麻宗家、領地の海で海水浴
もらった領地、アレストバートには、漁港もあるが、海水浴に適した浜辺もある。
最近暑いし、よく晴れた休みの日、俺ら麻宗家の人間は(以下と次話以降、ミネルバとカッテリーナも含む)、海水浴にやって来た。
ザガンガ王国での海水浴は、水着というものがなく、軽装で海に浸かったり遊んだりするそうなので、露出度控えめで、女性陣はワンピースタイプの水着に統一し、買い付けは薫に一任した。
麻宗家の人間全員がキャンピングカーに乗り込み、俺が転移魔法でアレストバートの浜辺に転送し、
「二郎さん、日差しが強いですね」
「足の裏が熱いですぅ」
日差しは容赦なく照りつけるのであった。
「それじゃぁ俺は木陰で着替えるから、みんなはキャンピングカーで着替えてくれ」
「分りましたー」
二郎は木陰で着替え、日焼け止めを塗りながら、皆の着替えるのを待っていると、
「ジャジャーン」
風雅が一番に出てきた。風雅は赤と紺のストライプのトランクスタイプの水着だ。
「よし来い。日焼け止めを塗ってやるぞ」
風雅に日焼け止めを塗っていると、
「この国では肌の露出が少ない方がいいのね」
次に出てきたのは花菜香だ。花菜香の水着は赤と白のストライプ模様に肩紐にヒラヒラとヒダがついた水着だ。
「お父さんどう?似合ってる?」
「かわいいよ。よし来い。日焼け止めだ」
花菜香に日焼け止めを塗っていると、
「水着?このような生地の服なんて初めて着ましたわ」
次に出てきたのはミネルバだ。ワインレッドの単色の水着を着ている。
「二郎さん、おかしくありませんか?」
「おかしくないよ。似合ってるよ」
「まぁ、ありがとうございます」
次に出てきたのはカッテリーナだ。エメラルドグリーン単色の水着を着ている。
カッテリーナは、胸が大きく、どうしても視線が胸に引き寄せられる。
「二郎さん、お姉様、おかしくありませんか?大丈夫ですか?」
「おかしくないよ」
二郎は胸を見ながら言った。
「普通がどうなのか、私も分りませんわ。カッテリーナ、私、おかしくありませんか?」
「そうね… 本当に分らないわね」
ミネルバ、カッテリーナ、二人して首をかしげて、
「「初めてだし、分らないわね」」
そう言うのであった。
カッテリーナに日焼け止めを渡し、
「日焼け止めだ。互いに肌の露出したところに塗ってね」
と言って、日焼け止めを渡していると、
「みんな、もう着替えたわね」
紺のモノトーンのワンピース姿の薫が出てきた。
ちなみに薫が一番胸がデカい。
「日焼け止めね。貸して。塗ってあげるわ」
3人で日焼け止めを塗り合いっこしていた。花菜香と風雅は元気に走り回っている。一応そちらも気をつけておく。
「二郎、あなた、背中、日焼け止め塗れてないでしょ」
背中は薫に塗ってもらうのであった。
花菜香と風雅は砂で城を作り始めだ。
「ねぇ、今のお城と前のお城、どっちを作る?」
「今のお城はまだ覚えてないから前のお城を作る」
ちなみにここで言うお城とは、どうも王都の麻宗邸らしい。
「泳ぎには、クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳などがあるのよ」
花菜香と風雅がせっせと砂で王都邸を作っていると、薫はミネルバとカッテリーナに泳ぎを教えていた。
薫はミネルバとカッテリーナに一通り泳ぎを見せた後、好きな泳法を選んでもらうようだ。2人とも平泳ぎを選んだようだ。
薫の補助付きで手の動き、足の動きを確認させた後、ぎこちないながらも、2人は泳ぎ始めた。2人とも、上達早すぎないか?
「お父さん、暑い」
「ボクも暑い」
「じゃぁ、ちょっと海に浸かろうか」
そう言って波打ち際まで。2人が波にさらわれないように注意しながら水のかけ合いっこをした。2人はキャッキャキャッキャ言いながら楽しんでいた。
「次は伏し浮きをします。補助するから体で覚えてね」
ミネルバとカッテリーナには薫が、花菜香と風雅には俺が補助をしながら伏し浮きをする。全員できたところで俺も薫も伏し浮きをする。何やってんだ?俺ら?
空がまだ青いが日は傾いている頃、海辺で遊んで疲れた俺たちは、浜辺でバーベキューをした。このために、朝に魚市場へ行って魚や貝やらを買っておいたのだ。キャンピングカーの冷蔵庫にはその他、肉も入っている。
楽しい時間も終わり、着替えて皆をキャンピングカーに乗せて、王都邸へ転移。車を駐車場に移し、海水浴は終わるのであった。
お読み下さりありがとうございます。
地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。




