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154.閑話 とある日記


今現在私は離宮で一人で過ごしている様だ。

周りには使用人も居らず室内は荒れていおり不安な日々を送っている。

長い間意識の無い事も多く記憶もまばらであり、酷い頭痛に悩まされていてとても心細い。

おそらく私は何らかの伝染病に侵されているのではないかと考えている。

目が覚める度に一体幾日の月日が経ったのか分からず、届けられた手紙の日付は私の知る年月よりも大分経っており、その都度恐怖の底に突き落とされる気持ちだ。

今現在の正確な暦すら分からないがおそらく数年は経っているはずなのに鏡に映る私の姿に変化はない。

栄養が足りずに成長が止まってしまったのだろうか。

もしくは意識を取り戻したと、目が覚めたと自覚をしているだけで私はまだ夢を見ているだけなのかもしれない……そう思いたい。

しかし皮膚をつねれば痛みを感じるし、慢性化した酷い頭痛は収まる気配もない。

これが夢だとしたら悪夢だとしかいい様がないだろう。

いや、どんな悪夢であれ今のこの状態が現実でないならばどれだけ幸せである事かと願わずにはいられない。

しかし夢ではなくこれが現実であるのならば、目を離すべきではないだろう。

この身に起きている事は女神テレーズより与えられた厳しい試練であるのかもしれない。

そこでまずは私の為に備忘録として簡単にこの日記を付ける事にした。

この身に起きている体調の変化なども記しておこう。

いつの日かこの病を克服した時に……もし私が死を迎えたとしてもこの研究が同じ病で苦しむ人々の役に少しでも役に立つ事が出来れば……そう考えている。


《追記》


どうやら私は呪いに侵されており大変危険な状態であるかもしれないと認めるに至った。

何者かに操られ、意識の無い間の私は私ではない。

この日記も分からぬよう隠しておく事にする。

無意味な事と嘲笑されても構わない。

私は、私なりに出来る限り抵抗するつもりだ。

もし私が生きていても死んでいたとしても、いつか誰かがこの日記に気づいてくれる事を祈る。

そして誰かが助けてくれるならば……そう願わずにはいられない。


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頭が痛い。

また私は意識を失っていた様だ。

身体を動かすのも辛い。

ここはどこなのだろう……治療を施されていた部屋でも私の部屋ではない事だけは確かだ。

呼びかけても誰一人来ないので気力で起き上がり寝台から抜け出した。

そして何度かつまづきながらも外に出るとここが離宮である事が分かった。

庭にいた使用人が私を見るなり蒼ざめて何処かへ行ったかと思うと衛兵数人が現れた。

彼等は私の質問に一切答える事なく部屋へ戻る様に促した。

ここが城より少し離れた離宮である事だけは知る事ができた。

そして衛兵達の怯える姿と自身の体調から、何か悪い伝染病では無いかと考えるに至った。

私はどうなってしまったのか……とても不安で仕方が無い。


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また眠ってしまっていた様だ。

何故この様な状態になってしまったのか考える時間が少な過ぎる。とても不安だ。

私の病は死を待つだけの物なのだろうか。

それならば側に控えていたサリスもまた……彼女とは長らく会っていない。

悪い考えばかりが能を過る。

彼女は私ほどは強くないだろう。とても心配だ。


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頭が割れる様に痛いが無理をして離宮を調べた。

床に破られた手紙と小さな花束が落ちていたのを見つけたのだ。

繋ぎ合わせて読むと父上からの手紙だ。

私の身を案じ、不都合がないかを問う短い物だった。

手紙に添えられていたであろう花はしおれ、そして記載された日付はは私の知る年月よりも先の物……それではもう数週間も経っている事になる。

すぐに返事を書く。

何者かの侵入の可能性による身の危険を案じている事、そして部屋が荒れている為掃除をする者を寄越して欲しいと頼んだ。

封の中には小さな袋に粉末の物が入っていたのを見つける。

外国より取り寄せた薬草の粉末らしく、飲んでみて身体に改善が見られるか教える様書かれた小さなメモもあった。

すぐに水に溶いて飲んでみる。

味はおそろしく苦かったが父上の気持ちがとても嬉しい。


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どうやら、薬草の効果はあった様だ。

吐き気を催す物だったが、意識は以前よりもしっかりしている様に感じる。

そこでまた父上に手紙を書き、同じ薬草と出来れば種子を手に入れる事が出来ないか頼んだ。

手元で育てる事が出来れば、またその薬草について学ぶ事が出来ればと考えたのだ。

また意識を失う事がとても恐ろしい。


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薬草のお陰で今日も目覚める事が出来た。

体調は優れないが離宮内を調べて回ると、ある部屋に私宛の手紙の束や小包みが打ち捨てられていた。

どれも開封すらされていない。

父上に母上、祖父、の手紙に、薬草や魔法薬の贈り物だった。

どれも私の容体を案じている物であり、自然と涙が流れ止まらなくなった。

一体この手紙を隠したのは誰だ?

