第四十三話 最終関門
「この先であってるんだよな?」
「ああ。この先にあいつの元へと行けるゲートがある」
「へぇ」
邪神の元に行けるゲートってどんなやつなんだろ。俺の頭には四角い世界の紫色のゲートしか思いつかないんだけど。でも壮大なもんとかついてたら最終決戦って感じでいいと思うんだよな。でも実際そこに立ったらどんだけ緊張するもんなだろ。今まではある程度の魔力の底が見えてたり強いやつとか頼もしいやつとかがいたからあんまり緊張せずに戦えたりしたけど、底の見えない化け物とかだったら俺は動けるのか?…まぁウジュスもいるし大丈夫か。いつも通りで勝てる、絶対に。そしてじっちゃんのとこにウジュスを送り届けないとだな。…今頃より豪華な寝床とか作ってんのかな?そう考えたらできるだけ早く帰らないとな。
「あとどんぐらい歩けばつくんだこれ」
「確か結構近かったはず。そろそろ…見えてきたぞ」
「スッゲ」
なんか、こう、城って感じ。これ嫌いな男子いるか?なんだこれめちゃくちゃかっこいいじゃん!!ただの綺麗な城ってわけじゃなくて少し荒廃した廃れた城感あってめっちゃカッケェ!!もうラスボス感溢れまくってるよまじで。俺もラスボスとかだったらこんなかっこいいゲート作りてぇ!!この先で待ち構えるやつとか絶対見た目もかっこいいに決まってんだろ!!…つってもウジュスの敵だからな。遠慮なく全力でぶっ飛ばすけどな。
「ゲートはこの中か?」
「そうだ。でも予想どうりっちゃ予想通りだけどいるな」
「そうだな」
城に夢中で全然周り見てなかったわ。で、何がいるんだ?って言ってもいるのは一人(いや一つか?)しか思いつかないけどな。
「あれがもう一つのガーディアンか」
「十中八九そうだろうな。気を抜くなよ?アキラ」
「おうよ」
てか今更だけどガーディアンって二体いたのか。…俺はなんで二体いることを知っていた?絶対におかしい。この世界に来てから絶対に何かおかしい。漫画とかだったら精神操作とか偽の記憶植え付けられてるレベルでな。ずっと気がかりだった。俺はこの世界と関係あるのか?今までは曖昧にしてそれはいいかで済ませてたけどおかしいだろこれ。異世界転生に不具合?それとも…考えたらキリがないな。だったら今は目の前に集中するか。
「あいつはどんな攻撃してくるのかねぇ」
「知らん。情報屋仲間のあいつも知らないらしいからな。こっから先は全くわからん」
手探りでの討伐って危なっかしいから嫌なんだよな。
『ザザザザザザッッ…』
「ウジュス!!今すぐ飛び退け!!!!」
「!?おう!!」
『ヴヴヴヴゥゥゥン!!!』
なんだあれ!?俺らがいたところがねじれた!?
「もう始まってんのかよ!!」
【…】
あいつと違ってなんも喋らねぇのか。まぁそれよりもあいつの能力だ。魔力を使った攻撃だった。ちがかったら俺たちはあのまま死んでた。ただ、なぜあそこはねじれたのか。そこを考えないと多分あいつに勝つのは難しい。てかあいつは一歩も動かずに静観かよ!!どうやら相当な余裕があるご様子で!!!
「ウジュス!!」
「はぁ!!!」
もう攻撃体制のまま狙ってたのか。さっすが優秀な俺の相方!頼りになるぅ。とか馬鹿なこと考える前に相手の観察!!
