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11話 VRゲームな世界1 3/6 

「つくよのライフルも重厚感あるね」


「ありがとうございます。私もこの武器、フリートを気に入ってるんですよ」



 自分の武器をせいなに褒められたつくよは、頬を少しだけ緩ませる。



 つくよの武器は対物ライフルのフリートだ。つくよの使っている対物ライフルは主にフランスで使われているPGRヘカートⅡをファンタジー風にアレンジしたものである。

 つくよは遠距離戦の武器のため、防具は鎧ではなく布や革製の防具である。

 

 ファンタジーな紫のノースリーブの服の上から黒のチョッキを羽織り、腕は露出している。手甲もしていない。スナイパーは指先のずれ一つで、着弾点が変わる繊細なポジションだ。そのため、腕に防具は付けていない。足も動きやすいように茶色のブーツだけである。



「それでは作戦会議を始めます」



 つくよはそう言ってマップを開く。今、つくよたちがいるところは南側の渓谷の中だ。


 敵は北西の広がった円形状の場所に生息し、そのエリアに入った瞬間召喚され戦闘が始まる。つまり、そのエリアに入らない限りドラゴンは召喚されないし戦闘も始まらない。



「私は東の高台から狙撃を行います。あかり、せいな、こゆきはこの北西の場所に行きラージドラゴンと戦ってもらいます」


「つまり、自分たちが前衛でつくよは後方から支援というフォーメーションなんだね……」


「はい、そういうことになります」



 つくよが後方から狙撃で援護し、あかり、せいな、こゆきの三人が前線でラージドラゴンと戦う。



「なるほど! つくよが後ろでうちたちに指示や援護をするんだね!! それは心強い!!」


「危険な前衛をお願いするのは心苦しいですが、みなさんよろしくお願いします」


「任せてよ!!それに前で戦うから前衛なんだしつくよが気にする必要は全くないよ!!」


「前はゆきたちに任せてー」


「つくよにはつくよにしかできないことがあるから後方はお願いね……」



 自分だけ安全な後方で援護することに、後ろめたさを感じるつくよだが、他の三人は全然気にしてはいなかった。


 むしろ、他の三人はつくよを信頼し、つくよが後方にいてくれる心強さを力説した。



「ありがとうございます、みなさん」



 つくよは三人に礼を言った後、すぐさま作戦に移った。


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