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日記の束  作者: 紅白
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【表紙:秋桜色】

 ねえ、オニキス。今日、何かとっても不安になること、あったのね。みーんな、心配していたのよ。心配しないの、オニキス。わたしたち、絶対に独りにならない。

 だってね、夜の空はオニキス色。わたし、毎日、庭でオニキスに会ってからお城に帰る。夜空のオニキスには、あたたかなお月さまとたくさんのお星さまがいる。だから、オニキスってね、きらきらしていて、あったかいのよ。

 わたしが一緒に過ごしたお庭のみんなは、わたし。だからわたし、オニキスとずーっと一緒にいる。春は桜、夏は青葉、秋は秋桜、冬は枝木。他にもたくさんのみんながわたしなの。わたしは小春。花咲くの、秋の終わり。だけどずっとそこにいる。忘れないでね。

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