第十六話 魔剣士への第一ステップ
剣の練習から一週間たった。(セルフナレーション)いやマジで見違えるくらい俺強くなってね?
だって最初ら辺とか木刀の素振り終わった後の試合形式の稽古なんて疲れすぎて動くことすらままならないまま
やってて、それに全然木刀振っても当たんないし、最初のセンスの部分まぐれかって感じるくらいに一方的だったのに今じゃ10試合中1勝9敗とか、調子が良ければ2勝も取れるんだぜ?いや俺もとは素人なのによ?
まあヴェイルさんの教え方が上手いからな。一週間でこんだけ伸びててもおかしくないか。
それに1勝って言ってもまだまだ手は抜かれてるし。いやでも一週間でこれってなかなかにすごいぞ?
これが主人公補正かって気分だな。前の世界でもこんだけの主人公補正欲しかったよこんちくしょう!
「アキラ殿は飲み込みがよくとても教え甲斐がありますな」
「いえいえそんなことは」
「いやいや、ここまで剣技が仕上がっているのであればそろそろ魔剣士の本領の部分を教えてもいいかもしれませんな」
「魔剣士の本領ですか」
それってつまり、
「ええ、エンチャントの部分です」
よっしゃキタコレ!ようやくここだよ、魔剣士としての代表的な技!エンチャント!
どんなのができんのかな、それに応用とかして自分だけの魔法とか作って無双とか、妄想が膨らむぜぇ。
「では早速いきましょうか」
「はい!」
「まず魔力操作です。アキラ殿、魔力操作をしたことは?」
「ありません」
「そうですか。では魔力操作からやって生きましょうか」
「はい!」
うっしゃキタコレ!魔力操作さえ覚えれば魔法使えるってのが大体の異世界系の話だし!
しかも俺魔力は無限だからとんでもないくらいの大魔法とか古代魔法とかできるんじゃね!?
クーー!想像が膨らむわ〜。やっぱ最高だろ異世界。
「では、私の手を握ってください。では今から魔力を体内で扱うので感じ取ってみてください。魔力を感じ取るコツは集中することと、想像することです」
「はい、わかりました」
「いきますよ」
お、おお、おおおー!これが魔力!いろんな小説で魔力は血液とは違う温かい何かって表現されてるけどそのまんま体内を動いているあったかい何かだな!素晴らしい!素晴らしいよ異世界!!
俺は今、猛烈に感動している!俺が本当に異世界にきていることに!そして、今から魔力が扱えるということに!
「わかりましたかな?これが、魔力と呼ばれるものです」
「へぇ〜」
「これを正しい術式を組み立て、そこに流し込み、強いイメージを持ちながら放つと、ファイヤボール」
『ヒゥーーーン、バガーーーンっ!!!』
「このように魔法として発動できるのです。要約すると魔力とは術式を動かすための動力源なのです」
「へ、へ〜」
いやいやおかしいだろ威力!確かに魔剣士って結構高い基準のやつをクリアしないとなれないけどただの魔法で
ミサエラくらいの魔法扱ってたぞ!?やっぱこの人物凄い人だろ!!絶対にSランクはあるぞ!!
スーフゥ、落ち着け俺。こんなのはインフレしてルイフレデーでは普通だ。わかったか俺、I understand 俺。
よしOK。ステイクールに行くぞ。
「ではまずは体内の魔力を操ってみましょうか」
「はい」
「魔法で一番大事なのはイメージです。イメージを強く持って目に見えない力を操る感じでやってみましょう」
「はい!」
イメージか、じゃあ目を閉じて、まずは深呼吸、それから自分のうちにある力を炎として、いや?蛇口のほうがいいかもな。じゃあ力を蛇口に見立てるとして、少し捻って出て北力の水をを右腕の方に流し込む感じで
・・・・こんな感じか?
