事故と危機と終了
ちょっと短めです。
『よし、こんな感じででサクサク進ませて行くかぁ』
(全然サクサク進んでねえよ。
思ったんだけどお前説明すんの好きだよな。
めんどくさがってるふりしてるだけじゃねえの?)
『・・・・・次、茶々入れたら問答無用で悪貢減らしていくからなぁ、気をつけろよ』
(ヒイッ!ごめんなさい!それだけはやめてくれ。
今7なんだぞ後4減ったら死んじゃうんだからな。
それだけはやめてくれ!)
『じゃあぁ、黙って従っとくんだなぁ。
次はぁ、ようやく最後の力の求め方に入るかぁ。
これは死にも関係あるからなぁ、ちゃんと聞けよ』
(ああ、わかった)
『よし、じゃあまずは邪魔だからイヴィル・ステータスを閉じるかぁ。
クローズって念じるだけでいいからやってみろ』
(クローズ)
『よし、消えたなぁ。
じゃあ次はぁ、イヴィル・ギフトオープンって念じてみなぁ』
(イヴィル・ギフトオープン)
と、唱えた瞬間頭と視界が情報で埋め尽くされ、そしてとてつもない激痛がはしった。
(グアああああああっ!)
「オぎゃあアァアアアーー」
(目がっ、頭がいてえっ
何なんだよこれぇ。どんどん情報が流れ込んでくる。いてぇいてぇ何なんだよ痛いのが治らねえ)
『チッ、クローズって念じろ。
それで治まる』
(く、クローズ!
グアアアああっ、消えたけどまだ頭がガンガンする。それに頭が、いや脳が裂けそうに痛い。目もチリチリしてる。
何なんだよ今のは!)
『今までが順調だったから油断してたぁ。
これはぁ、素直に謝罪させてもらう。こっちのミスだぁ、すまなかったなぁ。
今のやつの説明をすると、おそらく膨大な情報に目と頭が耐えられなかったんだろう。
で、パンクを起こしたってところだぁ。
これは、しばらく調整が必要だなぁ。
今日はいったん終わりだぁ。
また今度、説明をさせてもらうぜ。
だから今日はもう休め』
(ああ、そうさせてもらう。
今のは本格的にキツかったからな頭がもう、あまり働いてくれないんだ。
意識がもう、持た・・・・な・・・い)
『・・・・なんかどっかで見た事ある光景だなぁ。
ああぁ、本体に報告しないとなぁ。
少し、人間の情報許容量をなめてたぜ。
お、よかったなぁ。
悪貢が1増えてるじゃねえかぁ。
ヤラレ損じゃなかったなぁ。
・・・・・ふざけてる場合じゃねえやぁ、とっとと報告しにいくかぁ』
その後
「やっと水汲みが終わったわ〜。疲れた〜。
赤ちゃんおいて行きたくはないんだけど、こればっかりはしょうがないわよね。
赤ちゃん〜元気にしてましたか〜」
主人公は、白目をむいて寝ていた。
「な、なにこれ⁉︎
どうしたの⁉︎何があったら白目をむくような事になるの⁉︎
・・・・・息はあるわね。とりあえず安心だわ。次は何があったか調べないとね
・・・・・お漏らししてる。
そういえば、さっきもおっさんみたいな声あげてた時、お漏らししてたわね。
よかったわ、大した問題じゃなくて。
じゃあ、とっとと片付けてあげますか!」
『気絶しててよかったなぁ。
ハジかかなくて』