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僕と俺の選択道  作者: カタナナタカ
第1章 それは、人生の序章の序章それでも悩み生きていく
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恥態と驚愕と恥辱

初めて2人?以外の登場人物が!


まあ、ちょっとしか喋らないんですが・・・・・

久しぶりに目が覚めて、意識が覚醒するのを懐かしく思うよりまず、感じてしまった。


気持ち悪い。

なんか知らんけど気持ち悪い。

いや、分かってるんだ。でも分かりたくない。


だって、いくら赤ん坊になったからって、これは無い。

精神年齢は、もう大人なんだぞ。



お漏らしするとか、どんな恥さらしなんだ。



恐らく、この気持ち悪いのから逃れるためには、泣かなければいけないのだろう。


しかも、外に聞こえるくらいの大きな声で。



そんな事したくない。

でも、早く、気持ち悪いのから解放されたい。


しかし、周りを見てみても、やはり人間らしきものはいない。


見えるのは、火の玉くらいだ。



・・・・・は?


いやいやいやいやいや、待て待て待て待て待て。



火の玉?へ?火の玉?


あれか、赤ん坊のころは多感とか言うやつか。

精神が大人でも、赤ん坊になると多感になれるんだな。


多感になれるって言うのもおかしい気がするが・・・



まあ、イイんだ。

そうイイんだ。


今は、そんなことよりも、幻惑を見ているだろうことよりも、この気持ち悪いのを取り除かなければならないんだ。


そうだ、きっとこの気持ち悪いのから解放されればこんなの見えなくなるに決まってる。

そう、決まってるんだ。


だから早く何とかしないといけ『お、起きたみたいだなぁ。おはよう、と言っとくぜ』

・・・・・・


ハハ、幻聴が聞こえてきたな。本格的に何とかしないといけないみたいだ・・・・


ふう、

すう〜〜〜〜っ

「お、ギャアーーーーーーーーーーーーーー⁉︎」



『うおっ、うるせえ』


ガシャン、ゴトン


「きゃっ、なに、この声⁉︎赤ちゃんがどうかしたのかしら⁉︎」



うわあ、うわあ、うわあ。

まただ、また聞こえた。


うわあ、うわあ、うわあ、うわあ。

「おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ」


『おいおい、落ち着け契約者ぁ。

俺はぁ、悪神だぁ。

お前がぁ、契約したんだろうがぁ』


(ん?

悪神?契約者?



・・・・・ああ、何だ。

そうだったのか。


まったく、焦った。

すごく焦ってしまった)



ほんと、焦らせないで欲しいものだ。

悪神ならそうと、早く言ってくれたらいいのに。


『勝手に慌て出したのはぁ、てめえのクセなのに、いい度胸してやがんなぁ。

何だぁ、もう一度あの世に行ってみたいのかぁ』


(・・・・・怖え。

何、こいつ。

こんな怖いやつだったっけ?


まあ、まあ、落ち着け。

確かに俺が悪かった。

だからここは、落ち着いて・・・・・)



"バタン!"



(・・・・・ばたん?)


「はあ、はあ、

赤ちゃん、今の声は何だったの?

・・・あ、お漏らしだったのね。

よかったわ。

まるで、おっさんが悲鳴上げたような声だったから何があったのって焦ったわ。

そういうことなら、早くおしめ替えないとね」



(ん?誰だこの女。


見た感じ、20代かそこらだな。

髪はストレートで、でもところどころボサボサしてる。

よく洗えてないからだな、もったい無い。

洗えたら、すっごい綺麗な髪だろうに。

ちなみに色は、金だ。


外見は、普通に綺麗だな。

こう、普通に綺麗だな。

うん、普通に綺麗だ。

可もなく不可もない感じだな。

美人すぎないし、かといって悪くはないって感じだな。


胸は・・・・・考えないでおこう。

なぜか、考えたら危険な気がする。


身長は、150ってところか。

体格は、華奢だな。

うん、華奢だ。

すらっとしているな。

それでいい。それでいいだろう)



「はい、おわり〜。

それじゃあ、私はまた外に作業しにいくからね。

ちゅっ」



(・・・・・よし、現実逃避はもう良いだろう。


何で現実逃避したかって?


決まってるだろ。

精神年齢は大人の俺がオムツを替えられたんだぞ。

そりゃ現実逃避したくなる。

しかも、最後のちゅっって何なんだ?

絶対いらなかっただろう)


『てめえ、さっきからずっと誰に言い訳してんだぁ?』


(・・・・・お前しかいないだろう)

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