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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

平和を目指す弾丸師

作者: 風雷 刹那

久しぶりの執筆です

この作品ほとんど設定考えてない状態で作ったし、続き作る前提で書いてしまった

機械の獣が跋扈する廃墟と化した街を駆け抜ける銀色がいた

止まる事なくジグザグと銀光が機械の獣達の間を通り抜けていく

他の機械の獣よりも一回りほど大きな熊のような姿をした機械の獣を見つけた銀光は足を止め、その姿を見せる

太陽の光を反射しキラキラと輝く銀髪で155cmほどの身長をした少女がいた

彼女の殺意を滲ませギラギラと輝く金色の目は機械の熊を視界の真ん中に収めている


彼女は言う



「おねがい、私の平和のために…死んで(壊れて)?」



その言葉とともに彼女は右手を前へ構える

その手には彼女が機械の獣たちの廃材から作ったハンドガン Re/Sendial(リ/センディアル)-23(トゥエンティースリー)がしっかりと握られ、銃口は機械の熊の心臓部捉えている

人に喧嘩を売られたことがなかったのか、その機械の熊は動揺しているようにも見える

なんて生き物らしい機械なのだろうか

彼女と熊の視線が火花を散らす

周りにいる機械の獣たちをギャラリーとして、一人と一匹、いや一人と一つの戦いが始まった


––––––––––––––グオオオォォォォォォォ!!

熊が上半身を上げ、二足歩行となり吠える


–––––––ギィィン!!

謎の音とともに白光が空を駆け、熊の右腕に当たる

それは容易に弾かれ、音を立てずにその場に落ちた



「流石に……硬い、ι8型(イオタはちがた)はその腕の特殊装甲と読み飛ばしたから性能がわかってない特殊腹甲が特徴…ちゃんと資料読むべきだったわ」



––––––––––––––グガアアアァァァァァ!!

機械の熊がまるで怒ったかのように咆哮をあげる

咆哮は衝撃波を生み出し、周りのものを大きく吹き飛ばす

当然少女も周りのもののように吹き飛んだ



「これは知らなかったわ……もしや腹甲の効果はこれ? ちょっとしょぼいんじゃ、ないのっ!!」



–––––––ギィィン!!

その特徴的な音は彼女の持つ銃から出ていた

白光が空を駆け、機械の熊へと迫る

熊は呆れたかのように右腕で今度は自分の意思を持ってその弾を弾き落とした

その瞬間、爆音と共に熊の足元で大きな爆発が発生する



「足元にもお気をつけくださいな? ここは私の守備範囲(フィールド)ですのよ?」



––––––––––––––グオオオォォォォォォォ!!

熊が叫ぶ

まるで、本物のクマのように

動物らしく本能に従っているように

その時、黄色に光っていた熊の目の光は赤黒く変色し、



「なるほど……これがCrazisクレイジス seedシードの適応個体…んふふ、面白い」



でも、可哀想ね…彼女は口の中でそう呟き…

カチャリと音を立て、手の中の銃をいじった



–––––––ガィィン!!

銃から先ほどまでとはまた違う特徴的な音が出る

藤色の光を連れた銃弾が銃から飛び出す

その銃弾は螺旋のような動きをして、機械の熊へと進んでゆく

速度は白光を連れた弾丸よりも数倍も速い



––––––––––––––ゴアアアァァァァァァァ!!

機械の熊が狂気的で恐怖を感じるような叫び声をあげる

黒い波動が現れ、現実界を汚染し、事象を吹き飛ばす

地面が抉れ、周りから見ていた機械の獣の数体が朽ちるように体が崩れていく

周りの廃ビルに罅が入り、壊れ出す




しかし、螺旋を描く藤色の光は弾かれず進み続ける

動揺したのか、それとも腕で守ろうと思ったのか熊が腕を振るう

すると、カァァンと金属が弾かれる音がして…

機械の熊の右腕が崩れ出した

砂のようになったわけではなく、パーツごとに分かれ出したのだ

その崩壊は右腕だけに止まらず、侵食するかのように機械の熊の体を崩していく



「今回は本当に傷つけずに欲しかったの…この弾丸コストが本当に高いのよ…ふんふんふ〜ん、私のCrazis seed一体どんな弾になるのかしら」



––––––––––––––グガルアアァァァ…

その熊は疑問に思った

どうしてその弾を最初に使わなかったのかを

最後の意識が完全になくなる寸前に

その疑問に答えるように彼女は言う



「あの弾はもうないわ、特別なモノなの…私がこうなる前の私を思い出すためのものだったの…でも、もういいのよ…お父さんもお母さんも死んだ…お姉ちゃんは私を守ろうとして…みんなが生きてた頃のことを思い出すためのものがあれだったのよ…でも…今は前を向くことを決めたのよ…ある人に言われてね…」




6年前のあの日、愚かな行いをくり返したことにより人類の6割が死滅した

生き残った人々はその事を示し合わしたかのように『始滅の日』と呼んだ

『始滅の日』…それは西暦2147年に起こった世界の終わりのこと…いや、世界の終わりの始まりのことである

その日まで、幾つもの国が小さく争いあっていたのだが…その日に多くの大国やその属国なども争いに参戦し、人類史上最悪の戦争が起きた

この時、戦争というのは現場では機械の獣や機械の人形に戦わせ、そこにミサイルなどを撃ち込むと言う人的被害のほとんどないものが主流だった

しかし、大きくその戦争を裏切ったのがいくつもの大国だった

核をいくつも落とし、世界が汚染された

それだけではなく、機械の獣や人形を作り出す工場のようなモノはAIにより動かされていたのだが、放射能汚染により、人が来なくなったことによりAIは暴走を始めた

放射能に適応できないものはどんどんと死んで行き、適応したものが生き残った、またはまだ汚染されていない領域に逃げ、生き残った

そうして、世界の人口の6割が消えた

–––––––そんな世界を私は生き残った


私は峯鳥(みねとり) 朱奈(あかな)

放射能に適応するに至って、普通の日本人だった私の黒髪は銀髪に私の黒目は金色になった

そして、私が特殊な能力を手に入れていた

それはまた他の話だ…




「ι8型…あんまり戦闘慣れしてなくて助かった…これで私は前に進める…おやすみ」



私は見えない平和を目指す

ブックマークと星をよろしくお願いします

もしかしなくても、この続きは出るはずですけど

次も短編で書こうかなって思ってます

リア友と共同で小説作る予定なんでその辺もよろしくお願いします

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