0話 部活な世界1 11/20
「あ!! つくよとせいながなんかやってる!!」
「あらあかり、こゆきは?」
「体育館の方に行ったよ!」
「じゃあ次の場所に行きましょうか」
3人は実験室を出発、課題がありそうな部屋を探し歩く。
「……? 何もない部屋だ……」
せいなが言う。あかりとつくよも部屋を覗くが、机や椅子などは無く、小さなスピーカーが床に置かれているだけだった。
「課題が書かれてますね」
空中に浮かび上がる文字には
《規定のダンスをミス無く1分間踊る》
と書かれていた。
「ダンス!!」
「ええ……ダンスか……」
「せいなは苦手ですか?」
「得意ではない……まあでもやろっか……」
ダンスの振り付けは例の影が自動的に映し出されてレクチャーされた。途中の一時停止、早送り、巻き戻しなども可能だった。
「途中のランニングマンはちょっとした難関ですね」
「……そこどうしてもできない」
「教えてあげる!! ランニングマンはこれとこれとこれのポーズの繰り返しで、止まりながら歩こうって考えると逆にできないかも!」
「こう……こう……こ……あっ!!」
せいながバランスを崩し、倒れかける。
「よっと」
倒れかけたせいなをつくよがキャッチし、事なきを得た。
「ありがとう……つくよ」
「どういたしまして」
その後、しばらくの練習を経て、3人はダンスを踊った。
そして2回の失敗後、3回目でミス無く踊る事に成功した。
「やった……」
「やりました」
「ぜえ……ぜえ……っはぁ……はあ……つかれた……」
「あかりは相変わらず体力がないですね」
「ごめん……自分がミスしたから3回も……」
「ぜんてん!! だいおうぶ!!」
あかりの息が整うまでに多少の時間がかかった。12個目の課題をクリア。
3人はダンスの課題をクリアした後、廊下を歩いていた。そしていつものように、つくよがいなくなっていた。
「あれ、またつくよがいない!!」
「……本当だ」
「まあ気にしなくてもすぐに会えるか! あ!! あの部屋は!!」
あかりの顔が青ざめていくのにせいなは気付いた。
「どうしたの?」
「あの部屋は……クイズでコテンパンにやられた……部屋……!!」
「ああ……」
せいなが将棋を指していた時にあかりが半べそかきながら、戻ってきたときのことだ。
「避けよう!! ほらせいな!! あっち行こ!!」
「……リベンジしないの?」
「う……リベンジしたい……けど!! 手伝ってくれる?」
「いいよ」
「ありがと!!!!」
かくして2人はクイズの課題に挑戦する事になった。




