確認と減少と危機
『じゃあ次はぁ、悪貢がなくなって死ぬ場合ってのを話すぜ。
まあぁ、これはさっき言った通り徳を積んで減らして死ぬかぁ、力を求めすぎて死ぬかってのしかないんだがなぁ。
詳しく説明するために数字を見ながら言ったほうがいいかぁ。
おい、イヴィル・ステータスオープンって念じてみろ』
(お、おう。
イヴィル・ステータスオープン)
そう念じると視界に赤い文字でいろいろ書かれている黒いプレートが出てきた。
名前/空欄 LV1
種族 人間(仮)
職業 復讐者
体力10/10
魔力5/5
悪貢10
力5
守3
魔0
魔抗1
知力40
器用2
敏捷2
アビリティ
悪神ノ契約者
スキル
パッシブ
空欄
アクティブ
空欄
『よしよし、ちゃんとでてんなぁ。
おい、お前ちょっと適当に神に祈ってみろ』
(うん?わかった。
天におわします神よ。我らの願いを少しでも聞き届けてください。神よ我らを見守りたまえ愛したまえ我らの善行に見合う祝福を与え給え。我らが愛する神よ我らの悪行を許し給え。その慈悲深きーーーー)
『おお、よしよしちゃんと減ってんなぁ。
よかったよかったぁ、ちゃんと機能してんなぁ』
(うん?減ってる?)
名前/空欄 LV1
種族人間(仮)
職業復讐者
体力10/10
魔力5/5
悪貢9
力5
守3
魔0
魔抗1
知力40
器用2
敏捷2
アビリティ
悪神ノ契約者
スキル
パッシブ
空欄
アクティブ
空欄
(おお、ほんとだ悪貢が9になってる。
で、これでどうなるんだ?)
『ああぁ、こういう風に減っていくぞってことと、
4以下の数字で1でも減ったらお前死ぬからってことをいいたかっただけだぁ』
(は?4以下?
お前もう一桁になっちまってんじゃねえか。
え?どうすんの?あと6減ったらおれ死んじゃうじゃん。実験で減らしたようなもんだから、もちろん元に戻してくれんだよな?)
『・・・・・・・次はぁ、悪貢を減らす得についての説明と行こうかぁ』
(なあ、そろそろ止めないか。
都合が悪くなっらおれの話流すのもう止めてくれよ。
・・・・・ああそう流すのね。)
『得はまあさっきから言ってる通り悪徳の逆だなぁ。
名声を減らす、とか他人の尊厳を守ったりだとかぁ、まあぁ、そんな感じだぁ』
(じゃあ、神に祈ったら減るのは何に適応したんだ?)
『それはぁ、あれだぁ、現状に満足してるすなわち許容を越すの反対だなぁ。それに適応したってことだぁ』
(・・・・・別に、神に祈ったからって現状に満足してるわけじゃないだろ。
満足してないから祈ってる時だってあるだろ。
もう一度聞くぞ、どこで減らしたんだ?)
『・・・・・それはぁ、あれだぁ、そういうことだなぁ。まあぁ、そういうことだぁ』
(独断と偏見が多分に混じってんじゃねえか。どこが公平と平等なんだよ。こんなん神様じゃねえ、悪魔じゃねえか。
悪魔っ悪魔っ悪魔っ悪魔っ悪魔)
『・・・・・・・・』
(悪魔っ悪魔っ・・・・・・・あれ?8ポイントになった。
おい、まさか、今ので減らしたんじゃねえだろうな。
まさか、そこまでしないよな。)
『・・・・・知らん。何かに適応したんだろ。
しょうがない。そういうこともある。受け入れるんだなぁ』
(やっぱり、こいつは悪魔で決定だな。
・・・・・あ、また1ポイント減った。
ごめんなさい。調子乗りました。
だからこれ以上減らさないでくれ!)