此処に何者かが侵入している事は明らかだ。

私の身体の回復を喜ばぬ者達の仕業であろう……しかしそれならば何故意識の無い私の命を奪おうとはしないのか。

私のもがき苦しむ姿をあざ笑っているかの様だ。

私は大切な手紙と薬草類を分からない様に密かに隠した。

今日は収穫の多い日で、地下室を発見したのだ。

そこはかつて何かの研究が行われていた部屋の様だった。

棚にある本の中には魔法薬の生成についての物もあり、私の師ザルグの筆跡の物もあった。

私にも少しは運が残されていた様だ。

ここで、この身をもって病の研究が出来る。

師ザルグはお元気だろうか……私を治癒する間にまさか同じ病に侵されているのではないだろうか。

手紙を書いておくとしよう。


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悲しい報せを受けた。

父上より手紙が届き、私の敬愛する師匠ザルグは亡くなっていた。

彼は暗殺未遂により生死を彷徨っていた私を救う為に手を尽くし……そして過労による死を迎えたという事だった。

涙が止まらない。

今日はもう何も考える事が出来ない。


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また私は意識を失っていたらしい。

私はこの離宮の庭の木陰に倒れていた。

側には魔物らしき動物の死体が転がっていた。

かつて図鑑で見た事はあるが魔物など見るのも初めての事だ。何故こんな所に魔物がいるのだろうか。

割れる様な頭痛に耐え何とか起き上がるとその魔物の血は私の両の手にべったりと付いていた。

私は一体何を……私がこの者の命を奪ったのかと愕然としていた所へヴェンゲロフがやってきた。

私が彼にこの状況を訴えると、彼は微笑み『おそらく怪我をして迷い込んだこの生き物を私が土に埋めようとしたのではないでしょうか』と推測し、私の代わりにやっておくから部屋で休むよう促した。

体調も優れずにいた為、その提案通りに私は身体を清め寝台に横になる事にする。

ヴェンゲロフは私に何か用があったのだろうか、彼は祖父と敵対関係にあったからよく知らないが流石は神官だ。

公爵という立場で部下を使うでもなく自ら小さき魔物を弔うなどなかなか出来る事ではないだろう。

誰も触れようとしない未知の病に侵された私の地に汚れた手を大きな冷たい手で握ってくれた。

久しぶりに人の手に触れた事に心が温かく満ちる。

薬草煎じて飲み眠る事にする。


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昨日多めに飲んだ薬草が効いたのか、少し身体が楽になっていた。

