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仲良し家族、まとめて突然!異世界ライフ  作者: ぷい16
新しい生活
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王女様の麻宗家貴族化計画

今日も再開の景気づけに1日2話仕様。次話は二時間後に。

 夕食後は麻宗(あそう)家+女王様2人で簡単な打ち合わせをした。食事のときもそうだったが、麻宗(あそう)家は、ザガンガ王国流に随分(ずいぶん)と日本流が混ざっている。ザガンガ王国流だけで育った女王様2人にとっては勝手が違う。そこで打ち合わせだ。


 打ち合わせが済んで、部屋の割り振りがどうなっているのかメイドのマヤ・ステインに聞いたところ、二郎、(かおる)に次ぐ大きな部屋を割り当てたらしい。次ぐと言っても少々手狭。王女様にそれでいいのかと(たず)ねたら、「衣装部屋に、もう一室ずつ確保しております」との返事だった。それぞれ二部屋割り当てているんだったらそれでいいかと思う二郎であった。



 次の日。麻宗(あそう)家+女王様2人(そろ)って朝食を食べ、二郎、(かおる)は宮廷魔道士の仕事のため登城。花菜香(はなか)風雅(ふうが)は勉強のため、通称(つうしょう)勉強部屋に向かうが、一緒にミネルバ、カッテリーナ両王女が付いて来た。



「カッテリーナ、ここは王女の見せ場ですわ」


「お姉様、ここで私たちが役に立つことを二郎様に認めてもらうのですわね」



 花菜香(はなか)風雅(ふうが)が勉強の用意を調えて、家庭教師がやって来たところで、



「まぁ、ミネルバ様、カッテリーナ様。どうして麻宗(あそう)邸に?」



 ミネルバとカッテリーナは、家庭教師に二郎に(とつ)ぐ気で、人となりを知るため、これから麻宗(あそう)家で暮らすことを簡素(かんそ)に伝え、



「お2人の勉強の進み具合はどうなっていますの?」



 ミネルバは家庭教師にそんな質問をするのであった。



「ぬぐぅ。この年で算数は私たちより上手(うわて)ですわね」


「でも、歴史と地理はまだまだですわね。食事マナーはもう少し洗練させたいところですわね。そして」


「「ダンスは手つかずですわね」」



 ミネルバとカッテリーナは家庭教師に根掘り葉掘り聞いた後、勉強の邪魔にならないように部屋の(はし)に寄って、ひそひそと話し出した。


 実は、麻宗(あそう)家の面々、(かおる)は食事マナーと中級のダンスはどこへ出しても恥ずかしくないくらいに洗練されているが、他の二郎、花菜香(はなか)風雅(ふうが)は食事マナーは基礎はできているものの優雅さが足りない。ダンスに至っては手つかず。ミネルバとカッテリーナはそこを見いだし、近々やって来るであろう社交界デビューに向かって手ほどきをして存在感を(しめ)そうと(たくら)んでいたのであった。



「「ここに勝機あり、ですわ」」


「では、早速準備に取りかかりますわよ」



 カッテリーナは麻宗(あそう)家の使用人に指示を出し、多目的ホールをダンスができるようにテーブルなどを片付けさせ、ミネルバはダンスで定番の曲を弾けるように練習を始めた。




「お帰りなさいませあなた、(かおる)様」


「お帰りなさいませ旦那様、(かおる)様」


「お父さん、お母さん、お帰りなさい」


「お父さん、お母さん、お帰りなさい」



 時刻も夕方。二郎と(かおる)は仕事が終わり、麻宗(あそう)邸に帰って来た。ミネルバ、カッテリーナ、花菜香(はなか)風雅(ふうが)とお帰りの挨拶(あいさつ)をしたのだが、



「あなたとか旦那様とか気が早い気がするが、まぁいいか。ただいまみんな」


「ただいまみんな。ミネルバ様とカッテリーナ様は立場が立場だし、私に対してはもう少しフランクでいいわよ」



 国王、アバン・ルイジアンヌは公爵、リチャード・バーンクリットの弟。ついでに言うと、シンロブモント・バーンクリットは彼らの末の弟。つまりは(かおる)とミネルバ、カッテリーナは従姉(いとこ)同士。フランクにしてもいいと思っている(かおる)なのであった。



 二郎と(かおる)が部屋着に着替えて夕食時。食事のときの会話で、



「「私たち、麻宗(あそう)家の弱点を見つけましたわ」」


「弱点ですか。それは何ですか?」



 ミネルバとカッテリーナは、社交界に必要な食事のマナーとダンスが足りないことを力説し、それは貴族として避けられず、いつ話が来るか分らないことを力説し、その指導をしたいと申し出た。



「それはありがたい。我々も貴族として恥ずかしくないように振る舞わなければならぬ。指導を()うてもいいな?(かおる)?」


「そうですね。私もそこまで気が回りませんでしたわ。ありがとう。ミネルバ、カッテリーナ。指導(よろ)しくね」



 こうして夕食前のダンスの練習と、夕食時の細かな指導が麻宗(あそう)家の日課となった。ミネルバとカッテリーナはこの家で存在感が出せたと喜ぶのであった。

お読み下さりありがとうございます。


おかげさまで総合ポイントが100ポイントになりました。


地球や日本、リアルな世界とこの話での世界観は同一ではありません。また、ぷい16が理想とする世界観でもありません。フィクションとして楽しんで頂ければ幸いです。

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