【…】
『パリィィィィン!!!』
「はぁ!?」
あいつの周りでウジュスの剣が勝手に砕けた!?なんだあいつ!!ただ能力的には最大射程があるっぽい?いや、どっちかって言うと技に範囲がある?でも詳しい範囲はわからん。今はただ魔力を感じたところから即刻飛び退くくらいしか対応策がない!あいつへのダメージの通し方も考えねぇとだし。これは相当考えながら戦わねぇと。長期戦は確定だろうな。決めれる時に一瞬で決めにいかねぇとこれは負けかねないな。
『ザザザザザザッッ…』
またきた!!ウジュスは!?気づいて最高速度で逃げてるな。よかった。あいつの呼応劇の避け方を一回で学習したっぽいな。これで二人とも何も気にせずに戦えるようにはなったけどあいつの防御をどうしようか。今のところなんの打開策もない。あいつの能力もまだわかっていない。そんな状況じゃウジュスの遠距離に頼るしか手段がないな。クソッ、俺もさっさと魔法を奈良っとけばよかったぜ!!…何回もウジュスが攻撃してるけど相変わらず一歩も動かずに剣だけが弾けてる。どう言う能力だ?まじでわからん。こう言う時にチートの魔法無効化とかあればよかったんだけどそんな大層なものはございま…いや。一つだけあるな。気は魔力の通り道にできる。だったら相手の攻撃に注ぎ込んで術式を破壊できないか?やってみる価値はある!!
『ザザザザザザッッ…』
よしきた!!そしたら一回避けてから捻られてるやつに向かって!!
「はぁぁ!!!」
『ピシィィ!!』『パリィィィィィィンッッ!!!!』
壊せた!!これであいつ攻略の糸口が見えてきた!!!
「ウジュス!!気だ!!!相手の術式に直接魔力の線を通して魔力ぶち込め!!!」
「了解!!」
『ザザザザザザッッ…』
これはもう!
『パリィィィィィィィンッッッ!!!』
怖くない!!これでようやくあいつに近づける!!この見えない攻撃は範囲はそこそこだけど発生がアホみたいに早い。…動かないことを条件に発動できるとかだったら嬉しいな!!!というか即死攻撃連発って意味わかなんないな!!!
「ようやくお前の姿をちゃんと見れるとこまで来れたか」
「アキラ!!」
「おう!!このまま攻め切るぞ!!!」
これ以上不可解な魔法を使われても厄介だ!!勝負は一瞬で決める!!!
「ウジュス!!!」「アキラ!!!」
『ザザザザザザッッ…』
今更結界みたいなの張ったって攻略法が分かってやこっちのもんだ!!!
『パリィィィィィィンッッッ!!!』
【…!!】
「「はぁぁぁぁぁ!!!!」」
バスタースラッシュで一撃で終わらせる!!!!このままなら直撃で行ける!!!相手も驚いてからかちょっと固まってるうちに叩き込む!!!
【警戒レベルの上昇】
「は!?」
いない!?何処にいる!?後ろか!!!
【これより、目の前の脅威の排除を始める】
おいおいおいおい!!あんだけ贅沢で最強の魔法持ってるのにこいつっ!!フィジカルまで強いのかよ!!!なんだそれずるだろ!!っていうのは今までも散々見てきた。ただ、今一番やばいのはその魔法よりもあいつの底がまだ見えてないってとこだ。魔力の底が見えない。それに、最高で何処まで動けるのかすら分かってない。今わかってるのはあいつが格上で俺たちより圧倒的なフィジカルと魔法を持ってるってことがわかった。うん何これ?絶望的も絶望的、アホみたいな戦力差。ただそれがどうした?ジャイアントキリングとかワクワクするだろ。ゲームだって格上を発想と技術だけで倒すのが一番楽しいだろ。さぁ全力を見せろ俺。気合いを入れろ!!
「しゃあッッ!!!」
「!?」
「スー、フゥゥゥ…。テンション上がってきたっ!!!」
「は?何言ってんだアキラ。相手との戦力差を感じて壊れた?」
「全く壊れてねぇよ。今さっきのは格上のやつをボコボコにするために気合い入れただけ。ウジュスこそ気合いは足りてんのか?」
「無論。全力で叩き潰すくらいの気合いならいつでもあるぜ?」
「さっすが」
ここでグータッチの手を出すってのがセオリーだよな!
