表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ  作者: ぷい16
新しい生活
76/249

映画を上映してみる

「ミネルバとカッテリーナは、お腹が大きくて動けないとき何をしてた?」



 ここはサガンガ王都の麻宗(あそう)邸の食堂。二郎が気になることがあって聞いてみた。



「編み物とか裁縫ですね」


「あと、二郎さんの部屋で映画を見ていました」


「エテラーシアとヨーネスティンは?」



 同じ事をエテラーシアとヨーネスティンにも聞いてみた。



「同じく裁縫とか」


「映画を見てましたね」



 ちょっと映画を上映する方に興味を持った二郎は、



「映画、見たい人は多いと思う?」


「言葉が分れば見たい人は多いと思いますよ」



 一度試してみることにした。


 まずは家族向けに、



「タブレットを持って、あとは訳を書いた紙を持って」



 映画で厄介なのは字幕を付けることだ。地球のどこを探しても、地球で知られていない言語、ガカスドロフ語で字幕を付けている映画が無いためである。



「即興で字幕を付ける練習だからコミュニケーションはかけないでね」


「「「「「はーい」」」」」



 こうして麻宗(あそう)邸での映画の上映会は行なわれるのであった。



「面白かったです」


「字幕を読み進めるのは疲れますね」


「意味の取れないところはあった?」


「特にないです」



 どうやら上映会は成功したらしい。



「こういうことができるなら、家族にも見せたいですね」



 すると(かおる)が、



「コミュニケーションの魔法をいじったら吹き替えもできるんじゃない?」



 吹き替えができるなら、見ることができる人が増える。



「じゃぁ(かおる)、術式を考えておいてくれないか?」


「分ったわ」



 そうして再び麻宗(あそう)邸での映画の上映会は行なわれるのであった。



「コミュニケーションをかけたときと遜色(そんしょく)ありませんでしたわ」


「これなら誰に見せても理解できますわね」



 結果は上々であった。


 ちなみに、音は(かおる)の発見によって、魔法で出せるようになっている。



「じゃぁ、一度、宮廷魔道士で上映会をしてみるか」



 と、いうわけで、宮廷魔道士の前で上映会が行なわれた。



「映画というのを初めて見ましたが、面白いものですな」


「こういう催し物、たまにやってくださいよ」



 好感触であった。



 王族の方々にも見せてみた。



「こういう面白いものがあるのを(だま)っておるなんてずるいぞ」


「度々見せに来るべきですわ」


「今度はエルビンやコンスタンティンも連れて来なさい」



 赤ちゃんは映画を見られない。エルビンやコンスタンティンを連れて来てどうするつもりだろうと思いながら二郎は聞いていた。



 次に、中央広場で上映会をした。


 上映するのはカーアクションものの、分りやすい映画にした。


 最初は何が始まるんだろうと中央広場に集まった人たちは賑やかだった。


 それが、始まって30分経った頃には映画に集中して静まりかえった。


 たまたま中央広場を通り過ぎようと来た人も、周りの雰囲気に()まれたのか、スクリーンに集中してじっと見ている。


 エンドロールが流れても、動く人は()なかった。


 スクリーンを消したところで、終わったことを(しめ)したかったのだが、それでもしばらく動こうとしない人たち。


 しばらくして、ざわざわと話し声が聞こえ始め、


 もうしばらくすると大歓声になった。



「あれ、(すご)かったな!」


「しばらく終わったことに気付(きづ)かなかった」


「すごい迫力だった」


「またこういう催しをして欲しい」



 映画の上映は成功と言ってもいいだろう。



「気が向いたらまたこういう催しをしたいと思います」



 そう応える二郎なのであった。

お読み下さりありがとうございます。


とりあえず、月曜日まで休載します。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全く別の星の異世界と行き来できるようになりました。
あなたならどうする?
CONNECT ~異世界と地球をない交ぜにしてやんよ!~を書き直し、新たに発表中です。
異世界マゼマゼ奮闘記

よろしければお読み下さい。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