第二十四話 悪魔との初接敵〜村を添えて〜
「着いたぞ。目的地の村だ」
ここが、ウジュスが行こうとしていた村か。なんていうか、とっても村。
なんの変哲もない村オブ村アンド村って感じのとこだな。
ウジュスはなんでここに向かってるのか言ってくれなかったけどなんか目的でもあんのかな?
それよりもこの村衛兵多くない?この世界じゃいつどこで悪魔に襲われるかわかんないって言ってたけど村にまで入ってくるのかねぇ?だからこんな衛兵が多いのか?そうだったら他の村もこんな感じなのかな?
「じゃあ俺たちの契約はここまでだな」
「あ、ちょっとその話で言いたいことがあってな」
「なんだ?」
ここで契約を打ち切られたら俺は多分この世界で生きていけない。直感でわかる。
イフレデーアの町の人たちが聖人すぎただけなんだとこの世界に来て実感したわ。
それにこの世界にも詳しくないし、イフレデーアに変える方法も知り合いから信頼できる情報やから情報をもらいたいからな。
「契約、延長してくれないか?」
「対価は?」
「変わらず労働力とウジュスの護衛だ」
「それだったらあんま意味ないな。じゃあ俺は用があるからこれd」
「ちょっと待て!!それプラスお前が好きそうな情報を俺は持っている!!」
「…情報もつけると?記憶喪失のくせに?」
「ああ。完全な記憶喪失じゃないからな。俺しか知り得ない情報を持ってる。それもつける」
「なるほど?じゃあ聞かれて他の奴が勝手に扱ったりしたらまずいな。話だけは聞いてやる。ついてこい」
ほっ。よかった。目には目を、歯には歯を、情報には情報を、だな。
話だけでも聞いてもらえるだけありがたい。俺にはとっておきの情報があるからな。
クックック。びっくりしすぎて腰抜かすなよ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここら辺だったらいいだろ。アキラ、お前の持つ情報ってなんだ?言ってみろ」
「俺の持つ情報ってのは、別世界についだ」
「・・・は?」
「読んで文字のごとく別世界の情報だ」
「待て待て待て待て。いろいろ疑問が絶えん。少し待て。頭の中整理する」
クックック。思った通りの反応だ。情報屋だったらこの情報は喉から手が出るほど欲しいだろ?
さぁさぁ。契約を延長したまえ?(ニチャァ)おっと危ない。つい笑みが溢れてしまうところだった。
これは結構クリティカルヒットじゃないか?これは多分成功率が右肩上がりに上がってるだろ。
「とりあえず。アキラ。お前は何者だ?」
「おいおいウジュス。お前も情報屋だ。だったらわかるだろ?」
「クッソ。わかったよ。契約を延長する」
よっし。とりあえずここは突破。次はウジュスによる契約内容の変更だな。
そこだけが不安だが…まぁ大丈夫だろう。なんたってこの世界以外の情報だからな。
情報屋からしたら喉から手が出るくらい欲しいだろ。利益は計り知れないからな。
なぜならウジュスはあった時から俺の服を見ていた。だってこの世界の服じゃないからな。
つまり。ウソと思ったやつにはこの衣服を見せれば信じると思ったのだろう。なあ、ウジュス?(ニチャァ)
「ただし、この契約は俺の目的を達成するまでの間だけ。この条件を飲むのであればいいだろう」
「ふむ」
ウジュスの目的か。しかし情報屋ってことは結構旅とかするんじゃないか?
うん。それだったら帰るための手掛かりも掴めそうだし俺にとっては好都合かもな。
まぁウジュスの目的にもよるけどな。
「いいよ。その条件を飲もう」
「じゃあもう一度質問する。お前は何者だ?」
「俺は別世界から来た人間だ」
「別世界から!?どうりでこの世界のことがわからないわけだ…なぁなぁ、その別世界ってどんな感じのとこなんだ?」
「ええとな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「すごいすごい!とっても興味深い!じゃあ次は…」
「ちょっと待て。そろそろ暗くなってきたしここまでにしないか?」
「っ。確かにそうだな」
それにしてもウジュスの質問攻めえぐかったな。俺の知ってることを全て言える範囲で話したけどマジで質問が多かったな。あとウジュスって自分の興味を追求する時だけ子犬みたいになって可愛かったな。
テンションもめっちゃ高かったし。めっちゃはしゃいでたな。まるで少女のよう…って今も少女か。
いかんいかん。ここまでくる時のクールなウジュスを見ているとつい大人と思ってしまう。
…あいつもまだ中学とかそこら辺に通う年齢っぽいのにな。ほんと、世界ってのは残酷だねぇ。
「どうした?宿に行くぞ。そこでまた話そう!」
「はいはい。わかったよ」
マントのせいで顔は見えないけど笑ってる気がするな、あいつ。それも、無邪気な子供みたいに。
なんかあいつの過去のことを想像したら悲しくなってきた。あいつの過去とか全然知らないはずなのにな。
俺は想像力豊かだからな。いつも辛い方を考えてしまう。悪いくせだな。
アレクだったらここでもやっていけるのかな。アレク、シエラ、ミサエラ、バステル。
早くまた会いたいな。いや。絶対に会ってやるって思わないとな。言霊の力ってのは結構すごいんだ。
「何やら騒がしいな」
「確かにそうだな。気配が入り口ら辺に集まってる」
「行くぞ。アキラ」
「オッケー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どうしたんだ」
「ん?誰かはほっといて今結構まずい状況だ」
「何があった」
「悪魔が、それも三級上位くらいのやつがな」
「っ!それはまずい!」
悪魔って…あのハエみたいな感じのやつか。でも気配的にあんまり強くなさそうだぞ?
