第三十八話 やっぱり入る修行パート
「…っは!」
俺は確か後ろからよく漫画とかで見る手刀で首叩かれて気絶して…。って、
「気絶させる必要あったか?」
「さぁ?」
「さぁ?じゃねぇよ!いらなかっただろ!!」
「まぁまぁ落ち着け。今から修行なんだし」
「修行って、でも誰に教わるんだよ」
「こいつしかいないだろ」
「フォッフォッフォ。 こいつ呼ばわりはちと酷くないかのぉ」
ん?ん???この最後の敵幹部に鍛えられるのか?え、なんで?一応こいつがウジュスの知り合いだってことは説明されてないけどまぁわかったけど。…悪魔になっても筋肉のきの字も感じられない細い体してるこのおじいちゃんにか?いやいや、年寄りに無理させたらダメだろ。いや、待てよ?漫画とかだったら大体おじいちゃんキャラは強キャラっていうテンプレができてるしもしかしたらとんでもないくらい強いのでは?
「なあウジュス。このおじいちゃんって強いのか?」
「まぁやってみればわかると思うぜ」
「わしとやろうってていうのかい。そうかいそうかい。では一回模擬戦をしてみるかのぉ」
「そうだな。そのほうがアキラもわかりやすいだろうし」
「俺も戦ってみたいしやってみるか」
絶対強キャラだな。でも強キャラの中にも噛ませとかいたりするし、それにもしかしたらインフレに置いてかれた系の元強いやつみたいな感じかもしれないし戦ったらわかるか。
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「なぁウジュス」
「なんだ?」
「ほんとにこのおじいちゃん…おじいちゃんじゃないんだよな?」
「まぁただの老人ではないな」
「なぁ。このおじいちゃん弱過ぎやしないか?」
「そりゃあおじいちゃんだからな」
「ふぉっふぉっふぉ。完璧に負けてもうたわ」
おいおいおいおいおいおいおい。俺このじいちゃんから学ぶんだよな?多分。いや一応魔力ありで模擬戦したけど悪魔の幹部の中で一番強いっていう感覚が皆無だったぞ!?せめて何かの魔法でも使うのかと思ったら何も使わなかったし。ほんとに悪魔か?って実力だったぞ!?
「俺らこのおじいちゃんから学ぶことなくね?」
「確かにな」
「ありゃ。ウジュスティスにも言われてもうたわ。ふぉっふぉっふぉ」
「でも何であんなに余裕そうなんだ?俺の圧勝だったはずなんだけど」
「まあお遊びはここまでにして。…モンタグニア、“本気“でやってくれ」
「わかったわい」
ん?本気?いや、今さっきの模擬戦で魔力の底まで分かったんだけどな。このじっちゃんなんか隠した力でもあるのか?
「ではもう一戦してもらおうかの」
「おう」
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「ではアキラと言ったかの?ルールは今さっきと同じで武器はなしでいいかのう?」
「ああ、いいぞ」
「では少し、全力でやるとするかの。…スー」
『ズンッ…!!』
!?何だ!?いきなり空気が変わった!?
「フー…。ではいくぞ?」
これはまずいな。絶対やばいことだけがわかる。しかも何かの力と魔力が融合してとんでもないくらいのエネルギーになってる。これはさっきのおじいちゃんと別人…!!
「あ…」
『ゾワッ…!!』
『ビュン!!!!!ズバァァァァァァァァンッッッ!!!!』
おいおいおいおい!!これが拳が空を切った音かよ!?ソニックブームとか出そうな威力だったぞ!?
「ありゃ、避けられてもうたか」
「いやいや何だよ今の!俺死んでたじゃん!当たってたら!!」
これってもしかして当たったら即終了のラスボス戦か何か!?
