6話 ファンタジーな世界2 1/4 執筆:葵希帆 先生
ポーンという音とともにいつもの課題が始まった。
「あれ!ここはどこだ!!」
「紫の空、黒い雲。……あれはお城ですか」
「なんか不気味だな......」
「今回は異世界っぽーいー」
あかりは狼狽し、つくよは目の前に広がっている光景からいろいろと推察する。
せいなの体は小刻みに震え、こゆきはいつも通りマイペースである。
「あれ!うちたち服装がいつもと違う!!」
あかりがみんなの服装がいつもと違うことに驚きの声を上げる。
あかりは西洋風の鎧に鹿の角が生えていてるナイトのような恰好をし、つくよは黒いローブに黒いとんがり帽子に黒兎の耳の魔術師のような恰好をしている。
せいなはショートパンツに紫色のサラシを胸に巻いているだけで背中にはこうもりみたいな翼が生えていて露出が多い。こゆきは修道女みたいな白いローブに、頭には猫耳がついている。
「えっ、なんで自分だけこんなに露出が多いの......」
「わーい、猫耳ー」
せいなは自分だけ露出が多く羞恥心を感じ真っ赤に頬を染め、こゆきは猫のように跳ねている。
≪恶魔王を倒す≫
「魔王に勝つっていう意味かな!!」
「多分そうかもしれませんね」
あかりの言葉につくよは悩みながら頷く。
「なにか右手の甲に数字が書かれてる......」
「本当ですね。この数字はなんでしょう」
せいなが右手の甲の数字に気づき、つくよはその数字について思案する。
「私は十一、あかりは四、せいなは十九でこゆきは五ですか」
「せいなだけすごっく高いね!!」
「なんで自分だけこんなに高いんだろう......」
「せいなって昔から運良いじゃん!!」
「せいなは結構当たりのクジを引くし、ジャンケンも強いしー」
「そうだっけ.....」
あかりとこゆきはせいなにまつわるエピソードを話していく。
せいなはその自覚がないらしく首をひねっている。
「それにステータス画面に幸運値の数字と右手の甲の数字が同じです」
「確かに......」
右手の数字とステータス画面を見比べて、その結論にたどり着くつくよ。
その結論にせいなが頷く。
「とりあえず中に入りましょう。そして魔王を倒しましょう」
「うん......」
「そうだね!!」
「おぉー」
それぞれの状態を確認した四人はいよいよ、魔王城の中に入った。
魔王城の中に入った四人は武器を装備していないことに気づき、ステータス画面を見ながら武器庫を探す。
武器庫を探して一時間。四人は迷子になっていた。




