6話 ファンタジーな世界2 4/4
「もし間違っていたら申し訳ないんだけど魔王ってもしかしてこゆきじゃありませんか」
「えっ!!」
「嘘......」
「えっ、なんで分かったのー」
つくよの推理にあかりとせいなは驚きながらこゆきを見つめて、天然なこゆきは素直に白状した。
「やはりそうでしたか。それに今思い返せばせいなに矢が飛んでいかなかったのは分かります。せいなはそういう運は強いですしステータスでも幸運値は高いです。でもこゆきのところに飛んで行った矢はかなり不自然にこゆきを避けていきました。そして今日の課題、なぜか中国語でした。そして私たちの頭や背中についている耳や翼。そして右手に浮かび上がっている数字。今回は日本語で魔王に勝つ。猫は中国語で『マオ』そして五は中国語で『ウー』つまりマオウー、魔王になります」
「なるほど!!」
「なるほど......」
つくよの説明を聞いた二人はウンウンと頷く。
「じゃぁ、こゆきを倒せば良いんだね!!」
「ゆきは魔王だから簡単には倒されないよー」
こゆきは自信満々に三人の前に立ちはだかる。
「すみませんがこゆき。みんなここまで歩いてきて疲れていると思うので一回休んでから戦いませんか?」
つくよは一回、こゆきに休憩を求める。
「確かにゆきも疲れたー。少しだけ休もー」
こゆきも疲れていたらしく、一度休憩を挟む。
「結構鎧が重い!!」
「自分も動き回って少し疲れた......」
あかりもせいなも動き回ったせいで足がパンパンになっており、床に座り込む。
「みなさん、横になると床がヒンヤリしていてもっと気持ち良いですよ」
つくよは床に横になり、みんなに勧める。
「本当だ......」
「おぉ楽だ!!」
「ゆきもゆきもー。横になるー」
つくよに倣い、三人も床に寝そべる。
四人が床に横になった瞬間、課題クリアの表示がされる。
「どうしてー」
こゆきは驚きの声を上げる。
「今回は魔王を倒す。今、こゆきは倒れています」
「確かに......」
「これでこゆきの負けだね!!」
「負けちゃったー」
つくよが課題クリアの説明をし、せいなはその意味を理解し静かに頷く。
あかりは楽しそうに笑い、こゆきも悔しそうな表情をしながらも楽しんでいたらしく笑っている。
こうして課題クリアした四人はいつものこたつルームへと転送されるのであった。