「ん」
「やるぞ。ウジュス」
『ザザザザザザッッ…』
「ってあぶねっ!!」
相手はこっちに猶予を与えたくないってか!?少しは時間を考えろ!!絶対油断したであろう瞬間を狙ってやってきただろあいつ!!!漫画をしらねぇのか!?今のは激アツシーンのはずだろ!?あそこは遮るもんじゃねぇよ!!!…まぁ、普通に考えたら隙があったら当然そこを刺しに行くよな。漫画は漫画ってか。
「アキラ!やるぞ!!」
ウジュスが手w、いいやここは!!!
「おう!!ウジュス!!」
さっすが俺の相方!!グータッチとはわかってるねぇ。しゃあっ!!!気合い十分!!あのガーディアンを叩き潰してやる!!ただ焦りは禁物。ここは冷静に集中力を研いで、研いで…海の底に沈むように…。あ、きた。この感覚。完全に集中に入る時の感覚。よし、叩き潰してやるよガーディアン。挑戦者はお前だってことを教えてやるよ!!
『ザザザザザザッッ…』
これは感じた瞬間にスピードをちょっと上げる!!何回か撃たれてわかったけど範囲は2mくらいってとこか?もっとあるかもしれないから最大5mと仮定して避けることにするか。さて、こっから接近戦。どんなもんか
「なっ!!」
『カキィィィィィィィィィィィィンッッッッッ!!!!!』
流石にガーディアンってか。
「硬ってぇな!!!」
『キィィン!!』『ガンッッ!!』『ズバァァァァァァンッッッッ!!』『キィィン!!』『ズバァァァァンッッッ!!!』
何回か切り結んだ時にスラッシュを混ぜ込んだけど結構効いてるか?微妙なところだな。話し方は人間に近かったから話してもらったら楽なんだけどな!!
『キィィィィンッッッ!!』『ザザザザザザッッ…』
動きながらでもできるのか。流石にそうか。ま、
『パリィィィィィィンッッ!!!』
もうその手は食わないけどな!!
【…】
「俺も忘れんなよ!!」
『カァァァンッッ!!!』
ウジュスが切り結んでる間に少し息を整えてから情報の整理。まずやっぱり魔法発動の瞬間にあいつ自体に魔力を流し込んでも不安定になってあの結界みたいなのを壊せる、と。そして身体能力についてもわかってきた。あいつの身体能力は今の俺たちの魔力と気を帯びた状態くらい。素でそんなフィジカル持ってるのも意味わからんけど。まぁでも今の状態が最高の身体能力っぽいからまだ全力を出してない俺たちがフィジカル面だとちょっと有利か。ただあの結界がやばい。あの結界、元々空間を捻るだけかと思ったけどめちゃくちゃ硬くしたりできてるのみるともしかして中の状況とかは自分で設定できるとかの能力かもしれない。それだったら俺たちがちょっとでも結界に入ってしまったら即死とか余裕であり得る。それが実現できるかもしれない可能性があるのがあの結界のヤバいところ。早めに対処法を見つけといてよかった〜。過去の俺ナイス!!それよりあいつあんまり攻めてこなかったからまだ攻撃形態とかじゃないってことがなければいいけど。
『キィィンッッ!!!』
「フッ」
【驚異度の見直し…完了。戦闘方法の学習…完了。】
ん〜??????何いてるんだあいつ?戦闘方法の学習??今までは小手調べってことか?だったらどれだけ学習されてるかによって変わってくるけど。…でも戦いが確実に次の段階へ行ったのはわかる。こっからが本番ってか?笑わせんな。
「お前が本気を出す前に終わらせる!!」
『ズガァァァァァァァンッッ!!!』
どうも。ねぎとろです。期限日ギリギリに出すのがこの海鮮!!ねぎとろです!ほんとに滑り込みセーフですよまじで。ここ一週間だけ忙しくてワンチャン出せない可能性まである中で出した自分を褒めてください!…まぁ期限日ギリギリってのが褒められないポイント一つ目なんですけどねははは。まぁ?前は間に合わなかったって考えるんであればこれは成長と言えるのではないでしょうか。ほんとにどんぐりの背比べみたいなカスみたいな成長ですけどね。何はともあれ間に合ってよかったです!多分次の話は11〜12日くらいになると思います!次も間に合わせるんで読んでください!!!お願いします!!!!では!!また次の話で!!!!




