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ダメなんだけど
全裸になった天空にHカップの胸を顔面に押しつけられ俺は観念する。
(まただ。また流されてしまう)
天空の感触と匂いに俺の体が反応し始める。
ちなみに俺達はだいたい週に一回程度体を重ねる関係だ。
(他に本命がいるのに何やってんだ俺)
そう思いつつもスイッチが入った体は反転して天空を攻め始める。
「ああっ、美典ぃ……」
(と言っても、そもそも本命には告白すらしてないんだよなあ)
脳裏に本命の女性の姿が浮かぶ。
(天空も俺に本命がいる事は知ってる。でもセフレでいいって言ってくれて、俺はそれに甘えている)
自分があらゆる面で甘い人間だという事はわかっている。
そう、ダメな男なのだ。
(いつか天罰が下る。みんながあきれて俺の周りから去っていく。そしてだらしない自分を思い知るんだ)
本当は今の関係を清算するべきなのだ。
けれどこの心地よい繋がりを失う事を惜しいと思う気持ちがある。
(何とかしないと……本当に……このままじゃ……)
自分を責めながらも俺は目の前の肢体にむさぼりつくのだった。