説明と開始とちょっとした混乱
ちょっと短めです。
(まあ、さっきまでの事は気にしないでおくことにしよう。
うん、そうしような。
ってことで、お前は本当にあの悪神なのか?
そもそも、俺はあの空間でお前の姿は見えなかったからな、本当のお前の姿が分からないんだ。
どうなんだ?教えてくれ)
『話のそらし方が雑すぎんなぁ。
まあぁ、面倒くさいから別にいいかぁ。
お前の質問に答えんなら、是であり否でもあるってところだなぁ』
(是であり否でもある?
何言ってんだこいつ。
プッ、
頭おかしいのか?
これは、やばいやつだな。
あいつってこんなやばい奴だったか?
あ、なんか火の玉がプルプル震えてる気がする。
もしかして、怒ったのかな?
めんどくさい奴だな。
怖くて、やばくて、めんどくさい奴か。
ほんとうにヤバイやつだな。)
『てめえ、さっきからぽんぽんよくそんな悪口がでてくるなぁ?ヤルかぁ?ヤルってかぁ?そんな俺とやりたいのかぁ?』
(うん、やっぱりこいつヤバイ奴だな。
決定だろ、もう)
『グッ、てめえ復讐者のくせに気楽すぎないかぁ?
いいのかそんなので?
やる気あるのか本当に?
転生して安心して、まさか気がゆるんだんじゃねえよなぁ』
(・・・・・大丈夫さ。
冗談に決まってるだろ。
俺が復讐のことを忘れることなんてないさ。
永遠にな)
『ククッ、赤ん坊だってのにすごいくらい笑みすんじゃねえかぁ。そうだよなぁ。そうじゃねえとなぁ。
ってことで、気を取り直して、説明の続きをするかぁ。
まず俺が悪神かってことから言い直すがぁ、俺は悪神の分体ってやつだぁ。
俺は本体に、お前に力を与えたり、お前から魂をいただいたり、一番大切なことはぁ、お前を生かすこと、を役目に与えられてるってところだなぁ』
(は?
力を与える?
これは、確かに悪神と契約した時にそんなことを言っていた気がする。
だが、魂を俺からいただく?
それなのに、俺を生かす?
おいおい、俺はそんなこと聞いてないぞ。
俺から魂いただいたら俺、死んじゃうだろ。
何だそれ、矛盾してるんじゃないか?
あのやろう、説明省きすぎだろ)
『ああぁ、これは契約の内容の確認からやったほうがいい感じかぁ?
メンドクセェなぁ』
(そんなこと言わずに、お願いします)




