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僕と俺の選択道  作者: カタナナタカ
第1章 それは、人生の序章の序章それでも悩み生きていく
24/30

反撃と酷使と代償

遅れて本当にすみません。

長めに作ってたらこんなことに。

どうかご容赦を。

真剣な表情で雰囲気で俺を見ているゴブリンたち。そこには先程のふざけた感じなど微塵も感じさせない。


「それで良い。お前たちが真剣に俺を殺そうと思うほど俺の勝利は近づいてくる」


「「「ギギギギッ」」」


お互いに睨み合う。当然だ。命のやり取りなんだ。次の自分の行動が死につながる恐れだってある。そんな緊迫した状況の中で先に動いたのは俺だった。


動いた先はゴブリンたちとは反対方向、つまり森を出る方向だ。そしてこの行動の意味を普通に解釈すると逃亡、となるだろう。


ゆえにゴブリンたちはしばらくの間固まる。まあ、あんなに殺る気満々そうだったのに次に行った行動が逃亡じゃあ、暫く呆然としてしまうのも仕方ないことだろう。


何か感じ外をしていると思うが別に俺はあいつらと戦う必要はない。逃げ切っても俺の勝ちなのだ。殺り合わないで済むならそれに越したことはない。普通は誰しも命を危険には晒したくないだろう。そういう事だ。


まあ、ゴブリンたちは戦いたくないとは思ってないようで暫く呆気に囚われた後はすぐに追ってくる。


暫く逃げる追いかけるの鬼ごっこを続け、川の音が聞こえてくるほどに森の出口付近に近づいた時に、この鬼ごっこは唐突に終わりを迎える。


なぜなら俺がまたもや方向転換して今度はゴブリンの方に向かって行ったからだ。

そして、またもや呆気にとられるゴブリン。こんな事を思ってはダメなんだろうが、とても面白い。翻弄している事実に愉悦を感じてしまう。


今の俺は普通の状態じゃあない。ゆえに、命を危険に晒す。そもそも、敵には弓使いがいるのだ。遠距離攻撃してくる敵がいるそんな状況で川を渡ろうなど考えるほど俺は頭悪くはない。

俺が逃亡したと思わせた理由は追いかけさせる事で敵の数の把握、更には慣れない場所よりも普段から使っている場所を戦いの場所にしたかったためだ。さらに、無いとは思うが敵の援軍も警戒している。

とゆうよりも、あんなに俺をコケにしてくれたんだ。そんな理由がなくとも絶対に逃げるなんてありえない。絶対に殺してやる。


(まずはお前だ!)

俺は、一番前を走っていた剣を持ったゴブリンを標的に定める。相手のゴブリンも自分が標的にされたのを感付いたのだろう。たち止まり、迎撃の準備に入った。

そんな事御構い無しに俺は横薙ぎの一閃をお見舞いする。だが、準備をしていたゴブリンは難なく受け止める。


「これで、死なねえならお前は邪魔だ!退いてろ!」

受け止められたと、同時に走って勢いのついた横蹴りをゴブリンの横腹にブチかます。


勢いが乗っていた事とガラ空きだったのが幸いして、思いっきりゴブリンは吹き飛んでいく。

「グゲッ‼︎」

そんな息の詰まったような音を残して。


次に近いゴブリンは槍使い2体。こいつらは雰囲気が他のゴブリンと違う。何かの仇を取ろうとでもゆうような感じで迫ってくる。


(何でこいつらだけこんなに必死なんだ?いや、もしかするとあの洞窟前で殺した槍使いのゴブリンと家族だったのか?見た感じ兄弟ってところか?ハッ。ゴブリンのくせに家族の仇とか人間くせえな。お前たちはモンスターだろう。そうゆう事を考える立場じゃねえよ)


発射(リリース)

その瞬間時が止まる。景色の色も無くなる。


(2秒あれば十分だよ)

通り抜けざまに頸動脈を切り裂く。

槍を持ったゴブリンの横をちょうど抜けた先で時と色が戻り始める。次には槍を構えた2体から激しく血が噴き出す。お互いの血で身体を赤黒く染めていく。そしてそのままお互いの血が混じった血液の水たまりに倒れ、沈んでいく。


そんな様子を横目で見ながら次の目標を探そうとした時に、突然影が差す。


何事かと上を見てみれば槌を振り上げたゴブリンが自分目掛けて降ってきていた。


当然慌てて、後ろに下がる。


直後、途轍も無い衝撃が地面を通してやってくる。


「おいおい。ゴブリンの筋力じゃねえだろそれ。どうなってんだよ」


衝撃の後には槌を振り下ろしたゴブリンと振り下ろされた地面が耐えきれずに網目状にひび割れたしまった結果が残った。


そして、俺と槌を持ったゴブリンは向かい合う。


間には先程殺したばかりの2体のゴブリンとその2体が作った血だまり。


その2体の状態を槌を持ったゴブリンはチラと見ただけでこちらを見据えて戦闘態勢に入る。欠片も気にした様子は見せない。本当に今から怒る戦いだけに集中している感じだ。


「ヤベェなお前。立派な戦士じゃねえか。俺なんかよりもよっぽどな」

本当に転生してからは嫌になる。転生する前は何にも感じることはなかった、言っては悪いが弱小の敵から学ぶ事が多すぎる。本当転生する前の俺の神経って言って良いのかな?どうなってたんだよ。