強さでいうと…あっちの世界のスライムよりちょっと強いくらいだな。
やっぱりイフレデーアが異常なだけか?うん、多分そうだろう。あれくらいだったら俺でも倒せる。
てかこの世界の悪魔の強さの順番もあっちと一緒なんだな。
「アキラ。お前ならやれるか?」
「ん?あいつ?多分やれるよ」
「おいおいにいちゃん。無駄に意地張るのはやめとけよ!あいつは熟練の衛兵十人でかかって倒せるかどうかくらいのやつだぞ!?それこそ単独討伐できるのなんて帝都にいる最高峰の騎士団くらいしか」
「まぁあいつがなんとかできると言ってるしここは任せてみないか?」
「でもよお…」
「あ、誰か剣貸してくれません?」
「これでいいか?」
「ありがとうございます」
「おいおいにいちゃん!ほんとに行く気か!?死ぬかもしれんぞ!?」
「いや、大丈夫ですよ」
やっぱイフレデーアってすごいな。スライムがあんだけ強いし。まぁ今の俺の敵ではないけど。
というかこの世界の衛兵のレベルって結構低いっぽいね。あっちの世界と大違いだ。
剣は振り慣れない感じだけどこのくらいなら誤差だな。そういえばこの世界でもスキルって使えるのかな?
【ステータスウィンドウ】
『ヴィン!』
お、出た出た。この世界でもスキルは使えるっぽいな。じゃああいつの討伐は簡単だな。
「けけけけ!お前一人で俺の相手をしようってか?」
「そうだけど?」
「そうかそうか自殺願望でも…」
あいつなんか喋ってるけどいいや。というか悪魔ってモンスターよりも格上な存在ってあっちで言ってたし
話すくらい当然かもな。
「そこ動くなよ?一撃で殺してやる!!死ねぇ!!」
『カンッ!』
「グギ!?」
そうだ。ステータスウィンドウは使えたけどそれ以外も使えるか試しとかないとな。
「『スラッシュ』」
『ズパンッ!!』
「「「「・・・・・」」」」
「おし。いっちょ上がりっと」
「「「「「ウオォォォォォォ!!!」」」」」
「すげぇ!すっげえぇ!」「まさかの一撃!?」「あいつは何者なんだ?」「ここを守り抜いてくれた英雄だよ」
「え、どゆこと?」
え、あいつ、少し力が強いくらいの雑魚じゃん。なんで俺こんなに感謝されてんだ?
しっかり動き見てきれば素人でも簡単に倒せるくらいにに弱いぞ?
…もしかしてこの世界。俺つえぇぇぇぇ系の無双、できちゃう?イフレデーアだったら無双のむの字もなかったのに?この世界じゃ?英雄扱い?マジで?
「お前、こんなに強かったのか。結構見直したぞ」
「お、おおう」
この世界結構俺向けじゃね?なんだよ。最高じゃんか。でも今はこの世界よりもアレクたちに会うことだ。
目標を見失わないように行動しないとな。
「・・え・な」
「?なんか言ったか?」
「ううん。何も」
「そうか?ないんだったらいいけど」
なんかウジュス俺に隠してることありそうだな。でも目的とか素性とか異様なまでに話さないんだよな。
まぁこっから先打ち解けるしかないか。とりあえず今日はこの優越に浸ろうかな!
どうも。ねぎとろです。今までのぶんを今日出しました。多分自分が頑張ればもう一話くらい出るかもなので。
でも期待はしないでください。全然違う話なんですけど最近ミスドのドーナツ食べてないなって。
ミスドってポンデリングとか全てが美味しいですよね。高いけど(ボソッ)
さてこの話も読んでくださりありがとうございます!!
これからも頑張って書いていこうと思っているのでよろしくお願いします!




