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日記の束  作者: 紅白
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【表紙:赤茶色のまだら模様】

とんでもないものを見つけちまった。じいちゃんのやつ、なんてものを隠していたんだ。

 僕はどうするべきだろう。隠すべきか、明かすべきか。明るみに出せば、今の水嵐季人の中には、これを封じた理由を棚の上に置いて、過去の遺物を掘り起こす人も出てくるだろう。

 僕も、子どもや孫につないでいこう――昨日じいちゃんが死ぬ前に教えてくれた、宝の地図の在り処を。

『じいちゃんの部屋の壁に一つ、木造の胸像が備え付けてあるだろう。その肩章は、実は秘密の扉につながっているんだ。右の肩章の菊飾りを時計回しにひねりながら、左の菊飾りを奥に押してごらん。すると、胸の一部が飛び出してくる。そのまま開けたらそこに取っ手があるから、ちょっと力がいるかもしれないけど、頑張って押すんだ。そうしたら秘密の通路が現れる。下り階段だ。その先の扉を開けると、宝の地図がある。いいかい、決して言いふらしてはいけないよ。宝物がどんなものかも、宝物があること自体も』

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