第六話 忍び寄る悪意
「お、やっぱりいるな。」
まあ少し時間がかかってたし当然っていえば当然か。
「アキラにギルドを教えてきた。」
「そうか。ありがとうシエラ。」
「なあアレク。」
「なんだい?」
「レベルってあるのか?」
「そりゃもちろんあるさ。レベルっていうのは大体の強さの指標だからね。」
やっぱり強さの指標としてレベルはあるのか。しかも多分だがインフレしたこの世界のことだ。
絶対やばい数値に決まってる。これは確信だ。
「因みにアレクのレベルってどれぐらいなんだ?」
「僕のレベルかい?あまり覚えてはいないけれど、大体320レベルってとこだね。」
お、おう。320とは。想像の斜め上を行きすぎて結構喰らっちまったぜ。でも320レベルでBランクパーティーのリーダーやってるってことはAランクパーティーってどんだけやばいんだ?
多分だけどパーティーの平均レベル400、いや、多く見積もっといて500くらい行ってそうと考えるか。
大体のRPGの最高レベルを100とするんだったら限界突破なんて生ぬるいもんじゃ言い表せないぞ!?
そういえばこのお世界の冒険者ランクってどこまであるんだ?
「なあ、ランクってどこまであるんだ?」
「個人ランクとパーティーランクがあるんだけど、どちらも最高はLランクかな」
「へ〜。」
「でも僕たちじゃたどり着けない。」
「なんで?Lランクになるのための規定の数値が高すぎるからとかか?」
「それもあるけどLランクってのは国から英雄と認められた人しかもらえない。いわば称号みたいな物なんだ。」
なるほど。でもそのLランクの奴らってのはこの世界で英雄って呼ばれるくらい強いってことだろ?
確かにどれだけ修練を積んでも無理な気がするわ。というか逆にLランクになったやつは何をやってLランクになったんだよ。魔王倒すとかしてようやくくらいじゃないか?
「Lランクになったやつって何をやったらなったんだ?」
「1人有名な英雄がいてね、その人は単騎で魔王城に乗り込んで討伐を果たしたそうだよ。」
は???この世界の魔王を???単騎で??????
いやもう何物とかじゃなくてバケモンだろ。てかこの世界の奴ら全員がバケモンだったわ。
あぶねえあぶねえ、この世界に飲まれるところだったぜ。
「…キラ、アキラ?聞いているのか?」
「あ、すまん、考え事して聞いてなかったわ。」
そりゃああんななこと聞いたら考えるに決まってんだろ。まじやばいこの世界って再認識したわ。
「じゃあもう一回話すけど。アキラ、僕たちn…」
『バゴーーーン!!!!』
「キュァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
『緊急クエスト発生!緊急クエスト発生!!街に見たことがない色をしたワイバーンが侵入し、暴れています!!動ける冒険者の皆様は直ちに現場に向かってください!!!』
Oh…緊急事態!?この世界に来てからとことんよくあるイベントに巻き込まれてるんですけど!?
まあ、でもそれが主人公っていうか、ここから力が覚s…
「アキラ、この話は後でやろう。今から僕たちはワイバーンの討伐に行く。危ないからアキラはここに残って…」
おいおいアレク、なーに1人でカッコつけようとしてんのかな?ここは俺もカッコつけさせてもらって。
「いやアレク。言いたいことは測るけれど住民の避難くらいは俺でもできる俺を連れて行ってくれよ。」
「いやでも..」
「アレク、ワシたちだけじゃ住民の避難にまで手が回らんかもしれん。やはり人数は多い方が良いわい。
それにアキラの覚悟を無駄にする気かのう?」
「…….わかった。アキラ、避難は任せる。」
「承ったぜ!」
「よし。じゃあ行こう!!」
「うむ。」
「わかったわ。」
「承知。」
「おう!!」
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「さて、どれだけの力を見せてくれるのか。神の使徒。」
どうも。ねぎとろです。いつの間にか十話に届きそうですね。書いてて思うのはキャラクターの設定を忘れるかもってちょっと不安です。そうやって書いた第六話。初めての銭湯はどうなっていくのか。どうか楽しみにお待ちください。そして、今回も読んでくださりありがとうございます!




