第二十七話 デジャブ?この流れ
「さてと、敵の情報も知れたことだしどうするんだ?」
「そうだな、まずは鍛冶屋に寄ろう」
「なんで鍛冶屋なんだ?」
「そりゃ戦うのお前だから武器ないとまずいだろ?だから先に作っといてもらったんだ」
「そうか!ありがとな!」
「べ、別に感謝されるようなことじゃないだろ!」
やっぱこいつツンデレ持ってるんだなぁ。可愛いやつめ。
さて。ウジュスが武器注文してくれてるらしいし楽しみだなぁ。
やっぱり異世界にきて一番テンション上がるのって武器だよな。世界によって武器って違いがはっきりしてるから
こういうの見るのも楽しみなんだよね。て言っても俺まだ二個しか世界見たことないし、最初の世界に関しては
魔王も倒してないしな。てかまじで何にもみらずに最初の世界退場したな。
初見殺しゲーでも街を全部見るくらいはできるはずなのによ。
というかイフレデーアとかいう世界まじで初見殺しが過ぎたよな。常識が効かないっていうか。
まぁまず俺の世界の常識なんか異世界だし通じるわけもないんだけどね。
「おい!聞いてんのか!」
「あーはいはいなんですかね」
「絶対聞いてなかったなお前。…そんなことよりも鍛冶屋、ついたぞ」
「そうか!早速もらおうぜ!」
「お前ってやつは興味あること以外何にも興味ないな」
「それほどでもないよ」
「褒めてねぇよ!」
異世界とか漫画でよく見る展開ありがとうございます。自然体ってのが特にいいよな。点数高い。
日本とかでやろうとしても大体やらせみたいになっちゃうからな。
こんなに自然体で見れたのはレアだな。ちゃんと脳内保存しとかないと。
おっと。そういえば武器だったな。さてさて、どんな出来になっているのやら。
「ったくもう。俺の話は全く聞きやしねぇのによ。はぁ。…おーい。武器をもらいにきた。できてるか?」
「お、注文に来たちびっこか」
「誰がチビだ!」
「もちろんできてるぜ。中にきな」
「じゃあ早く入ろうぜちびっこウジュス」
「誰がちびっこだ!」
いやちびっこだろって言葉はめんどくなりそうだから飲み込んでおくとして。さすが鍛冶屋。
武器がたくさんある。やっぱスマホの写真で見たりするのとは訳が違うな。
なんていうかこう迫力と威厳があるっていうか。それにしても鍛冶屋のおっちゃんゴツいな。
やっぱ鍛冶屋って筋力ないと出来ねぇのか?あと漫画もだけど鍛冶屋ってスキンヘッド多くね?
このおっちゃん含めてな。
「そんで、これが注文の品だ。使用者は兄ちゃんだろ?持ってみてくれ」
「ういっす」
ほえ〜。持ったらわかる。結構重い。なんか重量感がある感じの剣だな。でもなんだか手になよく馴染むな。
なぜかはおいといて。さてさて、刀身はどんなもんかねぇ。これ素材はなんだ?なんか黒いぞ?
石炭…な訳ないか。流石にな。色は置いといて素人だからわからんがよく斬れそうなのか?これ。
でもかっこいい感じのロマン溢れる剣だな。
「じゃあ注文の通りこの店一番の鉱石を使った両刃の片手剣だ。持ってみた感じどうだ?」
「しっかり馴染む感じです。しかもそこそこの重量があって振りやすい」
「そうだろうそうだろう。なぜならその剣には・・・」
「親父の話は置いといて。馴染むならよかった。一応お前の持ってた持ち手だけの剣をちょっと拝借して測った
甲斐があったな」
「俺の持ち手だけのやつだけの勝手に拝借したの!?」
「ああ。違う世界の素材に興味あったしな(ボソッ)。何よりお前には常に最高のコンディションでいてもらわないといけないからな。お前が使っていたものと同じ大きさが良いと思って少し貸してもらったまでだ」
「ま、そんな理由があるのならいいけどさ」
「じゃあ行くぞ」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ〜」
「贔屓にしてくれよな〜!英雄アキラさんよ!」
やっぱり英雄呼びもいいけどなんかむず痒いよな。俺の基準はイフレデーアだからな。
あと剣については気をつけないとな。この剣はあっちの世界があるっていう確証だからな。
持っていないとこの世界に囚われてしまいそうでな。おっと、いけないいけない。
ここでネガティブになってどうすんだ俺!アレクたちに会うんだろ?だったらポジティブに行こうぜ!
