表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

66/433

8話 フォースボールな世界1 5/5

「大丈夫ですか?」


「次は私達で白い影さん止めるよー」


「うん、任せたっ!!」


「ここを止めれば勝てる……」



 しかし、次のプレーで白い影に抜かれてしまい、再び逆転されてしまった。ボーナスポイントは先ほどの反省を生かし、何とか阻止できたが、試合時間は残り3秒しか残っていなかった。


 12ー15個の距離ではキックが入ったところで、逆転は出来ない。



「どうしよう、逆転されちゃった……」


「時間的に、最後の1プレーだけですね」


「他の黒い影さんはゆきたちが止めるわー」


「つまり、うちが白い影さんを抜くしかないんだね!!」


「ゆきのキックが入っても同点だしなー」


「やっぱり勝たないとですね」


「みんなで勝とう……」



 4人で円陣を組むと、勇気が湧いてきた。最後のプレーが始まり、あかりにボールが託された。


 つくよとせいなと、こゆきはそれぞれ黒い影のブロックへと向かった。やはり白い影は正面から迫ってきた。このままフェイントだけではきっと止められる。後ろから、白い影の手が伸びてきて、あかりの肩に触れようとする。



「やぁっ!!」



 気合いの声と共に、くるりと右足を軸に1回転して、白い影の手を弾いた。あかりは弾いた勢いでさらに加速して、そのままエンドゾーンまで走り切った。



 そこで試合終了のホイッスルが鳴った。



「やったぁ!!」



 あかりは叫ぶとしばらく地面に寝そべって呼吸を整えた。やり切った感じでものすごく気持ちよかった。



 そこにすっと白い影が手を差し伸べてくれた。



「ありがとう」



 あかりはその手を掴み立ち上がるとみんなと一緒に整列した。相手選手と握手を交わした。



 その後、優勝のトロフィーが授与された。パンっと大きな音を立てて、紙吹雪が舞った。



「豪華ですね」


「うん、もらえるなんて意外!!」


「やったね……」


「写真でも撮ろうかー」


「せっかくだし、影さんも一緒に!!」



 影と一緒に勝負した記念、思い出の一枚が枠の中に納まっていた。


 控室に戻ってくると、影たちが料理を持ってきてくれた。



「わぁ、これって食べていいのー」


「うち、お腹空いた!!」


「すごい美味しそうだね……」


「せっかくですし、頂きましょうか」



 影たちが見守る中、みんなでお腹いっぱいにご飯を食べて、すごい満足できた2日間だった。


 そしていつもの部屋に帰ってくると、みんな笑顔で笑いあった。



「楽しかったね……」


「うん、勝てて良かったー」


「白い影さんには驚いたけどね!!」


「また、やりたいですね」



 4人の少女は次の課題に向けて体を休めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