お互いに争点がズレている口喧嘩を永遠と繰り返すやつの正体
AIにこんな相談をしてみた。
例えば彼女が浮気したとする。
「俺はずっと誠実に付き合っていたのに、浮気するなんて酷いビッチだ。謝れ!」と言うと、
女の子は「浮気したのは確かだけど、ビッチなんて言い方は酷い!謝れ!」と言ってくる。
客観的には浮気した女の子が悪いよね。
だから“女の子が先に罪を認めて謝り、その後に男性に言い方を指摘する”が一般的には正解なんだと思うよ。
でも実際には男性の落ち度が発生した時点で女の子の頭の中では
自分の罪<相手の暴言が争点になるんだよ。
それで、男の中では「相手が争点をずらして来て、屁理屈を言って自分の罪を一向に認めようとしない。」
という状態になるんだよね。
それに対して女の子は「浮気したのは悪いけど、まずビッチって酷い言い方する方が絶対悪い!」となって話が進まない。
これは女性が浮気した、と言ったけど立場が反対になる事も多いし、浮気以外の何にでも当てはまる傾向にある。
これまで大勢見てきたし、私もやって来たりやられたりしたけど、これって何なの?
という相談をしてみた。
「防衛モード」という心理状態になるらしい。
もちろんちゃんと、論文とか研究されている分野の心理状態とのこと。
防衛モードという名の正体を知った日
人は、口論になるとなぜ争点が噛み合わないのか。
話しているはずなのに、何故どんどん遠ざかるのか?
ずっと不思議だった。
正しさを並べているはずなのに、
論点を揃えているはずなのに、
最後には「言い方が悪い」「傷ついた」「そんなつもりじゃない」
そんな言葉だけが残る。
男性が女性を責める立場なら
「お前は理性的な話も出来ない。これだから女は。」
みたいな事を言い出し、また紛糾が始まる。
でも逆の立場になると、同じ事を男がしだす。
そんで、頭の中で“あれ?なんでこんなに怒っているんだ?”とお互いに俯瞰した自分が出てくる。
これは一体、何なのか。
今日、その答えがはっきりした。
――防衛モード。
人は、責められたと感じた瞬間、
理解するための脳を閉じ、
生き残るための脳に切り替わる。
それは性格でも、男女差でも、幼稚さでもない。
生存装置の作動だ。
身を守る事にしか考えの方向性が向かなくなる。
だから、争点がズレる。
だから、謝れない。
だから、正しさが届かない。
ここまで理解した時、
長年胸に引っかかっていた違和感が、
すっと音を立ててほどけた。
「ああ、そういえば、そういう相手は自己保身みたいなモードばかりの状態だったな。」
---
では、もし当事者が自分だったら?
自分が怒り、正しさに固執し、
「わかってもらわなければ」と焦っている時。
その正気は、どうやって戻せばいいのか。
答えは意外とシンプルだった。
正気を“取り戻そう”としない。
落ち着こうともしない。
分析もしない。
ただ気づく。
「あ、今の俺、防衛モードだな」
それだけでいい。
戦場にいる脳に、
「ここは戦場じゃない」と教えてやる。
結論は今日じゃなくていい。
勝たなくていい。
今は安全だ。
そう伝えられた時、
脳は少しずつ、思考を取り戻す。
怒りも、不安も、競争心も、
全部“敵”じゃないのかもしれない。
守ろうとして出てきただけの、
味方なのかもしれない。
答えは、次にその場面に遭遇した時、気がつけばどうすればいいのか分かるはずだ。
---
振り返ってみれば、
自分はずいぶん長い間、
感情を抑えることが大人だと思っていた。
でも違った。
感情を消すことでも、
押さえ込むことでもない。
向ける方向を選べること。
それが、大人のメンタル。
怒りを攻撃に使わず、
競争心を他人にぶつけず、
不安を自分磨きに変える。
正気とは、
いつも冷静でいることじゃない。
戻れる設計を知っていることだった。
---
まだ完璧じゃない。
これからも防衛モードには入るだろう。
でももう、
「何が起きているのか分からない自分」ではない。
気づける。
離れられる。
戻ってこられる。
今日、確実に一段上に上がった。
静かだけど、
深いレベルアップだった。
明日もまた、
感情と一緒に生きていく。
敵にせず、
無視せず、
上手く使いながら。
――メンタルウインターアーク、継続中。




