そうよ。それで同棲しようよ」
「私ほど面倒くさい女は他にいないし、女の子なら誰でも良かったの?」
「そんなことない。ほんとは、ずっと前から好きだったから。」
「他の人好きになりながらあの子と付き合ってたの?」
「正直叶わないと思って冷めてた時に、あの子に出会って、お互いに好きになって、付き合った。でも凄く危なっかしいし、手助けとか心配とか全部要らないって。それでもう完全に冷めた」
「また好きが帰ってくるかもしれないよ?まだ決断早めちゃ…」
「じゃあ、せめて今だけでも慰めてよ。」
「何してほしいの?R指定のことはしないからね?」
「うん。それはもちろん。じゃあね、世話、焼かせて?」
「じゃあ、掃除手伝って?」
「さっき、同棲とか言ってたけど、もし付き合うとしたら本気なの?」
「うんまぁ。親いると何かと面倒くさいし、料理食べさせたいし、甘やかせたいし。」
「前から思ってたんだけど、ママ属性強いよね(笑)」
「せめて主夫と言え。」
「その子にはそういう所が駄目だったんじゃない?」
「ご飯はいつも美味しいって食べてくれたよ?あとイチャイチャもさせてくれる。」
「甘々。私そういうの慣れてないから無理かもよ?」
「俺が一方的にするからいいよ。慣れたら返してくれたら」
「ほんと、スパダリだね」
って会話したかったなぁ、