この病を克服したい。

私の命を救ってくれた師ザルグの為にも、立場を鑑みずに私を訪れてくれたヴェンゲロフの為にも。

父上に、師が遺したであろう私の研究資料を送ってくれる様手紙を書いて依頼した。

そして今日は地下室に篭っていた。

煎じた薬草を濃縮させて魔力を込めると効果の高い魔法薬になるらしい事が分かり早速作成してみるとそれ程難しくは無く生成する事が出来た。

サリスの笑顔が頭を過る。

こんな時は昔だったらすぐに子供の様にサリスへ報告し、褒めてくれる言葉を聞いていたな。

彼女は今何をしているのだろう……彼女宛に書いた手紙の返事はまだ一つも返って来ない。

私と同じ病にかかり実家へ戻された可能性が高い。

早く治癒方法を突き止めなくては。


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ヴェンゲロフ公は度々様子を見に来てくれる。

本当に短い時間だが、それでも私は嬉しい。

私の為に荒れた部屋の清掃の為に使用人も寄越してくれた。

祖父からの手紙には、ヴェンゲロフ公には気を付ける様に記された物があったが素晴らしい人物の様に思える。

今日は異国から取り寄せたという黒い丸薬を持ってきてくれた。

万病に効くと古より言われている物らしい。

すぐに飲んでみる様に勧められ、茶も淹れてくれた。

丸薬は表現し難い味で飲み込む事も出来ずに吐き出してしまった。

その後も吐き気が収まらずヴェンゲロフ公の手を借りて寝台に入り休む事にする。

ヴェンゲロフは酷く心配し、次は飲みやすい様にもう少し小さく加工すると薬草して去っていった。

彼の悲しそうな表情が目に焼き付いている。

すまない事をしてしまった。


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何と恐ろしい事だ。

どうやら私は数ヶ月も意識を無くしていたらしい。

魔術を使い作成した自作の暦計器なのでその精度には自信がないが……もし事実なら食事もせずにどうやって私は生きながらえていたというのか。

頭痛と吐き気も酷い。

考えられるのはあの丸薬……あれは私の身体には合わなかったようだ。

寝台には私の意識の無い間に届けられたのであろう小さな丸薬がサイドテーブルに置かれていたが、隠していた魔法薬を飲む。

少しは楽になったような気がする。

ヴェンゲロフ公の厚意に背く事になるがあの丸薬は飲んだ事にして地下室の隠し棚へしまい鍵をかけておいた。

意識のあるうちにもう少し魔法薬を作っておこう。


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今日はこれまでになく身体が楽だ。

どうやら、光の神子が城に訪問していたらしい。

光の神子アンドレとは親戚で歳も近かったはずだが、何度か見かけた事があるくらいで話した事は無い。

彼は幼少の頃から神に仕え、両親と離れ神殿で修行をしていると聞く。

今頃は立派な聖職者になっているのだろうか。


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光の神子の力は素晴らしい。

この様に長い間気分の良い日が続いたのは初めてではないだろうか。

私は失われた日々を取り戻すべく研究に没頭した。

気分転換に陽の光を浴びようと庭に出て散策していると隅に目立たぬよう木箱が置かれていた。

中には父上から贈られた師ザルグの遺品が入っていた。

まただ……一体誰の仕業なのだ。

急いで地下室へ運ぶ。

苦労したが、体調が良い状態の時に見つけられて良かった。

雨風により中の研究資料は文字は滲み消えかけている物もあったが、目を凝らして読み解いていった。

そしてやっと私は知る事になった。

私は病ではなく、何らかの呪いに冒されていたのだと。

なんという事だ。


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今は亡き師が遺してくれた資料は役に立っている。

師が私の為に膨大な知識を元にありとあらゆる治癒や解呪に手を尽くしてくれた事も分かった。

そして私などがどう足掻いても太刀打ち出来ない呪いだという事も。

しかし、私にはこの残された私に関する資料がある。

師の想いを無駄にする訳にはいかない。

彼の走り書きに近いメモには知らない言葉も多く、呪いに関する書物も取り寄せて勉強する事にする。


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ヴェンゲロフ公の訪問は嬉しいのだが、彼の持ってくる異国の薬草や紅茶はどれも酷い味がするし、吐き気を伴う。

彼曰く長期に渡り飲み続けると効果があるはずだと勧めるが、呪いに対してはは効果は無いのではないかと考えている。


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久しぶりに届けられた祖父からの手紙に、兄上が暗殺されたという内容が記されていた。

幼少の頃はその後を追いかけていた事もある親愛なる兄上が……毒殺されたという。

まだ信じる事が出来ない。


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私はまだ生きている……私だけでも生き延びなくてはならない。


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呪いに冒されたこの身体は危険だ。

数日前に生き延びる事を望むような事を記したが、私はもうこの世には生きていない方が良い。

酷く頭が痛むがまた意識を失う前にこの身に起きた事、この目で見た事を記しておく。

私は見知らぬ土地にいた。

知らぬ民家の様な所だ。

目が醒めると私は衣服のはだけた見知らぬ女性に抱きついていた。

その女性は……死んでいた。

腹をナイフで抉られていた。

そして血塗れのナイフは私が手に持っていたのだ。

ナイフには王家の紋章が入っていた。

私は大声をあげて飛び上がった。

そして人を呼びながら民家を出ると、どうやら小さな村の様だった。

そこが何処だったのかまでは分からない。

しかし驚愕すべきはそこではないのだ。

その小さな村人は皆、私の抱いていた女性と同様に残虐にも身を切られ死んでいたのだ。

私は理解した、全て私がやった事なのだと。

呪いにより意識の無い間に、私は恐ろしい事を行っているに違いない。

すぐに私は持っていたナイフで自死を図った。

それから意識は無い。

私はいつもの離宮の自室の寝台の上で目が覚めた。

服は汚れておらず血塗れの服も落ちていなかったので、一度は酷い夢を見たのだろうと考えた。

しかし、見つけてしまったのだ……浴室の鏡の前に血に錆びた夢で見たあの短剣を。

やっと私は理解した。

使用人すらこの離宮におらず、私を見て怯えていた衛兵の事を。

そして何日も眠りについていても死ぬ事のなかった理由を。

私は操られている。

そして罪亡き人々を殺してしまった。

私は生きていてはいけないのだ。


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先ほどヴェンゲロフ公が見舞いに来た。

彼だけはかつての私の周りにいた貴族達の態度と変わらず親切で私の体調を心配してくれた。

神に遣わされた神官の在るべき素晴らしい姿だと考えていたが、妙に胸が騒めいた。

祖父が危険視していたかつての手紙に記された言葉が蘇る。

彼は異常だ。


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地下室に私が隠した物は全てそのままだ。

意識が無い間の私の行動は、呪いにより動く私には知られていない様だ。

しかしもう時間がない。

ヴェンゲロフが私の異変を察し、頻繁に私を訪問しては持参した茶や薬草を勧めてくるのだ。

この事に父上や祖父は気づいていないのだろうか、それとも……


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