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13話 100枚UNO1 3/7

「100枚って、手に持てないよね──?」



 こゆきの気付いた通りだった。


 あかりはこたつ布団を駆使して、自分だけが床に並べた自分のカードを見られるようにした。


 つくよも同じように床に並べる方法をとったが、彼女の場合は、こたつ布団の下に隠すのではなく、カードの数字が判別できる必要最低限の場所だけ見られるようにしてカードをできるだけ隙間なく重ね、スペースを節約した。


せいなは、前の2人のように、カードを他の人から見えなくする努力を放棄してしまっていた。彼女の場合は、UNOのルールをまだ教えてもらったばかりだったので、皆に見てもらいながらプレイする方が簡単だろうと思ったのだ。こたつ机の半分ほどに、せいなのカードが置かれた。残りのカードは床に並べられた。


こゆきもあかりやつくよのように、まともにゲームに挑める姿勢は早々に諦めて、まず10枚のカードだけを自分で見られるようにして、残りの90枚を自分専用の山札にしてしまった。1枚場に出す度に、1枚残りの手札を、自分専用の山札から引いていく仕組みだ。


 こんなのでゲームが成り立つのか……? と、あかりとつくよは他の2人を見て不安になって顔を見合わせたが、始めの数十分は、驚くくらい何の問題もなくゲームは進行した。



「100枚手札あったところで、最初はただ色札減らしてくだけだから、何のドラマもないっ!」



 30枚ほどカードを捨て終わった辺りで、あかりが痺れを切らして叫んだ。


 これまであった展開らしき展開といえば、せいながスキップを出すとそれに対して飛ばされた先のこゆきもスキップを出し、更にせいながスキップを返し──そのリレーがほとんど永遠に続いたため、他の2人は欠伸をして見守った後、同様の方法でスキップの連鎖を続けてひたすらアクションカードの数を減らした。


 リバースカードに関しても、ほぼ同様のことが起こる。今度は向かい合った相手ではなく、隣同士で淡々と弾き合いを続けることになる。それが終わればまた、ひたすら数字カードを捨てる作業だ。これがいつになれば終わるのかもわからない。



「勝負かけるっ!」


 威勢のいい掛け声とともにあかりが場に置いたのは赤のドロー2のカードだった。


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