まあ、自分を卑下するのはとりあえず置いておこう。今は俺もこの戦いに集中する戦士となろう。


また、しばらく睨み合い膠着状態に入るかと思われそうになった時に両者とも動く。

ゴブリンはその槌の威力を最大限生かそうと横振りのフルスイングを。俺はその槌に当たらぬように懐に潜り剣を貫きとうそうとする。結果はどうやら俺の勝ちのようだ槌を避け後は懐に潜り剣を刺すだけ、という時に矢が飛んでくる。俺は慌ててそれを避ける。その隙に槌を持ったゴブリンも後ろに下がる。


「そういや、お前だけじゃなかったなゴブリンわ。弓使いが3体残ってたっけ?真剣勝負に水を差してくれて、最悪だな。装填(チャージ)


ゴブリンもチラと後ろを見た後もう一度攻撃態勢に入る。そして、今度は睨み合い、となる前に戦闘が始まる。第三者、つまり三方向からの矢が飛んでくる事によって。


発射(リリース)

呟くと同時に走り出す矢が飛んで来た方向に向かって。時と景色が戻る頃には一体の弓使いのゴブリンとの距離は半分を切っていた。当然慌てて矢を射かけてくる。飛んで来たと感じた瞬間。


装填(チャージ)

と同時に頭を飛んでくる矢に向ける。

そうすれば、時と景色が止まる。


この生死ノ境は、命の危機が迫らなければ自動発動しない。つまり秒数を長くしたいなら自分から命を危機に晒せばいいということだ。

まあ、こんな状況じゃ無ければこんな頭いかれた作戦なんて使わないけどな。怖すぎて。


だがこれの効果は絶大だった。一気に距離を詰め余裕で弓使いのゴブリンを一体殺せた。そして次のゴブリンに向かう。


そして時が戻ればまたあの言葉を呟く。

装填(チャージ)

(このまま弓使いは全滅させてやるよ)


だが、今度はさっきと同じ結果にはならなかったなぜなら、呟いたと同時に時が止まったからだ。

「は?どうなってんだ」


その答えは横を振り向けば分かった。なんとあの槌使いのゴブリンが死んだゴブリンが持っていた槍を投げてきていたのだ。そして、時が止まったというその事実はこのスキルが無ければ俺は命を失っていた可能性が大きかったということ。


「本当にマジかよ。時を止めてたことを計算にいらたらあいつが行動できたのは数秒だけだぞ。それを、それなのに、次の俺の行動を予測して槍を投げてきたってのか?マジで馬鹿げてる」

と言いながらも俺は自分の口角がつり上がっていることを自覚していた。

だって、こんなにすごいんだぜ。すごいと思える敵と戦えるのは嬉しいことだ。そんなことを思ってしまう自分がいることが分かる。だから笑ってしまう。


だが、戦いは戦いだ。厄介な敵から攻撃するのは当たり前だ。ゆえに、狙わせてもらうぜお前から。

俺は方向転換して槌使いの方を狙う。


そしてまた、時が動き出す。

(余計なこと考えてたせいですぐに動き出したか。勿体無いことしたな。まあ、それでもまた同じ事をするだけだ)


装填(チャージ)


後ろから来る矢など気にしない。ひたすら一直線に槌使いを目指す。

向こうも待ち構えていることだしな。


そしてまた、再び対決する。


だが、時を任意で止められる俺に一対一で勝てるわけもなく。


発射(リリース)


この言葉と同時に首を切り裂く。


そして時が戻り血が俺にかかる。


「お前の血ならかかる意義はあるってもんだな」

槌使いの血が俺を真っ赤に赤黒く染める。


装填(チャージ)

そして、この戦いを終わらせようと動き出そうとした直後

ドスッ

脚に激痛が走る。正確には左脚に、だ。


「なっんだってんだよ」

そして見てみれば槍が左脚に刺さっていた。


「ああ、ちっくしょうが。そういや槍は2本あったな。最後の最後にやってくれたよ」


「グゲゲゲゲゲッ!グギャァーギャガャ!」


最後に残した言葉は恐らく俺の技の弱点だろう。喉を切られたせいでちゃんと発音することはできていなかったであろうが、それでもきっと意味は伝わった筈だ。言葉を理解できないから断言は出来ないが。


「最後の最後まで戦士してくれやがって。この野郎が。マジでカッコいいじゃねえか」


そして、予想どうりと言って良いのか、矢の軌道が変わった。脚や腕を集中的に狙ってくるようになった。


「こうなったら仕方無えな。勿体無いからあまりしたくはないんだが、自分でスキルを使うか。

発・・・ヴァ?」

スキルを使おうとした直後突然目から血が出てくる。ドロリと、しかも結構な量が。


「なんだ、ごれ?」

景色が揺れる。目の焦点が定まらない。

そんな状態でいることがどれほど危険なのかはこのあと身を以て知る。

避けることができなかった矢が右腕に二本刺さり。

その直後そんな衝撃よりもさらにすごい衝撃が身を襲う。胴を剣で刺し貫かれていたのだ。


「ギギーーッ!」

受けた衝撃に振り返ってみれば最初の頃に吹き飛ばした剣を持ったゴブリンであった。


「ど、どゔじでばづどゔじないんだ?」

朦朧とした意識の中で発動していた表示(アナウンス)の文字を見てみると。


装填(チャージ)により4、ポイント消費します。現在総合で46、です。

発射(リリース)が確認されました。限界使用のため更に9、体力が減ります。・・・限界使用失敗しました。発動確認されません。矢のダメージにより28×2、の56、ダメージが入ります。

生死ノ境の自動発動・・・失敗しました。

剣のダメージにより130、のダメージです。

警告、体力が三分の一を下回りました。ご注意ください】


(これだから脳内変換にしてたらダメだったんだ。やっぱり文字だけじゃなくて音声もつけてもらわないとダメだ)

こんなアホなことを考えてしまった。


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