第二話 始めての街
やべぇ。ここまで死にたいかもと思ったの初めてかも。
あの『君も一緒に来るかい?』その後に噛むってどういう呂律してんだ俺は!
やべぇ、バカ気まじぃ。今すぐ逃げ出したい。結構真面目に。
「じゃあいこうか。ここからだったら結構近いし、すぐ着くしね。」
アレク、お前ってやつは神の生まれ変わりか何かか?
あの噛んだのをスルーしてくれるってどんな聖人だよ!
まじでありがたすぎる。まじで一生ついていきます!
「それにしても特殊個体のスライムがあんなに強いなんて。結構想定外だったわ。」
やっぱ特殊個体だったのか。
特殊個体はやっぱ強いもんな。うん。そうに違いない。でもあれが特殊個体だとしたら実物はどんくらいの強さなんだろ。
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「ようやくついたよ、ここが今僕たちがいる街。サンベーアだ。」
「ここが」
すっごい!D.QUESTとかで見たまんまそんな感じの街だ!
やっぱ異世界の建物といったら西洋風の煉瓦造りだよねぇ。
「少しお待ちを。」
格好からして衛兵とかか?
「Bランクパーティーであるあなたたちはいいですがその変な服を着た御仁は一体?」
「ああ、この人はアキラと言ってラビリンサーだ。僕が話を聞いた限りではね。」
「そうでしたか。では、どうぞお通りください。」
「ありがとう。じゃあ、行こうかアキラ。」
「お、おう」
何?イケメンで聖人な上に実力もあるだと!?
なんだこの完璧超人は!?その才能俺にもくれよ!!
そういえば、
「なあアレク。」
「なんだい?」
「この世界にステータスってのはあるのか?」
「ステータス?あるに決まってるじゃないか。」
やっぱステータスはあるのか。こいっ!ステータス!….プロパティ!…
ステータスウィンドウ!
『ヴィン』
おわ!?出てくるなら出てくるって言ってくれよ!びっくりするじゃんか!
「どうしたんじゃ、アキラ。」
「いや。なんでもないよ。」
てか、このステータス見れるってやつも神様がくれたやつだったりすんのかな?
適当に言ったら出てきたけど。
「じゃあ僕たちはギルドに報告しに行くけど、アキラはどうする?」
冒険者ギルドか!?もちろん、
「ついていこうかな。」
ついてくしかねぇだろ!!
どうもねぎとろです。読んでくださりありがとうございます。やっぱ投稿頻度はゆっくりで、カタツムリみたいなスピードでの投稿ですがどんどん投稿していきたいと思っています。なのでこれからも読んでください!
お願いします!!