0話 部活な世界1 14/20
「あ!! つくよだ!!」
あかりがつくよを発見。
「あかりとこゆきは……卓球をしてたの?」
「そー」
「そろそろ17個クリアしますね」
「早いね! それなら最後は4人で何かやろうよ!! せいな探してくる!!」
あかりはそう言うと走って体育館を出た。出た瞬間何かに気づいたのか、ゆっくりと歩き始めた。
「じゃあそれまで2人で何かやってましょう」
「そだーね」
「なにあれー」
「シュールな施設ですね」
校庭の一部に雪山があった。一番低い位置のリフトまでのスキー場くらいの大きさだ。そして一番特徴的なのは、坂の大部分がベルトコンベアーのように上から下へ動いていた。それに割と速いし、動く音はうるさい。
《坂の上から動く斜面を滑り切れ》
「なんか危なくなーい?」
「大丈夫だと思います。もし私が挟まれて死んでしまったら絶対権限で生きかえしてくださいな」
「その前に助けるよー、なにいってんのー」
つくよも、こゆきもいつの間にかスキーウェアに衣装が変更された。ストック、スキー靴、スキーも勝手に装着された。
2人は次にリフトへと向かう。
「なんならこのまま上に瞬間移動すればいいのに」
「せっかく作って下さったんだから文句言わないの。ほらリフトに乗りますよ」
「はーい」
何事もなく坂上に到着する2人。上からの眺めは割とよく、校舎やグラウンド、野球場など4人が遊んできた場所が一望できた。
「おー、いー眺め」
「素敵ですね。2人も一緒だったら良かったのに」
「さてーいっちょ行きますかー」
そう言うとこゆきが滑り始めた。少したどたどしい動きで、スピードもそこまで速くなかった。
いざ、上から下へ動く雪のベルトコンベアー部分へ突入すると、すぐに速度が0になり、上へ押し戻された。やがて動いていない部分まで押し上げられ、こゆきは泣く泣く停止した。
「やっぱ勢いがないとだめー。直滑降はこわいー」
「了解です。お任せください」
つくよは勢いよくストックを掻き、坂を滑りだした。姿勢を低くし、スキー板を平行にし、まっすぐ坂下へ向かう。
「いけー」
つくよがベルトコンベアー部分に侵入しても、中々スピードは落ちず、なんなくベルト部分を抜けることができた。
「やりました!」
つくよは低い姿勢を戻し、喜んだ。
こゆきは再び動く雪床に挑戦する。一度カニ歩きで坂を登ってからすっと降り始めた。
がしかし、途中でベルトのスピードが勝ち、ゆっくり上へ登り始めてしまい、2回目も失敗した。
つくよがリフトを使って坂の上へ戻ってきた。
「やっぱこわいよーつくよー」
「直滑降は慣れないと勇気がいりますから」
「これって1人達成すればよかったりしないー?」
こゆきが空中に聞く。すると空中に「2人たsっせいが条件」と出た。
「sが一個多いよー。でもりょうかいー」
「でもスキーじゃなくても良いのでは?」
「おー! それもそっかー。じゃあスキーじゃなくてスノーボード!」
するとこゆきのストック、スキー靴、スキーが一瞬の内に消え、スノーボードブーツとボードが装着された。
「おーいけるんだー!」
「こゆきはスノーボード滑られましたっけ?」
「できないー」
「なんでそれを選んだの?」
「ちょっと本命の名前を思い出せなくてー。えっとースキーのバイクみたいなやつ」
こゆきがそう言うと、こゆきの隣にスノーモービルが一瞬の内に出現した。