「はい、これで終わり。アキラもじっちゃんも戻ってこーい」
「分かった」
「分かったわい」
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「まあこんな感じ。一応強いんだこいつ」
「いやいや、一応で済まされるレベルの強さじゃなかったんだけど!?」
「褒めてもらえて光栄じゃわい。ふぉっふぉっふぉ」
まじで強キャラとかのレベルじゃないくらいやばいなこの爺さん。まじで。そんじゃそこらにいる二級上位のやつとは比べ物にならないし、何なら他の幹部とも一線を画すほどやばいぞこのじっさん。多分俺らが苦労して倒したあのゴーレムもこのおじいちゃんにかかれば一瞬だったんじゃないか?…俺らの代わりにこのじっちゃんが戦った方が良くね?絶対に強いんだし。
「何でそんなに強いのにここから出ないんだ?」
「それは出れないからじゃ」
「何で出れないんだ?」
「そういう呪いじゃよ。ここから出られるのであれば早くあやつに一発喰らわせにいくところじゃわい」
「あやつってやっぱ邪神のことか?」
「ああそうじゃ。わしも腕には自信があったのじゃが負けてしまってのぉ」
こんだけ強いじっちゃんが全盛期であっただろう昔にやって戦って負けてるんだから相当なバケモンだな邪神って。いや、元々分かってたことか。ウジュスも負けたって言ってたし。
「てか今更だけど俺らは強くなるために何すればいいんだ?」
「ん?それはこいつから技術を学ぶ」
「なるほど。で、どうやればできるんだ爺さん」
「何をかの?」
「爺さんみたいにバカ強くなる方法。教えてくれるんじゃないのか?」
「ふむ、その意気は良し。じゃがまずは基礎についてより深く知らねばならん」
基礎とかあるのか。て、それもそうか。俺は感覚的に魔力を操ってたし普通は論理で固めてからやったりするもんだよな力ってやつは。…普通に考えて感覚的に扱えているあっちの世界がおかしいだけか。見ず知らずの力を感覚的にあそこまで扱えるってほんとに壊れてるよな。改めて感じたわ。
「まずわしが使っているのは気という技術じゃ」
気!?あの格闘系のファンタジー小説に出てくるやつがよく使うでお馴染みの気!?それで戦ってたのか。あ、あと魔力も忘れたらダメだな。どちらも結構大事そうだしな。
「気というのは簡単に言ってしまえば生命の力じゃ。そしてわしがしていることはその力を体全体に行き渡らせて
…」
「なあ。俺は先に取り戻す訓練しといていいか?」
「お、そうじゃったな。お主は一度使いこなしておるからのぉ。一人でやった方が集中できて早くにでも取り戻せるじゃろうて」
「じゃあ勝手にやってるわ。アキラも早く使えるようになれよ」
「この天才に任せとけって」
「あーはいはいテンサイダカライッシュンデショウネ」
「とんでもないくらい棒読みだな!!」
少しは褒めてやる気出さしてくれても良くないか!?俺ってやっぱり褒めてやる気出るタイプだからさ!!
「じゃあ説明を続けるぞ。えーと、どこまで話したんじゃったかのぉ」
「気を行き渡らせてるみたいなことまでは言ってたぞ」
「そうじゃったのう。では気の説明はこれで終わりじゃ」
「え?なんかこう何がどうなって行き渡らせるみたいなのは?」
「そんな物、人によって変わるじゃろうて」
結局こっちでも感覚派かよ!!!前の世界でもそうだったけど師匠系のキャラって感覚でしか喋らねぇのか!?もっと論理的なやつがいても良くないか!?って自分で言ってて思ったけど論理的に言われてもわからん可能性の方が高いだろうし感覚のほうがいいかも。よし、やっぱさっきの罵倒なし。感覚最高!!感覚最高!!
「ところでお主。何やらすごい技が使えるようじゃが見せてくれんかのぉ」
「何でそのことについて知ってるんだ?」
「千里眼とやらで見た…」
ゴクリ…
「わけではなく、お主が気絶してる間にウジュスから聞いたんじゃ。それにしても聞いてる限りじゃ相当すごい物じゃのぅ」
「まあ俺の長所だからな」
よかった。情報が悪魔側に知れ渡ってたらほんとに終わりだったから情報の入手経路が信頼できるってのが分かって一安心。てか逆に相手がスキル使ってきたら俺余裕で負ける自信あるんだが。俺の唯一の長所が敵に取られたらたまったもんじゃない。余裕でボッコボコにされる。これ結構真面目に。
「それでじゃ。お主のその技、見せてくれんかのぉ」
「分かった。もっと広い場所で見せる」
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ここら辺だったらいいか。まぁ幹部みたいなドデカい範囲を吹き飛ばすような物じゃないけどな。
「よっし。今からうつけど大丈夫か?」
「わしを何だと思っとるんじゃ。いつでも大丈夫じゃぞ」
「それじゃあいくぞ…『バスタースラッシュ』!!!」
『ズッッッッッバッッガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンンンンンン!!!!』
!?!?!?!!?!?!?!おいおいおいおいおい!!なんか威力上がってねぇか!?どう考えてもおかしい威力してるぞ!?何でだ!?『ミシッ…』武器が!!絶対なっちゃいけない音聞こえたけど!?これまじでなんで…あ、そうだ。忙しすぎて忘れてたけど俺強い奴らめっちゃ倒してんじゃん!!!そうじゃん!!レベル上がってないほうがおかしいっつーの!!!クソッ!!確認し忘れた!!てかめちゃくちゃに忘れてたわレベルがあること!!!でも今はこれの威力を制御しないと!!
