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29話 コンビプレイ

「ミーのパパはバッドガイ達によって殺されたね。ミーは、誓った。全てのバッドガイをゴートゥーヘルと」


ジョンは語り出した。


「ミーは学校を卒業後、バウンティーハンターを始めたね。そこで捕まえたバウンティーが脱走し、ミーの事を調べ上げ、ミーのパパがビジネスで出かけているところを殺されたね。

ミーのパパはここらへん一帯を取りまとめる領主だったね。パパにはミー以外のファミリーがいなかったから、ミーにはメニーメニー遺産だけが残った。ミーはその時誓ったね。このワールドがピースになるためにはバッドガイは全て消すと!」



すごい分かりづらかったが、どうやら唯一の肉親である父親が殺され、莫大な遺産を全て犯罪者始末に注いでいると。

気の毒とは思うが、賞金首以外を殺す事は褒められる事じゃない。たまたま相手が悪党だったから誰にも賞金をかけられていないだけで、ジョンが賞金首になる可能性だってある。



「それだけ金があるんなら、犯罪者を全員を賞金首にして捕まえさせればいいだろ?」


「ノーノーノー。ヤツらは害虫ね。ちゃんと殺さないと、またすぐに悪い事をするよ」


「だとしたらまた賞金をかけるまでだろ!ジョンが片っ端から殺したところで悪はなくならねーよ!更正のチャンスを与えるべきだ!」


「うーん、メイビー、アレンの言う事は正しいね。バット、ミーはドンストップよ。ミーを止めたくばファイトするね」


「なんだかよくわからねぇが、お前の理論じゃ長いものに巻かれたいらしいな。なら俺らがお前の目を覚まさせてやるよ」


俺はリッチーに合図を送った。リッチーは頷き、俺の横に立った。


「ジョン、久しぶりだね。僕らは賞金稼ぎだから賞金首以外は捕まえないし、殺したりはしない。でも悪い事をしてるヤツらはまとめて痛い目は見せてやってるのさ。賞金首になる前に悪事から手を引くように」


リッチーは話ながらウォーミングアップを始めた。


「だから、僕達はキミがこれ以上人を殺させないように痛い目を見せる事にするよ!」



「おい!ミリア!お前はグラセル達を連れて離れろ!出来るだけ遠くにだ!!グラセル!お前、もし逃げたりミリアになんかしてみろ?そん時は、別に賞金首はデッドオアアライブだ。気をつけて行動しろよ?!」



「わ、わ、わかったよ。このねーちゃんに従うぜ。死にたかぁねぇ」


「私も戦うわ!」


「ダメだ!絶対にダメだ!お前は本当に、とにかく出来るだけ遠くに行け。なんならお前だけでも出来るだけ遠くに行け。絶対視界に入るな。……その…………お前にケガされたくねぇからな」



「……わかったわ。気をつけて。さぁ、あなた達、殺されたくなかったらさっさと私についてきなさい。できないなら殺すわよ」


「わかったよ。てかさっきからねーちゃん、俺達を殺したがってないか?」



グラセル達はグチを吐きながらミリアに連れられ、すぐ先の曲がり角に消えて行った。



…………



…………………………


「よし!やっとミリアが消えてくれた!これで心置きなく戦える!最近あいつのせいでペースを乱されまくってたんだよ」


「ハハハ!名コンビ結成だと思ってたんだけどね」


「冗談言うなよ。名コンビってのは俺らみたいな事を言うんだぜ」


俺は洋服を全部脱いだ。

服の下には以前ミリアから渡された中からやむを得ず  選んで着るはめになった緑のレオタード姿だ。胸のところが破けていて、乳首が見えている。さらに今回は改良を加えてお尻のところにウサギのしっぽを取り付けていた。



別に変態な格好がしたいわけじゃない。したくない。ただ、させられるのと自分からするのじゃ大きく違う。さらに見られているのと見られていないのでも大きく違う。

俺は自ら選んで、リッチーと敵から見られる恥ずかしさ程度で十分に敵を倒せるのだ。


ミリアにイニシアチブを取られると俺は恥ずかしさのオーバードーズで死んでしまうのだ。



「プッ!ハハハ!新作の衣装かい?」


「リッチー!笑わねぇで我慢しろよ?」


「ククク、了解!」



「二人はノーチェンジだね。僕は学生時代、リッチにも関わらずお小遣い制だったから限定強化もソーソーなディザルトだったけど、今はメニーマネーのおかげで強いね!」


ジョンは腰に取り付けたバッグから金貨を1枚取り出してバズーカ砲に装填した。装填したというより金貨が吸収されたような融合の仕方で、見る見るうちにバズーカ砲は形を変え、サブマシンガンとなる。


「ショータイムね!」


ジョンが遠慮なくぶっ放してきた。賞金首を助ける俺達はもはやジョンにとっては殺す対象となっているのかもしれない。


リッチーが前に出て弾丸を全て拳で弾き飛ばす。


俺が後方から火炎弾をぶちかます。

ジョンは右手でサブマシンガンを撃ち続けながら、左手で金貨を2枚を同時に投げ、その隙に左手でもう一丁の銃を取り、落ちてきた金貨が銃に装填された。

銃は銃口がラッパの様な形をしたものに変わった。


そちらの銃から水弾が撃たれ、火炎弾は相殺された。

金貨を湯水の様に使えるとこれほどまでに強いのか。


「もっとカモーン!」


ジョンは金貨を2枚サブマシンガンに装填した。

見た目こそ変わらないが、一気にリッチーが押され始めた。これまでリッチーが弾いていた音が重く聞こえてきた。


「ヒーーハーーー!ガンをパワーアップさたね!」


「リッチー!そのまま聞いてくれ!実はこの衣装、ミリアが選んだものだ!」


リッチーが肩を震わせながら強くなった。

よし!こっちは燃料投下に成功したようだ。暴露する事でさらに俺も攻めに転じられる!

俺はリッチーの後ろからジョンに向けて雷撃魔法を放った。


「アースでーす!」


ジョンが右手に握った銃を直接金貨の入った袋に突っ込み金貨を装填した。

銃を取り出し地面に向けて撃ち込まれた弾丸が土の壁と化し俺の雷撃を地面に受け流した。


「マネーはパワーね!」


「クソ!金にモノを言わせて道理をねじ伏せられてる気分だ!」



よし!困った時はリッチー頼みだ!


「リッチー!この衣装、俺がアレンジしてお尻にうさぎさんのしっぽを取り付けた」


リッチーが弾丸をはじきながらチラッと俺の尻を見た。リッチーがさらに強くなる。


弾丸を弾きながらどんどんジョンの元へ近づいていく。


「ワーーーッツ!ならばこいつをお見舞いするね!」



ジョンが右手で大量の金貨を鷲掴みにし、それを今撃ちまくっている左手のサブマシンガンに惜しげもなく装填した。

あれだけの金貨があれば俺達は数ヶ月仕事をしなくても十分な生活が出来そうだ。どうにかこの戦いを早く終わらせて余った金貨を少し恵んでもらえないか交渉したい。


ジョンの銃がまたバズーカーに……なんかさっきよりもとてつもなくデカくなった気がする。


「ベリーベリービッグね!パワーも強化弾のスキルあるね!」



恐ろしい事をサラッと言いやがる。


「リッチー、戻って来るんだ!!」


俺が言うよりも早くリッチーがこちらに走ってきた。

俺は横を向き、いつでもジョンの攻撃に対応できるようにしつつ、とにかく距離をとる。


ちょうどリッチーと合流したところでジョンがミサイルを発射した。



「シーユーマイフレンド!」




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