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おっかいっものっ♪〜その3〜

 

「うーん! 食った食った! ごちそーさん!」


「ごちとーたまでちた!」


「はーい! ラナちゃんまた来てねー!」



 テーブルには空いた食器の山。

 マンガみたい。

 しかし美味しかったなー!

 うどんもおかずも前世と遜色ないくらい美味しいのは素晴らしい!

 時々見た事のない食材があるんだよね。

 それはそれで楽しい。

 そして何より清潔! これ大事!

 そして、いただきますはなくても、ご馳走様はあるらしい。

 偏ってるなー。まぁないよりいい。

 素敵な事だし。




「それじゃあ次は買い物だね! ラナは何を買うの?」


「んと、ぱじゅーしゅとえいだんとちゃいしゅとー、てってんと、といーとめんととー」


 後はー後はー……。


「麺に使う調味料……。ラナは調理もするんですか?」


 えっ? あっ!


『ラナのごはんは凄いんだよ! 魔法より魔法みたいなんだから!』


 あぁぁぁ……。

 アストロくん、バラすなってばよー……。

 つーか、調味料買う時点でバレるか。

 うん、よし。


「しまつ! ごあんたべないとおおちくなえないち!」


「……。ふっ……ふふふっ! そうですね。たくさん食べて大きくならないと」


「ラナなら何してもラナだからなって思えちゃう辺り、感化されたなー!」


 ミーシュくん、それ褒めてる訳じゃないでしょ。





 お買い物エリアに連れて行ってもらい、調味料が置いてあるお店に入る。


「らっしゃーい!」


 ……すんごい種類!

 ケチャップあった! ソースは無いのかな?

 お塩の実やお砂糖の実、ソイの実も、そのままの形で売ってる。

 自分で採取には行かないのか。

 まぁ魔物が出る森に冒険者でもない人が入るのは危ないものね。


「ラナ、これが麺の実の調味料ですよ。どれ位必要ですか?」


「たくしゃん!」


「ふふふっ、じゃあ買い占めてしまいましょう。すみません、この3つ買えるだけ全部下さい」


「えっ? 結構あるよ?」


「はい、大丈夫です。ラナ、他にはある?」


「こえとこえ、そえたやこえも! んと、こえは10ぽんくやい」


 デミグラスソースはあるし、ケチャップがあればいい。

 それと、オイスターソースね!

 でも本当にアノ味なのか分からないので10本にしておく。

 そしてソースは見当たらない。むーん。


 それと、気になる茶色い液体のビン。


「おいちゃん、こえなぁに?」


「これか? 試してみるか?」


「うん!」


 茶色い液体をカップに少量入れて、お湯を注ぐ。

 漂って来た香りは……まさかっ!


「コンソーラっつー調味料なんだけど、ちっとお高めなんだが、美味いぞー。ほれ、あっちーから気をつけろよ」


 コンソメあったあぁぁぁぁ!

 ふーふーして口を付けると、まさにコンソメ!


「おいちぃ!」


「へぇ! この調味料は使った事がなかったけど、いいですね!」


「はははっ! 美味いだろー」


「こえもくだたい! たえうだてじぇんぶ!」


「うん? 何だって?」


「買えるだけ全部下さいって言ってます」


「えっ! これ結構お値段張るけどいいのかい? しかも濃縮されてっから1瓶あれば結構持つぞ?」


 いいんです! 次いつ買いに来るか分からないし!

 おめめキラキラさせながら、おいちゃんを見るよ!


「はははっ! 分かった分かった! 兄ちゃん達が良いってんなら箱詰めするからちょっと待っててなー」


 やったー!

 自分で作るには手間も時間も掛かるコンソメ!

 ロビンさんも欲しいだろうから、半分こしよっと!


「俺受け取っておくから次行っていいよー!」


「じゃあ次行きますか。ミーシュよろしくね」


「おねだいちまつ!」




 そして次はシャボン!

 ウォッシュで綺麗になるとはいえ、あわあわは恋しい。

 シャンプーとトリートメントは頭のてっぺんに手が届かないけど、でも欲しい。

 ……頭が鳥の巣は女子として悲しいもん。


「さ、ここがボディケアのお店ですよ。ラナが使ったシャボンもここにありますからね」


 う〜ん、店内いい香り!


「いらっしゃいませ! ……ロビンさん、その子は……?」


「こんにちは。ジャスパーの親戚の子を預かってるんですよ」


「なんだ! びっくりしたー。ロビンさんの隠し子かと思っちゃった!」


「ふふふっ。我が子にしてもいいと思ってるんですけどね」


「「えっ!?」」


 あらやだ。お姉さんと声が被っちゃったわ!


「そそそそそうなの!? (それならママと呼んでもらった方が……)」


 ……聞くともなしに聞こえてしまった呟き。

 なるほど。ロビンさん狙いですか。


「それより、この間買ったシャボン、まだあります?」


 ぶつぶつ……「えっ? あ、ありますよ!」


「ラナ、ひとりで使うならバスバブルの方が良くないですか?」


 バスバブル? あぁ泡風呂か!

 確かにそうかもしれない。


「んと、てってんと、ちゃんぷーと、といーとめんとと、ばちゅばぶゆ!」


「これも買えるだけ全部ですか?」


「うん! あ、ちなうにおいのもあったやうえちぃたも。よびんたんえやんで?」


「あぁ、違う香りのもですね?」


 流石ロビンさん。

 わたしの幼児語を完璧に理解しだした。

 素晴らしい。


「それなら……」


 と、香りはロビンさんにお任せした。


 ロビンさんが選んでくれた香りは、拠点で使ってたガーデニアの香りと、さっぱり爽やかなシトラス系、それと甘い香りのバニラ系。

 どれも素敵な香りだ。その香りで石鹸、シャンプー、トリートメント、バスバブル。

 シリーズ展開あるのは素晴らしい。


 ふと思ったが、ロビンさんからはサンダルウッド系の香りがする。

 香水付けてるのかな? と、くんかくんかしてみる。


「ん?」


「よびんたん、いいにおい」


「そうですか? 特に何も付けてはいないんですけど」


「ロビンさんはいい香りがします! 一日中くんくんしていたい位です!」


 鼻息も荒く会話に入ってきた店員さんにびっくり。

 ロビンさんは1歩下がってドン引き。

 店員さんの圧が凄い!

 マシンガントークでロビンさんを褒めまくってる。


「あ、ははは、それはどうも……」


「やだっ! あたしったら!」


 途端にモジモジし始めるお姉さん。

 何だろう……ロビンさんが子連れで来たから何かを刺激してしまったのだろうか……。



「ありがとうございましたー! またのお越しをお待ちしておりますっ! 明日にでもどうぞ!」


「はは……、またそのうち……」


 お店を出たら、ロビンさんぐったり。


 


 


「おう! いいもん買えたか?」


 外で待っていたジャスパーさんとダラスさんと合流する。

 ぐったりしているロビンさんの腕の中から、ダラスさんに手を伸ばして抱っこを要求。


「……何かあったのか?」


「ほめごよち」


「「は?」」


「……何でもありませんが、ちょっと疲れる案件でした」


「シャボン買うのに疲れるって何だ?」


「ちょーっとちとくのもやたちたでち」


「うん? そっとしとくのも優しさ?」


 うむ。

 自覚のないモテ男の試練だ。




 あぁぁぁぁ……はよ幼児語卒業させたいっ!

 けどまだもう少し掛かる……orz

 読みにくいでしょう?

 申し訳ない( ´・ω・`)

 

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