「ふんっ!!!」
『バァァァァァァァァァァァァァァァァンンン…!!!』
「はぁ、はぁ」
押さえ込むほうが力使うなんて初めてだわ。あー疲れた。全力で放ったのが間違いだったな。というかレベルの概念忘れてた。とりあえず今のステータス確認しないと。【ステータスウィンドウ】
『ヴィン』
<名前>アキラ
<Lv>138→174
<STG>2083+23700→3639+27400
<AGI>2164+23700→3688+27400
<DEF>2159+23700→3579+27400
<MP>3472+∞→5987+∞
<SKILL>バスタースラッシュ、ステップ、パーフェクトパリィ、ダブルスラッシュ、カウンターパリィ、
<加護>創造神の加護、◾️◾️◾️◾️◾️
やっぱりめちゃくちゃ上がって…なぁにこれぇ?知らない加護がついてるんだけど何これ?いつ手に入れたのかもわからん。てかステータスウィンドウ君めちゃくちゃ見やすくなってない!?これはいいアプデだ。まぁ多分だけど一定以上のレベルになったらなるとかだろうけど。それよりもこの知らない加護。これRPGとかだったら絶対に大事になる系の伏線回収用の加護だろ。ようやく俺にも主人公っぽい要素がっ!!てか今更だけどステータスの説明とか見れないの?スキルとか見れたら便利だな〜。ねぇ、ステータスウィンドウ君。やっぱり知らないスキルとか見れたら便利だと思うんだ。ねぇ、ステータスウィンドウ君。…やっぱダメか。流石にそれは高望みがすぎるってものか。まぁこの先ご都合展開が来るんだったら時期にわかるし今はいいか。
「お主!」
あ、じっちゃんのことめちゃくちゃ忘れてた。
「怪我とかしてない?」
「それに関しては全然大丈夫じゃ。それよりも!あんなものが打てるのか!?」
「まぁ打てるけど」
「だとしたらお主は気を学ぶべきじゃ!」
「どうして?」
「まず順に説明しよう。…お主の技は悪魔特有の力で構成されておる。ここまでは分かっているか」
「まぁ分かってる」
「そしてお主のその力、何かの術のようになっておる。幹部が使うような不可思議な術のようにな。そしてその力を制御しながら打つために言霊の力を使っておるのは分かっておるか?」
「いや、言霊の力とか全然わかんない。何も意識せずともその悪魔特有の力を込めながら名前を出すと打てるからな」
「なるほどのう。これは奇跡による采配かのぉ」
「どうしたんだよ爺さん。てか気を学ぶ理由は?」
「気を学ぶ理由はその威力をより底上げできるということじゃ。…そして、一度。一度だけお主と同じような芸当ができるものにあったことがある。かなり昔のことじゃ。それでも鮮明に」
「いや、待て待て待て待て。同じような芸当ができる人間!?その人は今どこに!?」
そんな芸当ができるのは絶対にあの世界の人しかいない!!これはしばらく話し込みたい!!是非とも知る価値がある!!ようやく!!ようやく糸口が掴めた!!
「待て待て、そう焦るでない。しかしこの話は不要じゃったな」
え!?!?!今してくれ!!頼む!!爺さん!!
「頼む!!教えてくれ!!その人がどこに行って何をしたのかを!!!」
「おおう。そんなにせがまれても今は教える気はないぞ」
まじか。でも今はってことは?
「そうじゃのう。気を覚えた報酬にこの話をしてやろうかの」
「爺さん。気の使い方、早く教えてくれ」
ここでようやく初めての情報!!これを逃すわけにはいかない!!
どうも。ねぎとろです。はい。いつも通りの投稿スピードですね。でも、これにはちゃんとした訳があってですね。いつものような言い訳ではございませんよ?何とですね、インフルにかかってしまってとんでもない辛さを体験してきて今書いてるんです。だから遅くなったんですよ。これに関しては対策してなかった自分が悪いですけどそれでもお優しい皆さまなら許してくれるはず…ですよね?はい。新年も近づいてきてみなさん忙しいでしょうけれども、読んでくれてありがとうございます!!誰かの息抜きにでもなれたのなら幸いでございまする。と、いうことで次回会いましょう!あと今年中に何話書けるんでしょうね(白目)。こんなグダグダな感じですけれどもこれからもよろしくお願いします!!