「ヴェイルさん、こんな感じですか?」
「ふむ、確かにできているようですが少し足りないかもしれませんな。もう少し魔力を流し込んでみてください」
「はい」
もう少し、丁寧丁寧丁寧に、少しずついい感じになるまで。イメージは蛇口、ちょっとずつ捻っていく感じで、
「ふむ、もう大丈夫ですぞ。これだけの魔力を出せるのであれば多重付与も全然できそうですな。それに魔力操作に関しては剣術よりも覚えがいい。アキラ様は類い稀なる魔剣士の才を持っておられる様だ」
「ありがとうございます」
なぁなぁ。類い稀なる才だってよ、昔じゃ聞き馴染みのない言葉くらい聞いたことないぞ。
俺、この世界に来てよかったわ。マジで感謝神様。そして俺の体っ!ありがとうっ!
「では次のステップにいきましょうか。次は魔力を纏ったまま動いてみましょう」
「はい」
よし、とりあえず歩いてみるか。うん。歩くくらいならできるな。じゃあ走ってみようかな。
『ダッ』
ん?魔力が消えた?いや纏えてないな、これ。え、走るだけでこんなに集中乱されて纏えてないんだったら戦ってる最中とか無理ゲーじゃね?しかもこれ纏いながら魔法とか使うんだろ?これ脳が二つないと足らんだろ。
レア職って難しい印象だけど実際やってみるとむずいなんてレベルじゃないだろ。
「やはりですか。私もそこで躓きましたな。維持したまま歩くのもやっとなくらい纏ったまま行動するのは難しいのです。ただ、ここを乗り越えれば後の道も障害はあれど簡単な部類のものばかりなのでここを頑張りましょう」
「はい!・・・因みにどのくらい維持できるようになったら実戦で使える様になるんですか?」
「大体十二時間程度できれば実戦でも全然問題ないでしょうな。その時には魔力を纏うことなど呼吸する様にできる様になっているでしょう」
「ヴェイルさんは習得するのにどのくらいの期間かかったんですか?」
「およそ一年というところでしょうか」
「一年?一ヶ月とかではなく?」
「ええ、本当ですよ。魔力の扱いが苦手だったもので」
「得意だった人はどれくらいだったんですか?」
「確か4、5ヶ月というところですな」
おいおい、じゃあ俺が活躍できるまで最低でも四ヶ月くらいはお預けってことか。・・・長い!!
確かに修練を積んだほうが上手く扱えるのはわかってる、でも人間という生き物は好奇心を持つと止まらないんですよヴェイルさん。
「じゃあ、俺が一ヶ月で習得して見せますよ。死ぬ気で頑張れば行けるんじゃないですか?」
「そこまで大見えをきる覚悟があるということであれば最大限お手伝いいたしましょう」
「お願いします!」
「では今日はここまで。明日までに魔力を纏いながらある程度は動ける様にしてください」
「はい!」
俺が世界初のことをしてその偉業から俺の無双が始まるんだ!
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「ナアドラゴニア。ナゼアイツラニウソヲツイタンダ?」
「嘘をついたとは?」
「トボケナクテイイ。イマスグニデモシュツゲキガデキルコトクライワカッテイル」
「そうか。では話そう。」
「ナゼイッカゲツゴナノカヲオシエテクレ」
「ああ。・・・強いていうのであれば希望だろうな」
「キボウ?」
「神の使徒であるからこそ俺の、いや、俺らの目的を達成できるかもな、と」
「ショウキカ?アリエナイゾ」
「いや、未来は誰にもわからぬ。だから希望なのだ」
「・・・。ワカッタ。ワタシタオマエニシタガオウ」
「ありがとう。我が親友、ニルデア」
どうも。ねぎとろです。皆さんも思っている通りこの小説はそろそろアキラが戦うはずです。アキラの戦闘シーンは望んでいる人も多分、もしかしたら、きっといると思います。なので頑張って出しますね。できるだけ早く。
それに相手の関係も少しだけみることができましたね。こんな感じにちょっとずつ公開していくと思います。
ヴェイルさんを書いているとどこぞの剣士のイケオジが脳裏に出てくるのですが、まあいいでしょう。
さて、今回も読んでくれてありがとうございます!次回もお楽しみに!!(いつになるかの保証はできません)