「よしっ!」
「急にでかい声出すなよ暑苦しい」
「俺の意思を一蹴すんじゃねぇよ!」
なんやかんやこっちも楽しいけどな。やっぱりあっちに戻りたい。それまで利用って形になっちまうけど
許してくれるよな?いや、ウジュスも目的のために俺をるようしてるようなもんだしギブアンドテイクだよな。
多分だけどな。『ゾワァ…』
「なんだ!?」
「どうしたんだアキラ。急に声出すなっていっt」
「違う!多分敵だ!!何かこう気持ち悪い気配したやつが村の入り口らへんにいる!!」
「ほんとか!?それ」
「確実とはいえない。けど多分絶対いる」
「どっちだよ!…で、強さとかはわかるのか?」
「正確にはわかんない。けど、この感じ」
そうあの感じ。サンベーアに来たあいつらみたいなやばい感じ。これはまじでまずい。
この街にいる衛兵程度じゃ絶対に勝てない!これは俺がいかねぇと!
「やばい感じがする。この街の衛兵じゃ歯がたたない」
「違う。強さを踏まえてお前が勝てるかどうかを知りたい」
「んっ…。正直いうと無理。勝てない気がする」
「そうか。じゃあ逃げるぞ」
「えっ」
「お前が勝てないんじゃこの街にいる誰もが勝てん。だったら逃げる。それだけだ」
「えっいや、ちょ」
見捨てるのか?この街ってそこそこ大きさだぞ?避難の時間なんてないぞ?
そんな中最大戦力であろう俺が真っ先に逃げる?いや。俺が逃げる時間を稼ぐ。それしかないだろ?
なのに逃げる?アレクならたとえ勝てなくても戦うだろ?だったら俺は俺が憧れているアレクのようにする。
「ウジュスは住民の避難を頼む。俺は足止めに行ってくる」
「は?バカか?お前が勝てないって言うのに行くのか?行くのは俺が許さんぞ」
「足止めくらいならできる。それに俺が行くのが最も確率が高い。全員避難したんだったら俺も即座に逃げる」
「住民が死ぬよりもお前が死ぬ方がよっぽどダメだ。」
「でもさ、「お前は甘すぎる!!」」
「お前が死んで仇が打てなくなるよりもお前が強くなり仇を打ちに行く方がよっぽど賢い選択って言える!!」
「それでも!俺は憧れになるために!憧れがするように!!目の前のことに全力を尽くす!!」
「お前は「避難誘導頼んだ」あ!?ちょ!!待てって!!現実見ろ!!バカがっ!!!」
すまんウジュス。流石に俺でも見捨てるなんてことはできない。確かにウジュスが行ったことのほうが成功率が高いってわかってる。でも、今目の前に、手が届くのに行かないのは違うだろ?
それに、アレクに顔向け出来ねぇよ。俺はノースポールの一員として、できることに全力を尽くす。
「お?お前か?お前なのか?いや、お前だな?俺らのターゲット」
「あ、アレクのにいちゃん!!」
「避難誘導を頼んでもいいか?」
「ああ!まかせろ!すまん、何事も頼んでしまって…」
「いいから行動してくれ!!」
「お、おう!!お前ら行くぞ!!」
「「「「おう!!」」」」
「あれ?あれ?あれれ?1人でいいのか?ほんとにか?俺様相手にか?傑作だなこりゃ」
「んで?お前、多分幹部クラスだろ?」
「おお!そうだ、そうだぜ?俺は幹部の1人、メトディラル。知ってるか?知ってるのか?」
「ああ、知ってるぜ」
「そうか!そうかそうか。俺も有名になったものだなぁ」
なんだこいつ?メトディラル、幹部の1人か。情報だったら何かを集めて魔力にして魔法を使うんだったな。
何を集めるんだろうか。皆目見当もつかないな。それよりも手の形にしたりする魔法か。結構厄介かもな。
多分遠距離型だろ?俺と相性最悪じゃねぇか。俺のスラッシュもアレクくらい飛んでくれたらな〜。
まぁ無理か。それよりも時間を稼いで俺は死なないようにしないとな。
「そんでなんのために来たんだ?」
「なんのため。なんのためか?そうだな。そうだそうだ。思い出したぞ」
「んで、なんのためにここに?」
「理由は『理由なんてない』だ」
「は?」
「ただただ楽しそうだからきたってことだ。わかったか?わかったよな?」
「あ〜。なるほどね」
こいつ漫画で言うところの。クズの悪役ってとこか。俺こう言うやつ漫画で見てても嫌いなんだよね。
書き方が上手いのかほんとに嫌悪感がすごくてさ。
てか幹部だからか知らんけど三級のやつと姿が違いすぎないか?人間と全く同じ見た目してるぞ?
