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僕と俺の選択道  作者: カタナナタカ
第1章 それは、人生の序章の序章それでも悩み生きていく
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事実と発覚と虚しさ

あれから2年と少したった。もうすぐ三歳の誕生日を迎えるってところだ。


この2年と少しの間俺は、俺の復讐のために順風満帆な生活を送って・・・・・はいなかった。

なぜかとゆうと俺の前にいくつもの壁が立ち塞がったからだ。


その最たるものとしてあげられるのが、赤ん坊の身体って本当に脆いんだね、だ。

なぜこんなことを言っているかとゆうと、実は1歳と約6ヶ月経った頃、そうあの時から約1年が経った頃だ、俺は唐突に暇になった。

いや、わかってた。唐突なんかじゃない、ずっと暇だったんだってことぐらい。


ってことで俺は、筋力を鍛えるために筋トレを始めようとした。そう、なんの前準備もせずにいきなり腕立て腹筋背筋という定番とゆえば定番の筋トレを始めようとしたんだ。


結果は言わずともわかると思う。


そう、腕立て5回目の時につってしまった。


あの時の痛さは忘れられない。地獄のようだった。

それまでに境界線をはっきりするために頑張って収支でプラスにした悪貢を(+2ポイントぐらい)俺が持ってた1ポイントを足した合計3ポイントで薬草を買ってしまったほどだ。


これにより俺はしばらく筋トレを封印せざる終えなくなってしまった。

だって筋トレして一歩死に近づくとかやってられないだろう?


『一歩じゃなくて三歩ほど近づいてるけどなぁ』


(・・・・・余計なことは言わなくていい‼︎)


まあ、そんなことがあったわけだ。

これで簡単にできる自己鍛錬の一つが潰えてしまったわけだが、まだこの時の俺は希望を捨てていなかった。もう一つあったからだ。そう、まだこの時はあったんだ希望は・・・・・。


それは筋トレのせいでつってしまい、泣く泣く薬草を買ったのを塗り、安静にしていた時だ。

俺は考えるのも嫌だった前世のことを必死に思い出していた。


なぜかと言われると、簡単に言うならばもうアイディアが浮かばなかったからだ。前世の訓練や勉強をどうやっていたかを思い出さなければ俺は強くなることができない。

なので泣く泣く思い出していた時だ、その時俺はある訓練を思い出した。


それは何かと言うと、内気功術と言われる武道の技の修行の一つだ。これは、体のうちに流れる(マナ)を操り身体を補助や強化したりする技で、魔法が苦手と言うものや使えない者でも魔力量を増やすことができるという(魔力量は、使えば使うほど最大値に届くまで増やすことができる。逆に言えば魔力を使わなければ最大値に届くことはない)素晴らしい技なのだ。


そこで俺は前世で教えてもらった通りに、練習に励んだ。


まずは、身体のうちにある(マナ)を意識する。

次に、それを全体に行き渡らせる感覚を意識する。

それを安静中ずっと続けていた。


・・・・・それが悲劇につながるとも知らないで。


練習を続けてから10日ほどたった頃だ。

前世では3日でこの内気功術をスキルとして覚えたというのに、いくらスキルの欄を視ても増えてなかったので、おかしいなと思いつつ、何気なく本当にたまたま、悪神に聴いてみたんだ。


そしたらあいつは、何も思ってない眠たげなやる気ない感じの声で、あんなことを言いだしやがったんだ。


『ああぁ、言ってなかったかぁ?

おまえはぁ、アビリティの“悪神の契約者”の呪いのようなもののせいで、自分でスキルを覚えることできないからなぁ。

ってことでスキルを覚えたいならぜひ、イヴィル・ウインドウで、買ってくれ』


(・・・・・・・・・・・・。

もういいや。

なんか何もかもめんどくさい。

しばらく寝るわ)

『?どうしたんだぁ。

気分でも悪くなったのかぁ?』


(お前が、それを言うな‼︎

くっそ、何が説明終わっだ‼︎

全然終わってないじゃないか。しかも結構大事な説明が、抜け落ちてんじゃねえか!

くっそ俺に恨みでもあんのかよ。

今まで俺が費やしてきた時間って一体何だったんだよ)

『これが世に言う、頑張りが海の藻屑にだなぁ』



ということがあったわけだ。

これにより俺は完全に意気消沈、今の今まで何もしてこなかった。

だが、もうすぐ3歳になる。

俺はここから新たなスタートを切る‼︎


ということで、明日から身体をちゃんとほぐしてから走って、軽い筋力トレーニングを開始する。


『なあぁ、誰に説明と、抱負を述べてんだぁ?』


(そんなの決まってる、

自分自身にだよ!

明日から生まれ変わるためにだよ。

ちなみにお前への怒りを忘れないという意味も込めている)


『根に持ちすぎだろこいつ』

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