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14話 遊園地な世界1 2/7

 ようやく頂上に差し掛かると、ジェットコースターは止まった。



「おーやっと上りきったんだね!!」


「あかり見て、遠くに山が見えるー」


「本当だ、奇麗だね!!」


「やっぱり高いところって良いよねー」



 二人は頂上についてもなお元気に盛り上がっていた。今日の一発目から最高の高さ、そして最高の速度を味わえることに喜びを感じていた。


 静止していたジェットコースタはゆっくりと動き始めた。


 レールからほぼ垂直に落ちる落下速度で徐々に加速していき、最高速度に到達した。


 そしてグルグルと回ったり、途中一回転をしながらものすごい速さで空間を貫いてゆく。



「おぉ、すごい速い!!」


「最高だねー」



 スピードが緩む間もなくひたすらに走り続ける。


 あかりとこゆきは時に叫びながら最後まで堪能した。


 最後にキッとブレーキ音が響いてゆっくりとジェットコースターは元の位置へと戻った。



「楽しかったね!!」


「だね、最後の急停止だけはビックリするねー」


「あ、それじゃあ今度は急停止しないあれ行こうよ!!」



 そう言ってあかりが指したのはジェットコースターよりもさらに高いところから落ちるフリーフォールだった。


 その名の通り自由落下するマシンだ。椅子に座るだけで単純な上下運動だけでスリルを味わうことが出来る見た目以上に怖い乗り物だ。



「そうねー、行こうかー」


「ジェットコースターと違って、座る場所はどこでも変わらないよね!!」


「うん、ただ上下に動くだけだしねー」



 二人はリストバンドを見せて、フリーフォールに乗った。


 場内のアナウンスがあり、プルルルルという機械音の後に一気に上まで上がった。



「おぉさっきより高いね!!」


「うん、この上空最高だねー」


「風が気持ちいい!!」



 そのまま上空で留まり、カウントダウンが始まった。



 5秒前から始まり、4秒、3秒とそのタイミングがどんどん近づいてくる。



 そして2秒前になった時、すごい速さで落下し始めた。



「え、ここでー」


「あははっ、速いねっ!!」



 二人とも驚いたが余裕の表情で上下に落ちるスリルを味わった。



「はぁ、まさかスキを突かれるとはね!!」


「だねー、2でいくとは思わなかったねー」


「うん、このドキドキがたまらないねー!!」



 あかりとこゆきは楽しそうに話しながら園内を歩いた。


 まだまだ乗ってないアトラクションがたくさんあって迷っていた。


 その時、あかりが興味を示す乗り物を指さした。



「あ、次はあれ乗ろうよ!!」


「スプラッシュマウンテンー? 」


「そうそう!!」


「おっけー、いこうー」



 入り口でリストバンドを見せて乗り込んだ。



「あ、ポンチョ買うの忘れてたー」


「まぁ今日は良く晴れてるしすぐ乾きそうだよ!!」


「そうね、じゃあ気にしなくてもいいかー」


「うん、一緒に濡れて気持ち良くなろうよ!!」



 あかりとこゆきがシートベルトを締めるとコースターの上をゆっくりと動き出した。

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