しかも肌が白いからかこいつ羽生えたら天使っぽく見えちまうな。なんでだろうな。
「じゃさ。始めようか?始めようぜ?今すぐな?今すぐね?」
「おうおう。こいつ変身するタイプかよ」
変身中なんで攻撃しないんだって思ったことあるけどなるほどね。これダメだ。
放出されてる魔力が多すぎて近づけない。お、変身終わったってええええええ!?
なんか天使っぽくなってるんですけど!?なんでたよ!!悪魔だろこいつ!!
白い肌に右が赤で左が青の血管?みたいなのが浮き出まくってるけどそれよりも頭の上の輪っか!!
これまじで意味わからん。なんでこいつに天使の輪っか出るんだよ!!しかも羽も意味わからん!!
って俺の世界の常識は通用せんかったな。また常識に慣れて行かないとな〜。
「じゃあ行くぞ?行くぜ?」
「ちょっと待ってくださいって言って止まる気配ないし腹括るしかないか」
?なんかあいつ左手で青白い光を掴んでねぇか?なんだあれ?あれが何かを集めているの何かか?
「おい、手の中のそれなんだ?」
「これか?これが見えるのか?へぇ。なかなか魔力があるようじゃねぇか。いいぜ。教えてやるよ」
「ぜひ頼むわ」
こうやって少しずつ時間を引き延ばして…「魂だよ」
「は?」
「だから魂だって」
「それを、どうするんだ?」
「どうするってそりゃ俺様の力にするさ」
「…人の魂をか?」
「ああそうさ!人は意思が強いからな!意思の強さは魂の力!魂の力はそいつの原動力って言っても変わらん!!人の魂は力への還元率が非常にいい!それに楽しませてくれる!」
「…」
ああ、そうか。まだイフレデーアにいると思ってしまってたんだな。ウジュスの言っていた通りだ。
現実見ろ、か。そうだな。俺もこの世界に慣れていかないとな。流石に許せねぇよ。
漫画とかで魂を操るとかあるけどさ、こう、目の前で。現実で起こるとさ。重さが違く感じれる。
なんて言うかな、悲しみを通り越した何か。なんか葬式みたいな気分じゃなくて、目の前で人が死んだみたいな。
ネットの奴らって自分が感じたことないことについて面白がって話題性を見出すって感じじゃん。
俺はそう言うやつとは違うって思ってたけど結局その話題に乗ってた。学校とかでここら辺で人死んだらしいとか
そんな話題してきた。俺も結局同じだったんだなって感じたわ。今、まさにな。あれ、俺日本語あってる?まあ、
どうでもいいや。とにかく冷静に、ヴェイルさんが言っていたように。冷静に、冷静に俺は…
「ぶっ倒す」
「ん?そうか、ぶっ倒すか。いいね。いいね!そのいきだ!そのいきでさ!かかってこいよ!!」
「言われなくても行くぞ。どこまでもな」
どうも。ねぎとろです。カタツムリの投稿速度です。なんならカタツムリ通り越してエスカルゴ?みたいな調理された形態まで行ってるかもです。それよりも最後のアキラ雰囲気あっていいですね。
ああ言う展開好きです。さて、今回も読んでくださりありがとうございました!
次回をお楽しみに!




