ルールを守るか、自分を守るかで迷った日
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結果的にどうなったか。
自宅で軽く体を動かし、
最低限の仕事を片付け、
子どもたちとの時間も確保できた。
そして、短いけれど、ちゃんと眠れた。
完璧じゃない。
でも、崩れていない。
それで十分だった。
メンタルウインターアーク
29日目
今日は、想定外から始まった。
子どもが熱を出した。
看病で一日が溶けていく。
気づけば、トレーニングも、仕事も、
ジャーナルも、
予定していたことは何ひとつ手をつけられていなかった。
ウインターアークのルールが頭をよぎる。
――毎日欠かさずジムに行き、体を鍛える。
正直、行こうと思えば行ける。
無理をすれば、どうにかなる。
それくらいの気力は、まだ残っていた。
でも、本心は違った。
今日は、体を追い込む日じゃない。
仕事を無理に詰める日でもない。
回復と、状況整理と、家族を優先する日だ。
そのズレが、胸に針のように刺さった。
「ルール通りに動くべきか」
「今の自分に必要な行動を取るべきか」
ルールを破れば、また昔の自分みたいに
“今日は不可抗力の理由があるから辞めておこう”と
体を鍛える習慣をやめてしまうかもしれない。
しかし、ここで無理をすれば仕事も進まないし
体も壊すかもしれない。
どちらを選んでも正解にならない。
そんな追い詰められたような気がしてイライラし始める。
迷い始めてイライラした時点で、
これはもうトレーニングの話じゃないと気づいた。
これは、解決策を見つける必要のある
いつもの人間の課題の話だ。
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いつもなら“ジムに行ってから考える”となるが、
メンタルウインターアークをしている俺は
一度立ち止まり、AIに相談した。
すると見えてきたのは、
「守るべきものの優先順位」だった。
・子どもの看病
・自分の回復
・仕事の最低限
・そして、連続性をゼロにしないこと
全部を100点でやる必要はない。
でも、全部を0にする必要もない。
ジムに行けなくてもいい。
今日は自宅で体を動かせばいい。
短くても、意味のある行動を選べばいい。
そう割り切った瞬間、
胸の針が少し抜けた。
取った行動はこうだ。
①夕飯の準備中に全身サーキットで体を動かす。
結果、1ヶ月前の自分よりどれくらい成長しているかが分かってモチベーションが上がった。
息子(2歳)が背中に乗っても腕立てが出来た。
②食事中にストレッチをする。
結果、家族に手伝ってもらってストレッチがいつもより気持ちよく出来た。
③インフルになっていない子供と、ティータイムに小顔体操をした。
楽しかったし、結果、子供を早く寝かせることが出来た。
④早く寝かせたので、少し夜ふかしして急ぎの仕事を片付けた。
夜遅かったけど、お客さんにすごく感謝されて嬉しかった。
⑤ジャーナルも書けた。
結果的に、ほぼ全てがいい方向に向かってスムーズに動いた。
脳が戦闘モードだったので寝るのが少し大変だったが、なんとか寝れた。
何もかも上手く行った。
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今日の感情を一言で言うなら、こうだ。
「正しい行動じゃなく、
今の自分に必要な行動が知りたかった」
守りたかった価値は、
継続と、自分の心身。
今日、ウインターアークのルールを破ったように見えるかもしれない。
でも実際には、ルールの本質を一段深く理解しただけだった。
ルールに従うために生きるんじゃない。
生き残るために、ルールを使う。
それが、大人のウインターアーク。
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今日は前に進んだ日じゃない。
でも、戻らなかった日だ。
それでいい。
それがいい。
ウインターアークは、
強くなるための物語じゃない。
何度でも立て直せる自分になる物語だ。
今日は、その一話。




