表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ  作者: ぷい16
新しい生活
40/249

領地ぶらぶらと妊娠の兆候

 領地の領主邸で代官のアーザガ・ハリゾエッティと話している途中、二郎たちがまだ領内で顔が知られていないのをいいことに、単独でぶらぶらとほっつき歩いていることをうっかり話してしまい、



「それはいけません!領内を歩くならば護衛を付けて下さい!」



 と、叱られてしまった。



「護衛なんて付けなくっても狙われやしないって」


「いいえダメです。必ず護衛を付けて下さい!」



 口は災いの元である。


 かくして、麻宗(あそう)家の人間が領地を歩く際には護衛を付けることになった。


 多分、こうなっては来る前には連絡を入れると思うが、念のため、二郎と(かおる)の宮廷魔道士としてのシフト表を渡しておき、



「ところで、ここに詰めている人間か、警備兵に念話ができる人間いる?」



 と、アーザガに聞くのであった。



「はい!私がセルゲイ・ヤコスカビッチです」



 で、紹介されたのがこの護衛のセルゲイ君である。


 二郎が急に領内に来ることになったら念話で知らせたいのでと理由を説明し、念話をチューニング。正しくやり取りできるのを確認して、



「じゃあ、急に来ることになったら連絡入れるから」


「はい!分りました。そのときはお申し付け下さい!」



 セルゲイ君力が入ってるなぁ。若いのかなぁ。


 そして二郎は王都邸へ戻った。



「二郎!何でそんなことになったのよ!めんどくさい」


「二郎さん、あんまりです!」


「せっかくの息抜きの場が…」



 王都邸に戻って、(みな)が集まる夕食時、その話をしたら女性陣から非難を受けてしまいました。



「警備の都合もあるから領地へ行くときはセルゲイ君に念話するように。で、念話ができるようにセルゲイ君に会って念話を調整しておくように。分かりましたか?」


「ったく、しょうがないわね」


「仕方がありません」


「もう少しフリーダムを味わいたかったです」



 というわけで、各自調整して、無事、4人全員セルゲイ君に念話を飛ばせるようになりました。



     *



 それからしばらくしたある日、



「あれ、おかしいなぁ」


「お姉様、どうしたんですか?」


「あれが来ないのよ」


「そう言えば、私も遅いですねぇ」


「あら2人で、どうしたの?」



 ミネルバとカッテリーナが話しているのはいわゆるツキノモノが来ない話だったのだが、それを聞いた(かおる)は、



「ひょっとして。でも、結論を出すには早いわねぇ」


「何ですか?」


「それが遅いということは、妊娠?かも?」


「え、私たちおめでた?」


「遂に念願の…」


「いや、まだ、結論を出すには早いから」



 (かおる)は2人をなだめて、とりあえず、もう1週間様子を見ようということになった。




 そして1週間後。



「まだ来ないです。これは期待大ですか?」


「期待が膨らみます」


「ちょっと落ち着きなさい。検査をするので2人とも、これにオシッコをかけてちょうだい」



 2人に渡したのは尿をかけて反応を見るタイプの妊娠検査キットであった。



「かけてきました」


「こんなので分るんですか?」


「ちょっと待ってね。さぁ、見てみましょう。ミネルバさんのは線がちゃんと出てるわね。カッテリーナさんのも。おめでとう!2人とも妊娠よ!」


「やったわ!」


「これで後ろ(ゆび)()されないで済むわ!」



 妊娠検査キットでの判定は、ほぼハズレ無しなのだが、念には念を入れて、「妊娠かも」という表現にしておいて、とりあえず二郎に報告。



「おぉ。2人とも妊娠したか!おめでとう!」


「何よ他人みたいに」



 そうと分れば王様に報告だ。



「ミネルバ、カッテリーナ。明日、王に報告するから夕方に登城してくれ」


「「分りました」」



 そして次の日の夕方、



「何、2人が妊娠しただと!?」


(おそ)らく… ですが」


「アソウ家に医師を派遣する!誰か!適切な医師はおらぬか!」



 医師を誰にするか決まらなかったので、



「そうかそうかワシにも初孫ができるか。医師は決まり次第派遣するから、ミネルバ、カッテリーナ、体は大事にな」


「まだ動き回っても平気ですよ」


「まだ赤ちゃん、大きくなってませんって」



 次の日には産科に強い医師が麻宗(あそう)家に派遣されてくるのであった。



「いつ生まれますかねぇ」


「今が1ヶ月目だから2人ともあと9ヶ月は先よ」


「9ヶ月先ですか。待ち遠しいです」



 妊娠の発覚でお祝いムードに包まれる麻宗(あそう)家であった。

お読み下さりありがとうございます。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全く別の星の異世界と行き来できるようになりました。
あなたならどうする?
CONNECT ~異世界と地球をない交ぜにしてやんよ!~を書き直し、新たに発表中です。
異世界マゼマゼ奮闘記

よろしければお読み下さい。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